Nakamachi Street, Matsumoto City, Nagano Pref.
さてさて、長野県松本市へやって来て松本城を見学したワタクシ達は、松本市の散策に出向きました。
松本市というのは長野市と並ぶ長野県の中心都市なのですが、松本市と長野市ってライバル意識がけっこうあるんですよね。
そもそも、廃藩置県以降、しばらくの間現在の長野県は長野市を県庁所在地とする長野県と
松本市を県庁所在地とする筑摩県に分かれていたのを併合して長野県にしたのです。
その際、県の中央部に位置し、経済的にも豊かな松本市に県庁を置くことを旧筑摩県の住民は強く推したのですが結果的に長野市に県庁が置かれました。
今でも「信州大学の本部が置かれている松本市が文化、学問の中心地だ」「松本は東京にも、名古屋や大阪にも交通の便がいい」
「松本山雅FCの方が長野FCより強い」等々、松本の住民は長野市に対抗心が強いようです。
松本市の素晴らしさの一つが、町の至る場所に湧水が湧いていることなんです。
大通りの脇、路地裏…いろんな場所に湧水があり、年中一定の温度の美味しい水が湧きだしています。
夏に飲む湧水がいかに冷たく美味しいことか…これは言うまでもないですよね。
松本城の南、女鳥羽川に沿って「縄手通り」と呼ばれる通りがあります。
ワタクシ、以前にもこの場所には来たことがあるのですが、ちょっと観光地化され過ぎていてあまり好きにはなれませんでした。
これからお店が開店すると、多くの観光客がやって来るのでしょうね。
さらに南に向かおうと、女鳥羽川に架かる橋の上から縄手通りを裏側から眺めてみました。
「松本ぼんぼん」というのは、8月に行われる夏祭りの名前だそうです。
そして、さらにもう少し南に行くと「中町通り」と呼ばれる地域があります。
中町通りは西から東へ抜ける善光寺街道 (北国街道西街道)沿いにあり、主に酒造業や呉服などの問屋が集まり繁盛してきました。
しかし江戸末期や明治にこの地域一帯が大火に見舞われ主要な施設や町家が多数失われました。
再三にわたる火災から守るため、商人たちの知恵で「なまこ壁の土蔵」が作られ現在に至っています。
なまこ壁は壁面に四角い平瓦を並べて貼り、〝めじ〟と呼ばれるその継ぎ目に漆喰をかまぼこ型に盛り上げて塗ってあるのが特色です。
本来は防火、保温、防湿などを目的として造られたものなんですよ。ここ中町通りではなまこ壁が美しい景観を作っています。
白壁、瓦屋根、なまこ壁…美しい光景がこの一帯に見られます。
松本城からも松本駅からも徒歩で行けるエリアなので、年々観光客も多くなっているようですし
以前に比べて町の整備も進んでいるように思います。
松本城を見た後に、食べ歩きや買い物に行くにはいい場所ですね。この日、ワタクシが意外に思ったのが
外国人の観光客がけっこう多いことだったんです。それも、中国や韓国の団体観光客じゃなくって欧米人の観光客が目立ちました。
おそらく松本城を見に来て、その後立ち寄っているんでしょうね。
松本では旧暦に合わせて8月7日に七夕を祝うそうです。その際に「七夕人形」を飾るのが、松本の七夕の特徴なんです。
七夕人形はその家に初子が生まれた時に、健やかな成長を願い親戚などから贈られることが多かったようですね。
そういう風習は、いつまでも残ってほしいものですね。
使用したカメラ:7、8枚目はFUJIFILM X-E1、他はFUJIFILM X-T1
長野市と松本市の関係は、他の府県では青森県の青森市と弘前市、静岡県の静岡市と浜松市、鳥取県の鳥取市と米子市、
岡山県の岡山市と倉敷市などもそういうものなのかなぁって感じることがあります。
でも、それもまた一つの歴史文化というか、伝統文化のようなもので興味深いものだと私は感じるんですよね。
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さてさて、長野県松本市へやって来て松本城を見学したワタクシ達は、松本市の散策に出向きました。
松本市というのは長野市と並ぶ長野県の中心都市なのですが、松本市と長野市ってライバル意識がけっこうあるんですよね。
そもそも、廃藩置県以降、しばらくの間現在の長野県は長野市を県庁所在地とする長野県と
松本市を県庁所在地とする筑摩県に分かれていたのを併合して長野県にしたのです。
その際、県の中央部に位置し、経済的にも豊かな松本市に県庁を置くことを旧筑摩県の住民は強く推したのですが結果的に長野市に県庁が置かれました。
今でも「信州大学の本部が置かれている松本市が文化、学問の中心地だ」「松本は東京にも、名古屋や大阪にも交通の便がいい」
