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NHK杯2015、2つの歴代最高得点大幅更新後に羽生選手が見せた本当のレクイエム

2015-11-30 | 羽生結弦選手のおススメ演技動画集

羽生選手、ショート、フリーともに新記録、歴代最高得点更新、おめでとう!! 

殆ど完璧に近い、素晴らしい渾身の演技を、ありがとう!!

 

何から書いてよいのか迷うほど、あまりにもいろいろなことを思い、考えさせられ、感じさせられたNHK杯でした。

 

ショート、フリーともにノーミス・ほぼパーフェクトを達成、しかも、過去最高の超高難度構成で見事に滑り切った羽生選手の演技は、

本当にとてもとても素晴らしかったです!!

ショートもフリーもエキシビションも、どれもが本当に良かった!! それぞれの演技後、本当に嬉しそうだった姿が何よりでした。

 

 

羽生選手は、「興奮しすぎて、上手く眠れなかった」と他のインタビューでも答えていました。 そうでしょうね。(笑)

私は、祈りながら、そしてあまりにもいろいろな思いが去来しすぎて、涙が止まらなくなり、泣きすぎで疲れ果てたため、何かを書く気力もなくなり、逆に久しぶりにぐっすり眠れました。(笑)

 

 浅田真央選手やヤグディンさん(ソルトレイク五輪・金)、イリヤ・クーリックさん(長野五輪・金)のコーチでもあった、ロシアのタラソワコーチが、今回の羽生選手の演技について語ってくださったものを、

ロシアン・フィギュアスケート・フォレヴァのブログ主様が翻訳してくださっているので、ご紹介します。ぜひご覧ください。

→ http://moscowm.blog61.fc2.com/blog-entry-839.html

ロシアのソチでのオリンピック金メダリストがまったく別の高みに到達したのを見れてとても幸せ。」と語って下さっています。

ロシアのタラソワコーチは、芸術性の高いプログラムを作るので、ファンの間でも人気です。そのタラソワさんに羽生選手が絶賛されているのを見て、私もとても嬉しいです! もともと、カナダに行く前は、羽生選手を高く評価してくださっていただけに、なおさら。(笑)

 

 

さて、私は先にエキシビションの感想から書かせてもらいます。

 

前回のスケートカナダの時、優しさに満ちた演技を見せてくださっていたので、今回は最初から、安心してみることが出来ました。

でも、今回は会場が日本。 

どんな思いを抱えた、誰が見ているのかわからない。

だから、羽生選手がどのようにこれを演技をするのかーーー何を表現しようとするのか、 静かに注目させてもらいました。

 

 

今回もまた、冒頭から、「今までのどの演技とも全然違っていて」、前回ともまた全然違い、非常に驚くとともに、すごく惹きつけられました。

 

羽生選手は前回と比べても、いくつもの箇所の振付を変更してあったし、ほぼ同じ振付だったとしても、さらに柔らかくなっていたり、

穏やかになっていたり、明らかに違う感情が込められていたように見えたけれども、

そのどれもが、そして一つ一つの変化が、私の心の琴線に触れていき、ハッとさせられるようなーーーーそんな、今までにない感覚が次々とありました。

 

音楽の演奏は、明らかに最初の頃のものとは違うように私には感じられました。

以前のものより、ゆっくりで、穏やかで、慈しみというか、愛が込められているように感じられ…

羽生選手のとても細やかで丁寧な演技との相乗効果で… それが強く伝わってきました。

 

正直に書くと、私は羽生選手の演技を観ながら、途中からリアルに、「自分が抱えてしまった感情」を思い出し、

心の中や記憶の中で「凍らせてあったもの」が次々と融けていくような感覚に、涙がこぼれていきました。

 

何が怖かったのか、何が悲しかったのか・・・ 何を置き去りにしてあったのか・・・ やっとわかった気がしました。

そして本当に安心しました。

 

今までの「天と地のレクイエム」を演技を観ていた時も、その情景はふっと何度も姿を現したりしたのだけど、私の心の中で、頑なに凍ったまま、情景は静かに消えていくだけでした。

でも、今回は違いました。

温かく融け、柔らかく解けていったのがわかりました。

 

ラストのほうではすでにボロ泣き状態だったのだけど、変更されていたラストを観てから、号泣してしまい、

 

本当に、これこそは 「レクイエム」だったと…。

 

この演技を見ながら、私自身が、「良い意味で」本当に心の底から泣けたのは、今回が初めてでした。

 

その後、私はものすごく、心が軽く、楽になりました。 

 

前回のエキシビションでは、穏やかに安心してみていられたから、この「天と地のレクイエム」で、まさか自分がこんなに泣くことになるとは、全然、思ってもいませんでした。

 

今年に入ってから、羽生選手の演技を見て、何度泣かされてしまったか… 4度目かな?(笑)

それぞれ涙の理由は、一つずつ全然違うのですが、

今回の涙について言えば、「すごく良い涙だったし、言葉にできないほど、有り難かった」とだけ、書いておきたいと思います。

 

そんな素敵な演技をしてくださった羽生選手に感謝し、癒してくださった神様に心から感謝します。

 

 

羽生選手が、ここまで毎回演技を変えてこられることーーーーそのことは、ホントに驚愕です。

イーグルで挟んだトリプル・アクセルは良かったですね。

ショートでこれがなくなった分、こちらで見せてくれようとする羽生選手の意気込みや思いは、多くの人に伝わっていると思います。

 

 

 

アンコールでの「SEIMEI」の最後のコレオシークエンス。

衣装がこれだと、同じ演技でも、ちょっと不思議な感じだな・・・ なんて思ったりもしたのですが、でも、羽生選手の真剣でまっすぐで勢いのある演技に、見入りました。

ハイドロも長くて、レイバック・イナバウアーはすごく長くて素晴らしかったです。

 

やっぱり、羽生選手のハイドロとレイバックイナバウアーはいいですね~!!(笑)

 

羽生選手の中では、「SEIMEI」とこの「天と地のレクイエム」は、きっと相互に連動した意味をもっているのでしょうね。

 

フィナーレの最後に見せてくれた、羽生選手の最後の高速スピンがまたとても素晴らしくて、そして羽生選手が本当に嬉しそうでイキイキしている姿を見て、

本当に充実した3日間だったとよくわかりましたし、きっと本当に幸せな大会になったことでしょう。

最後に羽生選手が、天を仰ぎながら顔を輝かせているその姿を見ていて、とても幸せな気持ちになりました。

エキシビション・フィナーレ動画 ↓ 

 

 

終了後、興奮状態が終わった頃に収録したと思われる(笑)、独占インタビューの入ったニュース動画。

http://www.dailymotion.com/video/x3g4o1c_151130-%E7%B5%B6%E5%AF%BE%E7%8E%8B%E8%80%85%E3%81%B8%EF%BD%B0%E4%BA%94%E8%BC%AA%E9%80%A3%E8%A6%87%E3%81%B8%E3%81%A4%E3%81%AA%E3%81%92%E3%82%8Bn%E6%9D%AF_sport

 

こちらのインタビューでも、羽生選手はあこがれのプルシェンコ選手のような絶対王者に、そして、彼の様な唯一無二の存在になりたい、と語っています。↓

 http://www.dailymotion.com/video/x3g3igu_151129-%EF%BD%8E%E6%9D%AF-%E4%B8%80%E5%A4%9C%E6%98%8E%E3%81%91%E4%BC%9A%E8%A6%8B-ex-news-1_sport

「やっと、自分自身の色というか、そういうものを、ちょっとずつでも見つけられたかな、と思っています。」

「プルシェンコさんの選手像が 自分の中ではもう完全に絶対王者、もうあこがれのヒーロー、という感覚なので、

ああいう風になれたらいいな、というか… 彼のような存在になれるように、努力したいな、と思っています。」

 

ぜひそうなって下さい。

でも、羽生選手は既に唯一無二だと思うし、

人間は誰もがみんな、この世で「唯一無二」の存在です。(笑)

誰一人、同じ人はいないという、その奇跡。

 

そんなことを観る者に伝えてくれる、フィギュアスケートという美しい競技をリードする、素晴らしい王者でい続けて下さい。

 闇を消し去るほどの光で、いつも輝いていてほしいです!

