僕は心配だよ
僕の世界はいつまでも君の中で記号のままなんじゃないかって。
僕のこの文章も君に全部読んでもらえるのかどうか、
僕には自信がないからね。
僕が死んで死体になったとき、
君は確認しにきてくれるのかな?
たぶん、ずっと記号化されたままで
君の現実には何もリンクしないのだろうね
僕は多くの記号化された人と現実の世界で会ってきた
それでもやはり、僕の中では彼らは背景の中の一つでしかなかった
明日、風景の中で木が一本消えたとしても、
僕はきっと気付かないだろう
たぶん、君が見ている僕も、
それはずっと虚影のままで気付かないと思うよ
そして僕にはそれを変える力がないような気がしてる
僕はそれでもいいんじゃないかって
時々思うよ
灰色の世界に無理に色なんかつけなくたっていいし
グレーゾーンを白黒はっきりさせようとしなくてもいい
僕は灰色が濃くなったり薄くなったりするだけでも
それはそれでいいと思うんだよ
それでも。
僕の死が君の中で何も認識されないこと」
そのことを、少し怖いと思う』
僕は、君と会って流されたかな
僕にはやっぱり、意志なんか何もないのかな
僕の存在は、やっぱり世界の中で流動する背景の1ピクセルかな?
僕は…
自分がここにいるのかどうか、
あまり確信が持てないよ。
世界の外側にある光を見たいと思った
世界の外から僕のチャンネルに届く
屈折したスペクトラムの秘密を知りたいと思った
涙の雨が降った後にかかる虹でさえ
僕には7色にしか見えないこと、
それが例え14色の見え方があると教えられても
僕にはほとんど意味なんかなかった。
どうせ赤の外側も、紫の内側も僕には見えなくて
色が反転して見えることもなくて
きっとそのまま終わるんだろうと思った
それがどうしてか、
僕にはずっと気がかりだった
かなしいと言ってしまってもいいのかもしれない
僕は雨を降らさないけれど
それでも僕はかなしいと。
そう、つぶやいてもいいのかもしれない
それが答えに変わることなんて
きっと僕の中では無いのだから。
左目が見えなくなっていく
僕の世界はますます一つになっていく
僕は…
僕はそれでいいのだろうか?
死にたい。
強く願った。
それでも僕は、誰にも殺されないまま、
今をさまよっている。
明日、君とすれ違うかもしれない
それでも僕は、黙って声をかけないで通り過ぎようと思う。
僕の世界はいつまでも君の中で記号のままなんじゃないかって。
僕のこの文章も君に全部読んでもらえるのかどうか、
僕には自信がないからね。
僕が死んで死体になったとき、
君は確認しにきてくれるのかな?
たぶん、ずっと記号化されたままで
君の現実には何もリンクしないのだろうね
僕は多くの記号化された人と現実の世界で会ってきた
それでもやはり、僕の中では彼らは背景の中の一つでしかなかった
明日、風景の中で木が一本消えたとしても、
僕はきっと気付かないだろう
たぶん、君が見ている僕も、
それはずっと虚影のままで気付かないと思うよ
そして僕にはそれを変える力がないような気がしてる
僕はそれでもいいんじゃないかって
時々思うよ
灰色の世界に無理に色なんかつけなくたっていいし
グレーゾーンを白黒はっきりさせようとしなくてもいい
僕は灰色が濃くなったり薄くなったりするだけでも
それはそれでいいと思うんだよ
それでも。
僕の死が君の中で何も認識されないこと」
そのことを、少し怖いと思う』
僕は、君と会って流されたかな
僕にはやっぱり、意志なんか何もないのかな
僕の存在は、やっぱり世界の中で流動する背景の1ピクセルかな?
僕は…
自分がここにいるのかどうか、
あまり確信が持てないよ。
世界の外側にある光を見たいと思った
世界の外から僕のチャンネルに届く
屈折したスペクトラムの秘密を知りたいと思った
涙の雨が降った後にかかる虹でさえ
僕には7色にしか見えないこと、
それが例え14色の見え方があると教えられても
僕にはほとんど意味なんかなかった。
どうせ赤の外側も、紫の内側も僕には見えなくて
色が反転して見えることもなくて
きっとそのまま終わるんだろうと思った
それがどうしてか、
僕にはずっと気がかりだった
かなしいと言ってしまってもいいのかもしれない
僕は雨を降らさないけれど
それでも僕はかなしいと。
そう、つぶやいてもいいのかもしれない
それが答えに変わることなんて
きっと僕の中では無いのだから。
左目が見えなくなっていく
僕の世界はますます一つになっていく
僕は…
僕はそれでいいのだろうか?
死にたい。
強く願った。
それでも僕は、誰にも殺されないまま、
今をさまよっている。
明日、君とすれ違うかもしれない
それでも僕は、黙って声をかけないで通り過ぎようと思う。