「松本山雅FCの方が長野FCより強い」等々、松本の住民は長野市に対抗心が強いようです。
松本市の素晴らしさの一つが、町の至る場所に湧水が湧いていることなんです。
大通りの脇、路地裏…いろんな場所に湧水があり、年中一定の温度の美味しい水が湧きだしています。
夏に飲む湧水がいかに冷たく美味しいことか…これは言うまでもないですよね。
松本城の南、女鳥羽川に沿って「縄手通り」と呼ばれる通りがあります。
ワタクシ、以前にもこの場所には来たことがあるのですが、ちょっと観光地化され過ぎていてあまり好きにはなれませんでした。
これからお店が開店すると、多くの観光客がやって来るのでしょうね。
さらに南に向かおうと、女鳥羽川に架かる橋の上から縄手通りを裏側から眺めてみました。
「松本ぼんぼん」というのは、8月に行われる夏祭りの名前だそうです。
そして、さらにもう少し南に行くと「中町通り」と呼ばれる地域があります。
中町通りは西から東へ抜ける善光寺街道 (北国街道西街道)沿いにあり、主に酒造業や呉服などの問屋が集まり繁盛してきました。
しかし江戸末期や明治にこの地域一帯が大火に見舞われ主要な施設や町家が多数失われました。
再三にわたる火災から守るため、商人たちの知恵で「なまこ壁の土蔵」が作られ現在に至っています。
なまこ壁は壁面に四角い平瓦を並べて貼り、〝めじ〟と呼ばれるその継ぎ目に漆喰をかまぼこ型に盛り上げて塗ってあるのが特色です。
本来は防火、保温、防湿などを目的として造られたものなんですよ。ここ中町通りではなまこ壁が美しい景観を作っています。
白壁、瓦屋根、なまこ壁…美しい光景がこの一帯に見られます。
松本城からも松本駅からも徒歩で行けるエリアなので、年々観光客も多くなっているようですし
以前に比べて町の整備も進んでいるように思います。
松本城を見た後に、食べ歩きや買い物に行くにはいい場所ですね。この日、ワタクシが意外に思ったのが
外国人の観光客がけっこう多いことだったんです。それも、中国や韓国の団体観光客じゃなくって欧米人の観光客が目立ちました。
おそらく松本城を見に来て、その後立ち寄っているんでしょうね。
松本では旧暦に合わせて8月7日に七夕を祝うそうです。その際に「七夕人形」を飾るのが、松本の七夕の特徴なんです。
七夕人形はその家に初子が生まれた時に、健やかな成長を願い親戚などから贈られることが多かったようですね。
そういう風習は、いつまでも残ってほしいものですね。
使用したカメラ:7、8枚目はFUJIFILM X-E1、他はFUJIFILM X-T1
長野市と松本市の関係は、他の府県では青森県の青森市と弘前市、静岡県の静岡市と浜松市、鳥取県の鳥取市と米子市、
岡山県の岡山市と倉敷市などもそういうものなのかなぁって感じることがあります。
でも、それもまた一つの歴史文化というか、伝統文化のようなもので興味深いものだと私は感じるんですよね。
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未だにお互い仲が悪いのですね。
城下町対門前町でしょうか。
和歌山県のように小さい藩があっても
大きいのがあるとすんなり行くのですが。
ポチ♪
珍しいいろいろなショット、・・・・・・・。
見せていただき、 siawase気分です。
ありがとうございました。
いつもながら、拙い私のブログを見て、嬉しいコメント&応援ポチに、恐縮、深謝、深謝、深謝です。
応援ポチ♪♪
裏通りの写真も雰囲気が有って良いですね
こうした裏通りも考えて装飾されてるのでしょうね
ポチ(*^^*)
長野と松本とはそういう関係があったのですね。
しりませんでした。
なかなか興味深い街ですね。
おはようございます!
川沿いに建物が並んでいる写真をみるといかにも温泉街だなぁという感じが伝わってきますがここは商店街なのかな?
素敵な町並みです(^^)
ポチッ!
思わず頷いてしまいました(笑)
今日の応援です☆
長野と松本って、そういうイキサツがあるんですね。
以前、「県民ショウ」で、長野も、地域によって特色があると放送してました。
外国の観光客のねらいは、日本人が考えることと違うみたいですね。
少しテレビで見ましたが、意外な物を見にくる様です。
名水の出るところは人気ですよね!
四国にも西条に名水があふれています。 たまには遠いですが・・汲みに出かけたりします。(愛媛県西条市)
同じ県内でも場所によって
いろいろなこだわりがあるのでしょうね(*^_^*)
☆~