 

他に、羽生選手がプルシェンコ選手について語った言葉はこちら。→ http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151129-00000048-dal-spo

上からの引用: グランプリファイナルへ向けての羽生選手の言葉

「他の選手は関係なく、自分の記録だけじゃなく、自分の演技を超えられるように頑張りたい」

 

 

気持ちを切り替えて、明るい笑顔でキュートに軽快に演じてくれた、浅田真央選手のエキシビション→https://www.youtube.com/watch?v=va4KQFDCqXM

衣装が印象的で、本当に美しい舞だった、宮原知子選手のエキシビション→https://www.youtube.com/watch?v=24yMWK0UN7U

 

エキシビション前の羽生選手と浅田選手の様子を記した、ちょっとホッとする、こんな記事も。→ http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151130-00000042-dal-spo

 

 

羽生選手!  驚異的に素晴らしい演技を、3日間、本当にどうもありがとう!!

やっと、本来の羽生選手の、その本当の才能の凄さを見られた気がしました。

 

これからも、その素晴らしい才能と豊かな個性を遺憾なく発揮していけますように… 心からお祈りしております。

 

今後も毎回素晴らしい演技が見られますように… 無理なく、健康も心も、守られていきますように。

 

これからも羽生選手の演技を、とても楽しみにしています!

 

 

 最後に、羽生選手と、今現在、辛い状況や試練のただ中にあるすべての方へ、この言葉を贈ります。

 

「およそ鍛錬(たんれん)というものは、当座は喜ばしいものではなく、悲しいものと思われるのですが、後になるとそれで鍛え上げられた人々に、義という平和に満ちた実を結ばせるのです。」

(ヘブライ人への手紙12章11節・聖書・新共同訳より)

 

「だから、私たちは落胆しません。たとえ私たちの「外なる人」は衰えていくとしても、私たちの「内なる人」は日々新たにされていきます。 私たちの一時の軽い艱難は、比べものにならないほど重みのある永遠の栄光をもたらしてくれます。」 

(コリント人への手紙 第二 4章16節~17節  聖書・新共同訳より)

 


羽生選手おめでとう!!NHK杯2015でショート歴代最高点更新・「バラード第一番」の演技!

2015-11-28 | 羽生結弦選手のおススメ演技動画集

 

羽生選手、おめでとうーーーー!!!

やったー!! 素晴らしかったです!!

期待していました! ブラボー!! 本当に嬉しいです!! 

 

羽生選手が、構成を大幅に変えて、4回転2種類を2度前半に入れるプログラムに挑戦。

ソチ五輪で打ち立てていたショートの歴代最高記録を塗り替えて、

ノーミスの演技で見事にまとめ、106.33点という新記録を出しました

 英語版解説

 

 

 

前半は、4回転サルコウと4回転トーループ+3回転トーループのコンビネーションを,

後半に、3回転アクセルを入れ前回とは全く違った演技構成に変更して挑んできました。

 

特に大幅に印象が変わったのは前半。

ジャンプを2つ入れたため、かなりの部分が変更に。

4回転サルコウの着氷はちょこっとヒヤリとしたものの、驚異の修正力(?)で着氷後直ちにイーグルにするという高難度を決めてみせ、

4回転トーループ+3回転トーループのコンビネーションジャンプは全く危うさもなく美しく完璧に決め、

後半のトリプルアクセルは、羽生選手得意のバックアウトカウンターから入り、着氷後はそのまま片足で滑り続ける、流れのある美しい形の独特なもので、思わず目を見張りました。カウンターに入る前の動きも、着氷後も、非常に印象的でした。

 

足換えシットスピンが後半に移動してしまいましたが、個人的には、このシットスピンが超がつくほど素晴らしかったです!!

手の表現や形に非常に工夫があり、前半にあった前回よりも回転も速く回転数も多く見えた気がしましたし、イメージもテンポも音楽にもピッタリあわせてあって、見ていてとても心を奪われました!!

カッコよくて、もう、見事だとしかいいようがなく。

 

終盤のステップに入る前も今までより印象的になり、余裕もありましたし、音にも合っていましたし、

難易度の高い、得意のラストのコンビネーションスピンは、あの羽生選手にしかできない超・柔軟性の要求される形のところが、今までで一番きれいに見えた気がしました。そして何より、最後までノーミスで決めてくれました! 本当におめでとう!!

 

あえて言うなら、終了直後の顔が、気合が入りすぎていて、ちょっと怖かったですね!(笑)

だってこれ、ショパンでしょ?!(笑) ベートーヴェンの「運命」じゃないよ! と言いたくなりましたけど、まあ、まあ、羽生選手にとっては運命的な日だったということで。(笑)

なんか、激しい曲を指揮し終えた、指揮者の顔みたいでしたね。

それだけ気合が入って、曲へも入り込んで本気で取り組めたという証拠でしょうけど、もう少し怖すぎないキリッとした顔で終えてくれたら、さらに猛烈な拍手を差し上げたいところでしたね。(笑)

考えてみると、羽生選手は、アスリートと指揮者が合体したようなタイプなのかも… とちょっと思いました。(笑)

 

 

4回転サルコウの着氷はちょっとだけ危うく見えただけに驚異的でしたけど、「美しさではまださらにこの上ができるのが羽生選手だよね」、と思わせてくれるところが、凄いですね!

 

スケートカナダの演技は、後半とジャンプのノーカウントによる得点のせいで色々言われてしまっていても、前半の表現は見事で、すごく光る良い部分が沢山あり、さらに良くなる兆しが沢山見えていたので、私は今回、この「バラード第一番」にとっても期待していましたので、すごく嬉しいです!! 

色んな意味で、羽生選手らしい演技でした。 

 

羽生選手は、重要なポイントを既に突破したように思うので、あとはもう、さらに良くなる一方だろうと私には思えます。

でも、さらにどんどん挑戦していくつもりっぽいことをインタビューで答えていたので、どこまでどんな風になるのやら。

既に、この「バラード第一番」は、演技にいくつものパターンが出来ていて、「パリの散歩道」以上にバラエティに富んでますけど、羽生選手の心が一番自由に、そして楽に見えたのは、今回のものだったと思いました。

 

こちらは、終了直後の羽生選手のインタビュー。

 

羽生選手の努力が報われて、本当に良かったですね!

本当に一生懸命頑張ったんだな、というのは、前日の会見や練習から、羽生選手の表情にも、自信にも、にじみ出ていました!!

 

 

さて、何よりも個人的に嬉しかったのは、終了後の羽生選手のインタビューで出てきた、次の言葉。

楽しめたようで、ワクワクしながらできたとのことで、何よりでした! 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151127-00000088-dal-spo

 以下、上の記事からの引用です。

 「一言でいうとまだ明日があるなというのが率直な心境です。なんかみなさん心配されていたと思う。このプログラムで1回もノーミスでできていなかったので。力の入った応援を感じました(笑)。正直、楽しかったです。1組目で金博洋選手が95点を出していたけど、自分には関係ないと思っていた。自分自身がこのプログラムを、久々にワクワクしながらできた。失敗を恐れずに滑ることができた。完璧まではいかないけど、すべてのジャンプに立てたので、嬉しい」

 -106・33点という得点を見たときは?

