嘘の吐き方(うそのつきかた)

人はみんな嘘をついていると思います。僕もそうです。このページが嘘を吐き突き続ける人達のヒントになれば幸いです。

謝罪の価値を踏み潰す

2006年02月18日 19時05分40秒 | 駄文(詩とは呼べない)
結局君は謝ってしまう。
だから僕はまた許してしまいそうになる。

僕が自分の中で正直に思っていることを
そのまま書いても、
周りの人達や、一部の人達や、
「君には」
それがいびつにゆがんで見えるということ

そのことに気付いて腹立たしい気持ちになりました。

「君は」
傷つけてしまったこと、
そのものについて謝ろうとする。

「僕は」
人を傷つけることには鈍感で
自分が傷つくことをわかっていても
それでも人の心に踏みこもうとする。

こころを知ることで
今を確かめようとする
自分のこころを確かめようとする

それが恋愛に繋がるほどに、
僕は不純さを感じる。

死んでいく僕に未来は必要ない
欲しいのは今だけだ

それが君にはいびつな「ゆがみ」
やら「よわさ」やら「こだわり」
の類に見えるんだろ?

かたくなにむすんだ結び目は
力がかかるだけでちぎれやすい

僕は小さく何かを揺らす
かすかな声を
耳をすまして聞き取るために。

君がつんぼなら、
僕は声を張り上げて叫ぶよ
「君が死んでも構わない」
「僕は君と恋愛しない」
それでも。
君の心を知りたいと思うのは

僕の弱さなのか?
「君は!」男らしくない人間を認めないのか?
僕の今は間違ってるのか?

僕は君の世界では「不誠実」な嘘吐きか?

わかんねえよ、俺にだって。
でも出来る限り潜って掴んできたものを渡してるんだ
もっと深く潜れと言いたいのか?
呼吸が止まるほどに?

僕はこの場所から動けないよ
消えそうな蝋燭の火をずっと見てる
僕が居なくなると風で消えそうになる

わからないよ

君がどこにいるのか。

時が止まるときの声をきいた

2006年02月18日 03時22分09秒 | 駄文(詩とは呼べない)
小学校に入るまえ
6歳の僕は 屋上から落ちるコーラのビンを見つめてた

少しだけ緑がかっていて
砕け散る瞬間に 大きな爆発のような
風を斬る叫び声のような

張り裂ける切なさをガラスが鳴いているようだった

僕はガラスビンを落とした男の人たちを
少しだけ憧れるような気持ちで

ただなんかいいなって

うらやましいなって

そんなふうに思ってた

大人になるってそういうことかと思った


小学校に入る前
6歳の僕は 屋上近くで落とした白いラムネの粒を
手でつまみあげて
口でふーって吹いて
汚れを吹き飛ばして口に入れた

僕はガラスビンを割る男の人にはなれなかった


小学校に入った後
6歳の僕は 肌の綺麗な男の子を見つけた
顔立ちの整った ほほがうっすら赤く染まったその子のことを
僕はぼんやり眺めてた

ただなんかいいなって

その赤く染まる頬の表面だけを

僕はずっと見てた


ガラスのコップを見ると
いまでも砕けていくのが見える
あのゆっくりとした時の流れが見えるようだ

ガラスは鳴かない
僕も泣かない

ただゆっくりと壊れていく
その頬を染めながら
ただうっすらと赤くなってゆく