嘘の吐き方(うそのつきかた)

人はみんな嘘をついていると思います。僕もそうです。このページが嘘を吐き突き続ける人達のヒントになれば幸いです。

誰かが底にいる

2004年12月16日 06時55分32秒 | 駄文(詩とは呼べない)
笑顔が壊れて溶けるのが怖くて
張り詰めた時間が痛みに変わるように

近づく事さえ危険な夜には
胃がちぎれて軋む音が聞こえて

叫んでるのはお前だけじゃないと
胃を説得したくて

滲んでいくのは血じゃなくて感情だったと
気付いた頃にはもう全てが遅くて

投げられた痛みの声だけが
ずっと追いかけ回すように

時計の針が部屋中を巡って

誰?
そこにいるのは誰なの?
名前を聞かせて

全てを誰かのせいにして
自分だけ逃れる事が出来れば
きっと自分は救われる

はやくなにもかも
誰かのせいにしてしまいたい

でもきっと真実に近づく痛みは
遠ざかっても無駄だと思えるほど
一瞬で全てを飲み込んで
光に変えていくのだと思う

ああ、そこにいたのは
やっぱり君か

歌の手触り

2004年12月16日 05時24分08秒 | 駄文(詩とは呼べない)
わいーんと響いてきて
染み渡るがらがら具合が
とてるくたんたんと

たるたると滲んできた
にがらみっぽい連想が
いらすかたりんと
からから揺れるよ

ずたらかりんりん
散るように

しかしかとんたた
ぴきりっぴ
ぷるーんと
ずんたかるくたかりら

耳をくすぐる快楽は
味わっても
足りないまま
届かないね

でもいいよ
このままで

逃げる音達の遠ざかるリズムは
このままでいいよ

てぃたっとっ

ふふり。

びんたったかーた
びんたったかーた

編むように

おいしいと思う

少し、このままここにいよう。

眠くなってきた。