 「あんまり驚きはなかった。それよりもやっとノーミスでできたというホッとした気持ちが大きかったですね。“羽生復活”とスコア的に思われるかもしれないけど、今の自分ができる最高難度の演技ができたというだけ。これからもさらに難しいジャンプの入り方とか、後半に4回転を入れるとか、すべて成長していきたい」

 -4回転ルッツを跳ぶ金博洋選手ら若い選手が成長してきているが、意識はする?

 「日本では宇野昌磨選手をはじめ、たくさんの素晴らしい選手が上がってきている。でも、僕、年寄り扱いされてるけど、まだ20歳なんですよね。おそらく僕が無良選手と戦っているのと、あまり変わらないと思う。先輩だからとか思っていないし、絶対勝ってやろうと思っている。彼らもそうだと思う。僕自身、素晴らしい選手がシニアに上がってきてくれて嬉しい。僕はまだルッツやループを演技に組み込めるほどできていないので、彼の素晴らしいジャンプを研究させてもらってます、と伝えたい」

 

私は今現在、個人的には、将来、羽生選手の最強ライバルになりうるのは、ボーヤン選手よりも、別の選手のように思っています。(笑)

(それにしても、ボーヤン・ジン選手(金博洋選手)をはじめ、中国選手に対する日本マスコミの読み方、どうにかならないものでしょうか。 

中国では、ユヅル・ハニューって呼んで下さっていますよね? 「羽生結弦」の漢字の中国語の音読みされたら、誰だかわからないですよね…。)

 

「年寄扱いされているけど」という言葉が、笑えます。  

確かに、まだ20歳です。(笑) ふつうの男子シングル選手は、まだまだこれから、ってところですよね。

羽生選手の技術の最終目標はまだずっと上だろうし、まだこの上の洗練された世界があるように思えるし、ご本人もそのつもりのようです。 楽しみにしています!

まずはやはり、ショートでも後半に4回転を入れていきたいようですね。 

ホント、一歩一歩、頑張ってほしいです。(笑)

 

ループについては、オーサーコーチが前回、ちょっと匂わせていましたけど、どうなるのでしょうね。 

いつかの楽しみにしておきます!

 

 http://mainichi.jp/sports/news/20151128k0000m050119000c.html

↑こちらでは、「心から演技ができた」とのコメントが載っています。 それは伝わっていると思います!(笑)

「4回転トーループはソチ五輪を制した2シーズン前に跳べていた高さを追求。大会での衝突事故によるケガや腹部の手術も重なった昨季は、ジャンプへの入り方や、氷を蹴るつま先のつき方が微妙に狂っていたが、スケートカナダ後に修正。」

と上の記事には書かれており、やはり怪我や手術等の影響はあったようです。

 

 

次のものは、浅田選手と羽生選手の、トリプルアクセル秘話、という番組の動画。 ↓

(このブログでは何度も書いてきた、羽生選手のトリプルアクセルが、浅田選手のを見てマネして跳べるようになった、という内容です。)

懐かしい映像。(笑)

最後に、羽生選手がインタビューで、当時のことについて答えているのが見られます。

http://www.dailymotion.com/video/x3fpeyg_151127-yuzu-mao-%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%97%E3%83%AB%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%83%AB%E7%A7%98%E8%A9%B1_sport

 

無良選手と、宮原選手は、それぞれとても素晴らしい演技を見せてくれました!! とても楽しめ、魅了されました!

 

浅田真央選手は今日はちょっと残念でしたけど、実力はやはりダントツなので、ぜひとも気持ちを切り替えて、自信をもって、明日のフリーに堂々と臨んでほしいと思います! 

 

羽生選手も浅田選手も、フリーの試合を、心から楽しめますように…!!

思い切って頑張れ! (笑) ファイトー!!

フリー後に、お二人の、それぞれの幸せな笑顔が見られるように、心からお祈りしております!!

 


NHK杯2015の公式練習と羽生選手の会見・SPで4回転二つの新挑戦へ!

2015-11-27 | プロアスリート羽生結弦・羽生選手関連ニュース

羽生選手が、NHK杯のショート「バラード第一番」で、

今までよりレベルを上げ、4回転サルコウ、4回転トーループ+3回転トーループ、さらに、3回転アクセル、という構成で挑むことが公表されました。

いや~、ついに来ましたね!

私は実はオータムクラシックの時からこれを予想していたので、「きゃあ~♪ やったー!頑張って!! 」と嬉しい悲鳴を上げております。(笑)

ニュース記事 http://www.sankei.com/sports/news/151126/spo1511260002-n1.html

 

 動画その1 http://www.dailymotion.com/video/x3fnqd9_151126-%E5%85%AC%E5%BC%8F%E7%B7%B4%E7%BF%92-%E4%BC%9A%E8%A6%8Bnews-4-etc_sport

以下、「 」内の太字は、羽生選手の言葉です。 

(動画によって、羽生選手の言葉のカットされ方が違うため、複数ダブっていますが、そのまま書き出してみました。)

「まだ挑戦できるなという感覚があり、かなり一生懸命練習をしてきて、自分の中では手ごたえもすごくありますし、

試合のための練習、またはそのスケートカナダから得た課題、様々なものが沢山ありましたけれども、そういうものを克服するための練習を自分の中ではしてきたつもりです。」

「オーサーコーチの反応から、もう2回入れるのか、というような反応がありました。(笑)」

「さらに難しい構成になるので、そういう意味を込めて、挑戦という形でやらせていただきたいと思いました。」

 

その2  テレビ朝日系: ジャンプをきれいに決める羽生選手が見られます → http://www.dailymotion.com/video/x3fn2n1_151126-%E5%85%AC%E5%BC%8F%E7%B7%B4%E7%BF%92-%E4%BC%9A%E8%A6%8Bnews-2_sport

「まだ挑戦できるなという感覚があり、スケートカナダが終わってすぐに練習し始めました。

さらに難しい構成になるので、まあ、挑戦という形でやらせていただきたいと思いました。」

 

その3 NHKニュース 笑顔の羽生選手が見られます → http://www.dailymotion.com/video/x3fnfex_151126-%E5%85%AC%E5%BC%8F%E7%B7%B4%E7%BF%92-%E4%BC%9A%E8%A6%8Bnews-3-etc_sport

 

 しっかり自分が見せたいこと、自分が表現したいこと、そういったすべての面で、『あー、羽生結弦、ちょっとでも変わったな』と思ってもらえるような演技がしたいと思います。(笑)」

「 さらに難しい構成になるので、挑戦という形でやらせていただきたいと思いました。 」

「 このショートプログラム自体が2年目のシーズンになるので、やっぱり自信をもってやっていけるかなという風に思い、今回、こうやって4回転2本、入れることになりました。

 一生懸命、練習してきたつもりですので、一生懸命演技することを、まず目標に頑張ります。 (笑)」

 

 

羽生選手は、自信に満ちたしっかりとした受け答えで、とても良い表情をされていますね!!

 

 

シーズン初めのオータムクラシックの時、公式練習で4回転トーループ+3回転トーループを練習している羽生選手の姿があったのですが、ジャンプの前後の動きは「バラード第一番」のようだったので、たぶんシーズン途中で入れてくるのだろうと予想していました。

そうなると当然、もう一つのジャンプは4回転サルコウになるだろうな、と。

 

最近羽生選手に注目した方々の中には、勘違いされている方もいらっしゃるようなのですが、羽生選手は、もともとルッツは苦手どころか、どちらかといえば、かなり得意だったのです。

KENJIの部屋でも、「僕、ルッツは苦手じゃないですよ」とわざわざ言っていて、宮本賢二さんも、「知っているよ」(笑)と答えています。 

昨シーズンから4回転ルッツを練習で跳べるようになってきていて、そのせいで逆に3回転ルッツの調子が悪くなってしまったと言っていましたし、

(プルシェンコ選手は、羽生選手を見て、ルッツの不調は怪我の影響だろうと当時分析していましたので、本当はそれもあるのかもしれませんし、手術の影響等もあるかもしれませんけれども、羽生選手はそこは語らないので… )

フリーを観ていても、今シーズンは4回転サルコウのほうが絶好調に見えていたので、これは、とても良い選択なのではないかと私は思います。

このように、「4回転が跳べるようになると、同じ種類の3回転ジャンプの調子が悪くなってしまうことがある」という話は、以前から時々選手たちから聞くことがありました。 跳ぶ時の感覚がかなり違ってくるようです。

 

公式練習ではバッチリだったようですが、ぜひ本番も頑張ってほしいですね!

 

この構成だと、前回の様に回転が抜けて回転数が不足してしまったがために「得点がゼロ」になってしまうようなリスクがなくなりますので、余計なことを考えずに、落ち着いてジャンプに臨めるので、絶対に良いでしょう。

もちろん、跳ぶ羽生選手はとても大変だとは思いますが、その前向きな姿勢だけで私はもう感動しました。(笑)

 

ただただ、楽しみにしています!

落ち着いて、自信をもって、楽しみながら頑張ってください!!

 

明るくファイト~! 

 

 

最後に、羽生選手が、錦織選手とともに、大学の英語の教科書の題材に使用される、というニュースです!

「長嶋さんと同等の敬意を込めたかった」として、羽生選手を、「Living artwork」(生きた芸術品)と絶賛しています!

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151126-00000006-sanspo-spo

 

これはちょっと嬉しい褒め言葉ですね。(笑) 

「金メダルという結果は当たり前じゃない。それに至るまでの過程で大変な苦労をしている」ともコメントされています。

全くその通りだと思います。

そういうことまで、きちんと見てくださっている方々も、世の中にはとても沢山いるのは、嬉しいことですね!

 

「闇は光には勝てない」というのは、不変の真理ですね。

 


東京・丸ビル、羽生選手コラボのクリスマス限定スケートリンク2015・収益は被災地への寄付

2015-11-23 | プロアスリート羽生結弦・羽生選手関連ニュース

 東京の丸の内・ 丸ビル1階の丸キューブに、クリスマス期間限定で、羽生選手コラボのスケートリンクが登場しています!

http://news.mynavi.jp/news/2015/11/12/652/

 

利用時間は12時~20時。入れ替え制で30人ごとに45分楽しむことができる(整理券が必要)。

またスケートの利用には手袋が必要で、手袋の貸し出しおよび販売(税込200円)も行われている。

利用料金は500円(税・貸し靴料・保険料込)。

なお、利用料金の一部は羽生選手が続けている東北復興支援活動に役立てられる。」

行ける方は、ぜひどうぞ。

 

動画主様が、撮影・作成してくださった現地の映像は、こちら。 → http://www.dailymotion.com/video/x3dj8zq_y-h-x-bright-christmas-2015_sport

羽生選手の等身大の銅像があるとのことでしたが、これ、どうなんでしょう…

「え?誰?!」って感じにしか見えないのですが…(爆笑)

 

羽生選手にそっくりに作るのって、相当難しいのでしょうね。 

最初は全然似ていないと思った、マダム・タッソーの羽生選手のほうがまだずっとマシだったような。(笑) 

 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151116-00000076-minkei-l13

↑ こちらの情報によれば、本格的なミニアイススケートリンクを設営してあり、リンク幅は約8メートル、奥行き約16メートル、だそうで、ちょっと小さめです。

 期間中、ソチオリンピック・男子フィギュアショートプログラムで同選手が使った楽曲「パリの散歩道」を流すライティングショーも行う(1日3回=18時、19時10分、20時15分、各回約3分)。

 スケートリンクは30人45分の入れ替え制で利用料は1回500円(貸し靴料、保険料込)、利用料金の一部は東北復興支援活動に充てられる。滑走には手袋が必要。貸し出し、販売も行っている。

 営業時間は12時~20時。12月25日まで。 

 

 

こちらは、振付師の宮本賢二さんが、羽生選手について語ってくれた、内容です。

→ スポーツナビ http://sports.yahoo.co.jp/column/detail/201511010003-spnavi

 

宮本さんは、きちんと選手のことを考えて、思いやって発言してくださっているから、素敵ですね。

KENJIの部屋の時も、映像を全部見た方はわかるだろうけど、すごく羽生選手の心身を気遣って、色々と気分転換になるような誘いを一生懸命かけていましたし、羽生選手の答えを聞いて涙ぐんでいたり。

そういった思いは羽生選手にも伝わっていたようで、収録が終わった後の羽生選手のコメントにも表れていました。

 

中国杯で、本郷選手のフリー「リバーダンス」を見ていて、「まず、何よりも振付がめちゃくちゃ素晴らしいけど、誰の振り付け?!」って思ったら、宮本賢二さんの振り付けでした。 

本郷さんの良さを非常に上手く引き出していたプログラムになっていて、イキイキしていて、とても良かったですね。

 

リバーダンスといえば、私の中では、やはり本田武史さんが真っ先に記憶に浮かぶのですけど。(笑)↓

前にも紹介しましたが、ここで本田さんは、最初に4回転トーループ+3回転トーループを、次に4回転サルコウを、ちょうどど真ん中あたりで、再び4回転トーループを、つまり合計3回の4回転を、一つはコンビネーションにして成功させました。

最後にガッツポーズをする本田さんが見られます。

本田さんのこの「普通のお兄ちゃん」な衣装が、当時は凄く貴重で、かつ私には有り難かったです。

今とは採点方法も違いますので、途中で止まって、滑らずに振付だけになる箇所が数回出てきたりしますが、この頃は、これでも良かったのです。

この時は特に、記録達成のためにも、「ジャンプ以外はもういいから、とにかくジャンプの成功お願い!」みたいな気分で見ていたのを覚えています。(笑)

逆に言うと、今の羽生選手のプログラムが、いかにあらゆる要素で「ギチギチ」状態の詰め込みプロなのかがわかると思います。

その分、技術でも体力でも、非常に高いレベルを要求されていると思いますが、羽生選手はすごく頑張っていると思います。

 

こちらは、羽生選手の聴覚がとんでもなく鋭いというエピソード。 → http://news.ameba.jp/20151104-179/

テレビでもやっていたものを、文章化したもののようです。

 

さらに、前回記事のコメントでも書きましたけど、羽生選手が編集した音楽の話と、優れた音感の話。 → http://www.asagei.com/excerpt/47650

 

ところで、巷に出てきた羽生選手に関する色々な記事を読んだり報道を見たりして、一喜一憂される方々がいらっしゃるかもしれませんけれども、

羽生選手の演技から、「一生懸命さが失われた」などと思ったことは、私は一度もないですね。(笑)

だって、見れば、羽生選手はいつでも真剣だと解るから。

17歳ごろの「がむしゃら感」はなくなっても、今もただがむしゃらなだけだったら、それは進歩がないだけになってしまう。

17歳の羽生ロミオは、その年であったが故の魅力があったけれども、20歳の今の羽生選手には、もっとその素をさらけ出してもなお、魅力的で惹きつけられる、数多くの卓越した技術があり、表現出来る「心」も、感受性もあるだろうと思います。

 

私は、2010年の羽生選手の「白鳥」に一目ぼれしましたけど、「白鳥の湖」のお話の中での白鳥というのは、(皆様ご存知でしょうけれども)、本当は、悪魔(魔法使いロットバルト)に魅入られて、魔法がかけられてしまったオデット姫です。

「永遠にかかる魔法」というのは、つまり呪いのことであって、それが解けないことには、オデット姫は元の姿に戻れず、幸せにもなれない。

私は、いくらあのプログラムが大好きでも、羽生選手に、いつまでも白鳥のままでいてほしいとは思いませんし(笑)、ソチ五輪でのエキシビションとそれに続いたアイスショーで見せてくれた演技で、一応白鳥は、羽生選手の中で終わっているのではないかと思います。

高校2年の時の旧・ロミオは、まさにあの時の羽生選手そのままが活かされていたから、非常に輝いていたと思いますが、今の20歳の羽生選手があのロミオをやって、同じ魅力になるかというと、決してそうではないと私は思う。

ソチシーズンの新・ロミオの羽生選手は、高2の時よりも、「冷静さ」「自分を律する力」が勝っていて、他人にとらわれない状態で集中できていたからこそ、SPをミスなくこなせて、そのおかげで金メダルにまでたどり着けています。

フリーでは、動揺して頭が真っ白になってしまった羽生選手が、本来の羽生選手らしさを失ったことで逆に、「ロミオらしく」なってましたけど、(笑) 

昨年、苦労が続いた中でやった「オペラ座の怪人」のファントムをやって、ついに仮面がいらなくなったはずの(笑)今シーズンの羽生選手だからこそ、できること、できる表現というのが、きっとあると思います。

私は個人的には、

今年こそ、他の何者でもない、今の羽生選手であり、本来の「羽生結弦」の良さを最大に生かした、その「生命」の輝くような、そして他者の「生命」をも尊ぶような、「和」のプログラムとして、才能も個性も十分に発揮した演技を見せてほしいですね!

 

 

さて、スケートカナダで、シニアデビューした19歳の川原星選手が出ていましたが、彼のフリーを観ていて、私は途中からなぜか、シニアデビューごろの羽生選手を思い出してしまいました。

あれ?なぜだろう?と思ったら、振付が阿部奈々美先生でした。(笑)

 

彼は羽生選手の一つ下(学年は二つかも?)のようですが、なかなか雰囲気が出せる選手で、今後が楽しみですね! 

頑張ってほしいと思います。

 

 

中国杯での浅田真央選手のショート「素敵なあなた」は、今までにない浅田選手の魅力が出ていました。

ステップのところで、どんどん盛り上がっていくのがいいですね!

ただ、日本人から見たら浅田選手は、独特の奥ゆかしさがあって、まさにそれこそが素敵だし、これで十分弾けていると思える方だと思うのですが、レベルの高いショーやアピール力の強いダンスを見慣れている北米人の視点からすると、おそらく、まだ「はっちゃけ方」というか、「思い切り方」がちょっと足りないのかな、とは感じました。

だから、浅田選手のショートの表現面には、この上がまだまだあると思えるし、それをとても期待されているような気がします。

フリー「蝶々夫人」の表現力は、文句なしに素晴らしく思えます。

とても思いがこもっていて、なおかつ、所作が美しくて素敵です。

私は、今年のロシアのトゥクタミシェワ選手は、浅田選手のライバルにはならないような気がしています… 彼女の今年のプログラムは、どうも手つきがちょっと変で、私は振付に疑問を感じますし、昨年のほうがずっと良かったような…。

 

浅田選手のエキシビションは、今年のものはちょっと、「もったいない」気がするのは、イメージがあっているとは思えない男性ボーカル曲だということと、あと、浅田選手のスタイルの美しさと動きの美しさが、あの衣装でほとんど隠れてしまっているように思えるから。

「SMILE」の時みたいに、大人の女性らしい衣装のほうが、浅田選手の良さをぐっと引き立ててくれるような気がします。

振付師としてはアメリカを意識し、表現の幅を広げようとしてあれをやらせている気がするけれども、やはり浅田選手には、その年齢だからこその女性らしい魅力が、品良く上手く出ているもののほうが、ファンは喜ぶような気がする、というのが現時点での私の率直な感想です。

 

もうすぐNHK杯。

運営側は安全に配慮しつつ、選手たちには頑張ってほしいですね!

 

羽生選手も、浅田選手も、どちらもフリーは「和」のイメージ・プログラムで勝負を挑みますね。

楽しく、頑張って下さい!!

心から応援しています!! 

 


2015年~2016年、羽生結弦選手出場予定の試合のチケット情報と転売問題(11月26日更新)

2015-11-12 | 羽生選手の試合&ショーのチケット情報

 (11月26日更新)

 

年末の、全日本選手権(札幌・真駒内)の、2次販売が決定しました。

12月6日(日)12:00~  インターネットのみでの先着販売です。

ローソンチケットの、次のページから。→ http://l-tike.com/sports/figure2015/

 

 

東日本大震災から5年~  「NHK杯 スペシャルエキシビション」

追加販売: 12月5日(土曜日) 午前10時~ 先着順

羽生選手、浅田選手、プルシェンコ選手、荒川静香さんに本田武史さんと、東北にゆかりのあるスケーター中心に出演されます。 

 公演日時: 2016年1月9日(土曜日)   2回公演        会場 :岩手県盛岡市

こちらからご確認ください。 → https://www.nhk-p.co.jp/event/detail.php?id=528

 

ファンの皆様は、異常高騰価格の転売で、得体の知れないダフ屋等に資金を流すことは、最終的には、テロ組織等を支援することにつながっていく可能性も高いということを、よく考えて行動してください。 

 

 

 

オールジャパン・メダリスト・オン・アイス(全日本選手権のエキシビション)の、

旅行券つきチケットが、先着順で販売になっています。

羽田発着以外も、あるそうですので、お問い合わせください。 SS席とS席のものだそう。

→ ローソン http://l-tike.com/sports/moi2015/tour.html?ltksap&cid=gmamm151112medalistonice001

 

 

今月行われる、グランプリシリーズ日本大会: NHK杯(長野市・ビッグハット)の、3次販売が決定いたしました!

見切れ席が先に、そして、立見席が後に販売されます。 

2度の日付にわたることにご注意ください。 今回は、先着順だそうです。

 

 

チケット3次販売発売日時: 平成27年11月14日(土)10:00~<取扱場所>イープラス


販売ページ:http://eplus.jp/nhk-fg/

<販売席種>見切れアリーナ席  14,000円
     見切れスタンドS席  12,000円

※「見切れ席」は、カメラ等の機材によって見切れます。「見切れ席」であることを十分ご納得いただいた上、チケットをご購入ください。

※申込は、先着順となります。

※PCサイトのみでの販売となり、店頭販売および電話での受付はありません。

※PCまたはスマートフォンよりお申込みください。スマートフォン以外の携帯ではお申込いただけません。

※お支払方法は、クレジットカード決済のみの取り扱いとなります。

※3歳未満の方は入場できません。3歳以上の方は入場券が必要です。

※お1人様あたりの申込み可能枚数は、各日2枚までとなります。

【立見席について】

上記見切れ席の予定枚数の販売が終了となった場合、立見席の販売をいたします。
詳細は下記のとおりです。

<NHK杯:3次販売 立見席 発売日時>
平成27年11月17日(火)18:00~
 
<取扱場所>
・ファミリーマート店頭「Famiポート」
・イープラス
販売ページ:http://eplus.jp/nhk-fg/
<販売席種>
立見席(指定) 3,000円

※申込は、先着順となります。

※立見席は、立ち位置指定/番号付きとなります。エリアの指定はできません。

※椅子等の持ち込みはご遠慮ください。

※インターネットまたはファミリーマート店頭「Famiポート」でのみ販売いたします。

※お支払方法は、インターネット購入の場合、クレジットカード決済のみの取り扱いとなります。

※3歳未満の方は入場できません。3歳以上の方は入場券が必要です。

※お1人様あたりの申込み可能枚数は、各日2枚までとなります。

【その他お知らせ】

※今後制作プラン等の変更により新たに座席が開放された場合には、イープラス(インターネット)またはファミリーマート店頭「Famiポート」にて告知なく各競技日の前日まで追加販売いたします。

※会場での当日券販売は行いません。

 

 

 

【チケットに関するお問合せ】

イープラス
電話:0570-06-9920  (~11/29)
オペレーター対応:10:00~18:00 (日本語のみ)

※お電話でのチケットのお申込みはできません。

※一部の携帯電話・PHS及び一部のケーブル接続電話、IP電話は0570で始まる番号に接続できない場合があります

重要注意事項として、 NHK杯については、次のような記載があります。

 「本公演は、チケットの営利目的の転売行為等を禁止しており、それらを助長する不正申込みやオークション出品を防ぐ為、今回の受付ではお客様のお名前がチケット券面に印字されます
※公演当日にご本人確認をさせて頂く場合がございます。身分証明書となるもの(自動車運転免許証・保険証・学生証・社員証・パスポート・タスポ等)をお持ちください。」

名前が印字され、当日、身分証明書を持参するように、との記載です! 

既にあまりにも異常過ぎる価格で大量に転売されている事実を受けて、

NHKと日本スケート連盟におかれましては、ぜひとも「本人確認」を断固として実施していただきたく思います!

本気になって転売対策を!


 ファンの皆様は、詐欺も横行し、反社会的勢力に資金を流し、得体の知れない人々が暴利を貪ることを促進するようなこのような状況に、決して加担したり、煽られたりしないよう、冷静な判断をお願いします!

その資金が、テロ組織への資金となることも十分にあり得ます。


皆様が転売で買わなければ、正規の2次販売分、3次販売分等が出て、定価で売られる可能性がより高く出てきます。(→ 追記:そうなりました。)

 


また、熱に浮かされて暴走した挙句、熱が冷めた時や不測の事態による選手欠場の時に、大後悔したり、自分勝手に選手を逆恨みしたする人がたまにいますけど、それはあなた自身の責任です。


 

これは試合のチケットであって、特定アイドルのコンサートでも、特定人物だけのショーのチケットでもありませんので。


それに、フィギュスケート選手は、タレントでもアイドルでも、ホストでもありません。


運よく会場に行ける方たちは、試合の場だということを、よく考えて行動しましょう。


NHK杯は、テレビで必ず見られます。安心しましょう。

 

 

 

 

オールジャパン・メダリスト・オン・アイス(12月28日(月)) (2015年全日本選手権のエキシビション)

 

オールジャパン・メダリスト・オン・アイスのHP → http://www.onice.jp/

チケット一般発売は、11月7日(土曜日)正午から。

 

 

2015年 全日本選手権  のチケット情報

会  期 : 平成27年12月25日(金) ~ 12月27日(日)

競技会場 : 真駒内セキスイハイム アイスアリーナ(札幌市南区真駒内公園1-1)

競技日程 : 平成27年12月25日(金) 15:00~ ダンスSD、Jr.ペア・ペアSP、男子SP、

                                   26日(土) 13:45~ 女子SP、男子FS、男子表彰式

                                 27日(日) 13:00~ ダンスFD、Jr.ペア・ペアFS、女子FS、 ダンス・Jrペア・ペア・女子表彰式        

入 場 料 :    ※3歳未満の方は入場できません。3歳以上の方は入場券が必要です。   

                     アリーナ席  14,000円    SS席 11,000円     S席 8,000円     A席 5,000円     B席3,000円

先着一般販売(コンビニエンスストア店頭)    2015年11月7日(土)正午12:00~        

詳細は、日本スケート連盟のHPへ → http://www.skatingjapan.or.jp/whatsnew/detail.php?id=2832

 

 

 

 

 

 

 

その前の、10月に羽生選手の初戦となる、オータムクラシック・インターナショナル(カナダ・バリー)のHP  10月12日~15日 (現地時刻)

→ http://skatecanada.ca/event/2015-autumn-classic-international/

 

10月下旬の、グランプリシリーズ初戦、カナダ大会(スケート・カナダ・インターナショナル)のHPは、こちら。(10月30日~11月1日)(現地時刻)

http://skatecanada.ca/event/2015-skate-canada-international/

 

 

日本からの、ツアー情報が、こちらです。↓

 

今年の、HISのフィギュアスケート観戦ツアーのホームページ → http://sports-his.com/figure_skate/

      JTBのフィギュアスケート観戦ツアーのホームページ → http://www.jtb.co.jp/sports/category/figure.asp

      近畿日本ツーリスト フィギュアスケート観戦ツアーのホームページ → http://sports.knt.co.jp/skating/index.html 

 

    フィギュアスケート観戦ツアー専門店 パーパスジャパンHP → http://www.purposejapan.com/contents/figureskate/index.html

    

    海外スポーツ観戦チケット購入専門店  フィギュアスケート HP (チケットのみの扱い)→ http://worldsports-c.com/page_264.html

    

    他には、各大会HPから直接購入する手もあります。 

    

 

 

 

 

羽生選手、一歩一歩、着実に頑張れ!! 

 

 

 


スケートカナダ2015・羽生選手のSP「バラード第一番」に見えた長所と期待

2015-11-09 | グランプリシリーズ 2015-2016

11月8日  試合が終了したので、動画の追加と、加筆をしました。

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スケートカナダの羽生選手のSPが終了しました。

得点では、2つのジャンプのノーカウント(0点)により、まさかの70点台、順位も6位ということになってしまいましたが、チャン選手や村上選手らも痛いミスをしており、トップとの差はわずかに7点差で、フリーの行方がわかりにくい混戦状態で、得点が低かった割には、羽生選手にはむしろまだまだチャンスが大いに残されているという、大変にありがたい状況で済み、フリーへと突入していきました。

 

こちらは、練習と本番の演技の動画です。

 

 

こちらの動画では、練習から映っていますが、練習の羽生選手のスケーティングは非常に美しく軽やかでなめらかで、上半身の動きも柔らかく、余計な力も抜けており、観ているだけでため息が出そうなほどキレイでした。

 

ショート本番は、まずこの映像だと、音楽がはじまって目を瞑っている時の、アップになった羽生選手の横顔が、いつにも増して、とても澄んでいて美しかったです。

この映像だと、とてもよく音を聞いていて、集中しているように見えます。

前半はとてもとても美しかったし、特に表現面では、前回よりもものすごくよかったです。

前半だけで見れば、文句なしに今までで一番良かったように私は感じました。 

柔らかさも余裕もあり、音にもピッタリとあっていて、音の表現も素晴らしく、美しさも際立っていました。

ショパンの曲の良さが、羽生選手の全身からとても上手く表現出来ているように、私は感じました。

観ていて、気持ちがよかったです。

 

後半に入る時に、ちょっとした異変が見られます。

ジャンプに向かっていくときに、音から微妙にずれたように見えました。

4回転ジャンプを跳ぶタイミングを今までと変えたのかと一瞬思いましたけど、踏み切りそびれて音からずれちゃったせいなのか…2回転になってしまいました。

その後のステップは、前半はまだ良かったけど、途中で何かが抜けたように見え、さらにその後タイミングがずれたように見えました。

途中で何か、力が入らなくなってしまったかのように見えましたけど、ショックからだったのでしょうか。

 

でも、ラストのスピンは、調子が戻ったかのように、とてもきれいで音にもあっていました。

 

4回転トーループが2回転トーループになり、その後の3回転ルッツ+3回転トーループが、後続ジャンプが2回転トーループになってしまったことで、同じ種類のジャンプの重複となり、規定により、両方のジャンプがなんと、コンビネーションジャンプまでまるごと、0点(ノーカウント)にされてしまった今回の羽生選手。

だけど、3つのうち、特に得点源になるはずの2つのジャンプが完全に0点になってしまったにも関わらず、合計で70点以上を出せているのは、ハッキリ言ってものすごく凄いです。それだけ他が良かったということで、それは観ている側にも伝わっています。

ひどい演技だったと羽生選手はコメントしたけれども、点数が出なかったというだけで、別に全然酷い演技ということはないと私は思うし、むしろ前半はとても素敵でした。

私の個人的な感想では、前半までは、何度でも繰り返し観たいほど美しかったです。 今までで一番、観ていて うっとりさせてくれる演技になっていたと思います。

 

ルールの規定で、ジャンプの得点が0にまでされてしまいましたけど、転倒もない演技でしたし、

表現面では着実に演技の進歩は見られていると感じました。

ノーカウントになるようなミスをして痛い目にあったのは、羽生選手はたぶん初めてだろうけど、これできっと羽生選手は今後、さらに優しい人になれると思うし、間違いなく、織田さんにもますます優しくなれると思います。(笑)

きっと将来、プラスになることでしょう!!

 

このプログラムについては、バトルさんがインタビューで、羽生選手には音をシャットアウトできる訓練も必要、というようなことを前に仰っていたのですが、

確かに、強さという意味では、「音楽を聴いたりシャットアウトしたり」が自由自在にできれば鬼に金棒なのだろうけれども、

かつて、男子シングル選手たちの「音に合わせない」演技やジャンプが沢山あったような時代を記憶している私としては、見る側としての、その感覚のつまらなさをも覚えていたりするので(笑)、

稀に見るほどに「音に敏感」で、「音の表現」が得意な羽生選手は、その素晴らしい才能を活かして、ジャンプのタイミングも一番良いポイントで、跳びやすいように、気持ちよく跳んでもらったらいいのにね… というような気がします。

入り方の難しさをひたすら上げるのも、きっとそれはそれで素晴らしいことなのだろうけど、見た目を美しく完璧に確実に跳べるほうが、羽生選手の演技の高評価になるような気がしますけど、どうなのでしょう。

 

やはり、羽生選手の演技の魅力の一つは、流れるような、ダイナミックで美しいジャンプのその、類稀な「流線形の美」にもあると、ファンのほとんどは思っていると思います。

 

ステップが、今のところ、音合わせにもやや苦戦しているようですが、後半の4回転ジャンプやコンビネーションジャンプが成功したら、きっと全然変わってくるのだろうから、頑張ってほしいですね。

 

前回書いた、羽生選手の「内側から溢れる表現を何かが阻害しているような感じ」は、なくなっていましたし、美しい音楽が内側から聞こえる印象にはなっていたので、

今回のような事態にも、あまり動揺せずに、一歩一歩着実に頑張ってほしいな、と思います!

 

羽生選手が、演技前に、氷の上で何かを拾って捨てているのを見たのですが、インタビューによると、どうも氷の上に「ハエ」がいて、それを拾って捨てていた、とのことだったので、

(氷の上にハエがいたっていうのにも、すごく驚くのですが(笑))

 

神経をあまりにも研ぎ澄ましすぎて、余計なものにまで敏感になりすぎていたのかな… なんて感じに、見えなくもなかったです。

(その分の良さは、前半には出ていたとは思うのですが。)

 

でも、個人的には、今後が、ものすご~く楽しみになってきたな…と思わせてくれる、そんな印象のショート「バラード第一番」でした!!

 

 

 

ショートでは、他の選手では、村上大介選手の演技の表現が、光っていました。

「レ・ミゼラブル」の中の有名な美しい曲「Bring Him Home」で、実にしっとりと魅せてくれたと思います。 → https://www.youtube.com/watch?v=qArfk_vbJgg

 

ショートつながりでいうなら、今週末の中国杯で披露された、フェルナンデス選手の演技プログラムは、今までの彼の演技の中では一番良かったように思いました。

→ https://www.youtube.com/watch?v=zjaM360nEdU

振付が今までになく、とても良かったですね。 さすがスペイン人だと思いました。似合っていましたね。

 

同じく中国杯での、中国のボーヤン選手は、なんと4回転ルッツ+3回転トーループのコンビネーションに加えて、後半の4回転まで決めてしまい、トンデモナイ シニアデビュー戦となりました。

→ https://www.youtube.com/watch?v=Rl6opoCTQGA

その見た目と衣装の模様のせいで、「本物の 孫悟空ですか?」って感じだったのに、

プルシェンコ選手のイメージ強烈な、代表的な「タンゴ・アモーレ」を使ってあって、でも、どこかひょうきんの様な笑えるプログラムで、何とも言えない、不思議な面白さがありました。

 

彼は羽生選手にあこがれているそうですが、(ああ、そうだろうなぁ…)って感じですね。

次のNHK杯で、ボーヤン選手も試合に出るので、羽生選手は色々と燃えているかもしれませんけれども、

あまり動じずに、むしろ試合を楽しむ勢いで、堂々と頑張ってほしいな、と思います!

 

技術面でのライバルも、表現面でのライバルも、どちらも登場してきた今シーズン、

羽生選手はいろいろ大変でしょうけれども、そのどちらもを極めるとずっと言い続けてきたくらいなので、

むしろこれは、羽生選手にとっても、凄く良い環境になっているでしょう!

 

羽生選手には、羽生選手にしか出せない魅力があることに、また誰よりも総合力が優れていることに、ぜひとも自信をもって、

堂々と闘い抜いてほしいと思います!!

 

体調を整えて、楽しいシーズンが送れますように…!!

心から応援しています!

 

 


羽生選手の優しさだけが伝わってきた「天と地のレクイエム」・スケートカナダ2015

2015-11-03 | グランプリシリーズ 2015-2016

スケートカナダの試合が終わり、羽生選手は、まさかのSP6位から、総合2位にまで浮上して、銀メダルとなりました。

まずは、お疲れさまでした。 そして、あの状態からの銀メダルおめでとう! 

フリーの後半4回転のコンビネーション、成功おめでとう!と言いたいです。

かろうじてとはいえ、あの状態から後ろに直ちに2回転をつけられたのは、さすが羽生選手としか言えません。(笑)

 

私は、ショート6位と聞くとびっくりしても、得点をみたら7点差だったし、得点が出なかった理由も、体の絶不調とか大怪我などではなく、ただの「ノーカウント」だったので、全然心配していませんでした。

たとえ何があっても、羽生選手は大丈夫だろう、(たとえフリーがダメで総合順位がダメだったとしても)と思えるのは、

カナダに行く前は、羽生選手はSP出遅れからのフリー巻き返しは当たり前だったり、負けた時ほど現実を真正面からしっかり受け止めて、

悔しそうではあっても、いつも前向きで素直で潔かったので、心配するどころか逆に期待できる気持ちにさせられてきた過去の積み重ねによるもので、

羽生ファンとしては、本当にありがたい限りです。(笑)

 

 

さて、今回はエキシビションから見ていきたいと思います。

羽生選手は、「天と地のレクイエム」を演技しました。

 

 

 

正直、やはりあの最初の7月の時の演技の記憶から、この演技を見るときには最初にちょっとだけ心に緊張が走るというか、

心の準備や覚悟が必要に感じられて、そこがちょっと辛いところだったのですが、

海外では初披露となったこの演技、出だしから今までのどの演技とも、全然違って見えました。

 

予想外にもとても「穏やか」で、特に一つ一つの動作・要素に「優しさ」が溢れていて、

嘆き、悲しみ、怒り、悲劇等、辛くなる要素が全く見えなくて、今までとはまた全然別の演技のようにさえ見えました。

 

私が強く感じたのは、羽生選手がこの演技をここでする「動機」が、

もう、ただひたすら「優しさ」や「思いやり」からくるものだということ… それ以外の余計な感情が一切見られないように感じられたのが、本当に本当に良かったです。

 

見慣れたというのも多少あるのかもしれませんけれども、私から見たら、何の辛さも想起されなかったことで、

私の個人的な感想では、今までの中で一番良かったと思いました!

 

羽生選手の演技を、安心して観られることは、ありがたいことです。

そして、もう一度繰り返し観てみよう、観てみたいと思える・・・ そういう演技の時は、何よりも嬉しいですね。

そしてそのほうが、結果的には、広く大勢に「静かな思いが」伝わるだろうと、私は思います。

 

観終わってから、とてもホッとする演技でした。

 

8月の「24時間テレビ」の時は、「花になれ」と組み合わせたことで希望につなげましたけど、

今回はこの演技一つで、優しさがしみてくるような演技でした。

 

なんとなく、ピアノの音源(演奏)が今までと違う気がしたのですが、私がそう感じただけなのか、本当に変えてあるのか…

音色までもが優しく聞こえました。

もし、羽生選手の演技だけで、そう感じさせたほどだったのだとしたら、それはそれでめちゃくちゃ凄いのですが…

 

羽生選手の、演技後のインタビューでのコメントも、聴いていて、とても感じるものがありました。

「昨日込めきれなかった思いや、スケーティング」を意識して滑ったと語っていたように、フリーでやや足りなかったものを、

その分をこのエキシビションに込めてくれたというのが、きっととても良かったのだろう、と思いました。

結果、この「天と地のレクイエム」の演技が、今までよりもずっと光って見えた気がします。

以前は激しさや水しぶきのように感じられた音楽の一部が、今回は、ひたすら穏やかな波のように、そしてその波間に光がキラキラと輝いているようなイメージがありました。

 

上の演技動画では、演技が始まってすぐの時に、光の加減で、虹色の光彩が二つ、羽生選手に向けて両側から差し込んでいます

その後も、何度も演技中に、この虹色の光彩が差し込んで羽生選手に向かっています。

羽生選手の演技が、今までになくすごく祝福されたように、私は感じました。

 

また、照明のライトと思われる光源が、観客席の上のほうで、まるで羽生選手を見下ろす星のように輝いて、羽生選手の背後に映っている時が、数回あります。

 映像としては素晴らしいですね。

 

最後に、氷の上に緑色の葉っぱみたいなものが映し出されているのが見えます。 

以前は、黄色い花だったやつですが、変更されたようです。

この映像だと何の柄なのかよくわかりませんが、私には、自然の緑の再生のように感じられました。 良かったと思います!

 

 エキシビションの後のインタビューで、羽生選手は、

「昨日(のフリーで)込めきれなかった思い」をこの演技に込めたと語ってくれたことから、

やはりフリーの「SEIMEI」には、「生命」---震災に絡んだ、羽生選手のそういった思いが込められていたのだな、とよくわかりました。

羽生選手はあまりこのことを語ろうとはしなかったけれども、日本をテーマにした演技で、複数の意味をもたせてあって、音が「セイメイ」なのだから、まあきっとそうだろうな、と最初から思ってはいたのですが…。

 

羽生選手は、最近の雑誌のインタビューで、この演技のテーマを、「テーマはない」などと答えていたりするのですが、(笑)、

私が前回のオータムクラシックの時に感じた、この「和」の演技に対する

衝撃的な何か、非常に惹きつけられた、澄み渡るような鮮烈で特別な「何か」ーーーの正体は、あえて一言で表すなら、

(ああ、そうか、羽生選手の「日本への愛」なのだな・・・・)と今書きながらやっと気が付きました。

「郷愁」というレベルのものではなく、ただの「愛国心」とも「土地好き」「文化好き」とも違う、単に「日本代表だから」とも何か違う、もっとより深い思い。

命に対する強い思いが、根底にあるのだろうな、と。

 

 

東日本大震災をはじめ、頭がおかしくなりそうな信じがたいことばかりが次々と起こっていった2011年、

私がその前年度に「この人こそ未来の五輪金メダリスト!」とだ思って期待して見ていた「白鳥の姿の天才少年」であった羽生選手は、

「猪突猛進のロミオ」の姿に変身しながら、おそらくは彼なりの苦悩の果てに、こんなことを言ったのを私はテレビで見ました。

 

「信じられるものがなくなりつつある・・・ 今の日本には、ひょっとしたらそんな雰囲気もあるかもしれません。

でもやっぱり、ひとりひとりの持っている「信じること」そのものが大きな力になる。

そう思いたくて、このメッセージを書きました。」

 

「信じる力を!」---羽生選手が色紙に書いてみせた言葉でした。

 

羽生結弦語録
羽生 結弦
ぴあ

(「羽生結弦語録」 100ページより)

 

私はこれをよく覚えています。

フィギュアスケートの天才少年とはいえ、わずか16才だった高校生が、声をちょっと震わせながらーーーでも強い決意と勇気をもって、テレビカメラの前でそう語ったのを。

その言葉は、不思議なほど力強い響きをもっていました。

私の記憶が正しければ、確か、羽生選手はちょっとウルウルしていたと思います。

 

私は本当にビックリして、言葉にならないほどの衝撃を受けながら、それを見ていました。

震えながらだった声が、ビブラートのように響き、胸を打ちました。

どんな政治家や、芸能人が語りかける言葉より、真実をちゃんと見ていて、真剣に考えていて、稀に見るほどの勇気をもって、必要なことをたった一言で言っているように思えました。

 

そして、感動して涙が出ちゃって、気が付けば泣きながら笑っていました。

 

「信じる」って言ったって、信じられないものばかりの時は、何を信じるかこそが一番重要だと私は思うのだけれども(笑)、

そんなツッコミはさておき、

大人たちが本音ではみんな逃げ出したくなるほどの状況の中、

まだ選挙権もない10代だったこの羽生選手が「ものすごく真剣に、本気で生きているということ」ーーー それだけは、疑いようもなく絶対に信じられるな、と私は感じて、ちょっと笑っちゃいました。

 

そして、これからも何があっても羽生選手は精一杯、真剣に生きるんだろうなっていう・・・・ 

それだけはなぜか絶対に信じられると思えたら、それがものすごい希望に思えたのです。

 

 

「語録」として文字で読むと、そんなに驚く言葉でもなく、あの時あの状況だったからこその、強い、胸を打つほどの響きが、説明がないと再現できません。

 

でも、「あの時」、「あれだけの状況の中で」、「たった16歳で」(いや、16歳だからこそ、だったのかもしれないけど)、

「まっすぐな眼差し」で、真剣に本気でマスコミに向けてそう言えた羽生選手は、もう滅茶苦茶すごかったよ!と、私は言いたい。

 

 

「そう思いたくて…」と言った羽生選手の言葉からは、どこかで、「そう思いたくても、そう思いきれない」ような葛藤をも経て、

それでもなお、そう信じて前を向こうとしている想いや、それを伝えたい気持ちが、私には感じられました。

そして、それをあえてカメラの前でわざわざ語ってくれた、その勇気と思いやり。

 

当時の羽生選手が、本当は何を見て、何を想い、本音ではどんな思いだったかなんて 私にわかるわけもないけれども、

でも、そんな羽生選手の姿を見ながら、なぜだかものすごく元気が出て励まされちゃった単純な人間が、少なくともここに一人いましたよ! と証言しておきます。

 

 きっとその頃からの、羽生選手の色んな思いが込められている、そんな演技なのだろうなと・・・・ 

そんなことを思いながら、今回は特に伝わってきた「優しさ」に感動した、そんなエキシビションでした。