さっぷいさっぷい外語学院(生徒:ゴタ、張るカイロさん)

ご一緒に学習を!
私は先生ではありません.間違いだらけかと思います.
ご容赦下さい.

1885番:さすらいの青春(276)

2023-02-08 04:50:58 | 日記


𝓛𝓮 𝓖𝓻𝓪𝓷𝓭 𝓜𝓮𝓪𝓾𝓵𝓷𝓮𝓼
  
さすらいの青春(276)

           CHAPITRE  X

                 LA BERGERIE

 
—————————【276】————————————————

Pour s'y reconnaître,  il grimpa sur le talus d'où il
avait  sauté.

  
.——————————(訳)——————————————————
        
馬車を置いたところから、自分がどこにいるかを
確かめるため、モーヌは先ほど飛び降りた土手に
這い登った.
 
  
.—————————《語句》—————————————————
  
se reconnaître:(代動) 自分がどこにいるか分かる    
grimpa:(単純過去3単) <grimper (自) よじ登る  
talus:(m) ❶土手、❷斜面、傾斜、勾配 
      

.————————— ≪文法≫ ——————————————

最後の部分は大過去です.
il avait sauté. / 彼は以前跳んだことがあった.

その部分の前に関係副詞 où をトッピングします.
où il avait sauté. / 彼が以前跳んだことのある場所.

sauter de ~ で「~から跳ぶ」という意味でした.
de をoù の前に回します.
d'où il avait sauté / 彼が以前そこから跳んだ場所

その場所というのはle talus 「土手」です.
le talus d'où il avait sauté / 彼が以前そこから跳んだ土手 
ここでは以前と言うのは1時間程前のことなので
「先ほど」と訳します.

今回の文の主語と述語動詞、S+v は
il grimpa. / 彼は這い登った.

で、どこに這い登ったかというと、
「sur ~ 」
sur le talu. 土手に

il grimpa sur le talus. / 彼は土手に這い登った.

どういう土手かというと
le talus d'où il avait sauté 

そこに這い登ったので
il grimpa sur le talus d'où il avait sauté
彼はさっき飛び降りた土手に(再び)這い登った.

というのが今回の学習の骨子です.
これにPour s'y reconnaîtreという飾り付けをします.
y というのは「どこかある場所」で「どこにいるのか
を知るため」という意味です.
reconnaître は「見覚えがある」という意味ですから、
土手の上から、さっき来た道を探すのですね.
「あ、あの雁木かたやって来たんだった」とか
なんとか思い出して、今自分がどこにいるかの
見当をつけるという意味です.

Pour s'y reconnaître,  il grimpa sur le talus d'où il
avait  sauté.
自分がどこにいるのか見当をつけるため、モーヌは
さっきの土手に再びよじ登ったのでした.

いかがでしょうか?

 

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1884番:さすらいの青春(275)

2023-02-08 04:47:27 | 日記


𝓛𝓮 𝓖𝓻𝓪𝓷𝓭 𝓜𝓮𝓪𝓾𝓵𝓷𝓮𝓼
  
さすらいの青春(275)

 
—————————【275】————————————————

  Il  hésita  une  seconde  sur  le  seuil  et  si  grande
était  son  indécision  qu'il  faillit  chanceler.   Puis  il
sortit  dans  la  cour  obscure.


.——————————(訳)——————————————————
        
 敷居のところでモーヌは一瞬ためらった.その迷いは
あまりにも激しかったので、よろめく寸前であった.そ
れから暗くなった庭に出た.

  

.—————————《語句》—————————————————
       
hésita:(単純過去3単) 
    <hésiter (自) ためらう、躊躇する        
seconde:[スゴンド](f) ① 秒、 ❷ 瞬間           
seuil:[スーィユ](m) 敷居、(家の)入口       
indécision:[アンデスィズィヨン] 不決断、優柔不断、迷い       
faillit:[ファィイ](単純過去3単) <faillir [ファィイール]
      faillir + 不定詞 危うく~しそうになる
   もう少しで~するところだ
   Il a failli se faire écraser par une voiture.
      彼は危うく車にひかれるところだった.
 ★現代では主として複合時制と単純過去で用いられる.
   他の時制では[manquer (de) + 不定詞]で代用する. 
chanceler:(自) ①よろめく、ぐらつく;
   ❷(心が)動揺する     
obscur(e):(形) 暗い、(光が)ほの暗い、
   (遠方が)はっきり見えない
       lointains obscurs / かすんだ彼方

 

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1883番:さすらいの青春(274)

2023-02-08 04:44:29 | 語学


𝓛𝓮 𝓖𝓻𝓪𝓷𝓭 𝓜𝓮𝓪𝓾𝓵𝓷𝓮𝓼
  
さすらいの青春(274)

 
—————————【274】————————————————

  Il  fut  sur  le  point  de  demander  au  brave  homme
de  l'accompagner.

 

.——————————(訳)——————————————————
  
 モーヌは、この律儀な主人に、今にも同行を頼もうかと
思っていた.
 

.—————————《語句》—————————————————
 
fut:(単純過去3単)<être   
fut sur le point de ~ :(単純過去3単)
    ~être sur point de + 不定詞
        まさに~しようとしている
        Le train est sur point de partir.
        列車はまさに出発しようとしている.    
brave:(形) ①勇敢な; ❷律儀な、正直な

 

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1882番:さすらいの青春(273)

2023-02-08 04:42:28 | 日記


𝓛𝓮 𝓖𝓻𝓪𝓷𝓭 𝓜𝓮𝓪𝓾𝓵𝓷𝓮𝓼
  
さすらいの青春(273)

 
—————————【273】————————————————

  « Vous  prendrez  garde  aux  trous  de la  sente »,  lui
dit  l'homme.  
  Meaulnes  n'osa  pas  avouer   qu' il   n'était  pas  venu
par  la  « sente ».    

.——————————(訳)——————————————————
  
  「小道は穴が幾つもあるから気をつけなさいよ」、男は
モーヌに言った.
 モーヌは「小道」から来たのではないと、敢えて白状
はしなかった.
 

.—————————《語句》—————————————————
     
trous:(pl)<trou (m) 穴、     
sente:(f)[文]〘方言〙小道     
avouer:(他) 白状する、告白する、自白する
    認める

 

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1881番:さすらいの青春(272)

2023-02-08 04:41:05 | 日記


𝓛𝓮 𝓖𝓻𝓪𝓷𝓭 𝓜𝓮𝓪𝓾𝓵𝓷𝓮𝓼
  
さすらいの青春(272)

 
—————————【272】————————————————

  Alors  l'homme  et  la  femme  insistèrent  si  longtemps
pour  qu 'il   restât  coucher   et   repartît  seulement  au
grand  jour,  que  Meaulnes  finit  par  accepter  et  sortit
chercher  sa  jument  pour  la  rentrer  à  l'écurie.

 

.——————————(訳)——————————————————
  
 さて、主人も奥さんもずっと泊まって休んで、明るい
昼間に再出発するようにと、何度も言うので、モーヌは
結局申し出を受け入れることにした.そして厩舎に連れ
戻そうと、モーヌは雌馬を迎えに出たのでした.
 

.—————————《語句》—————————————————
               
insistèrent:(単純過去3複) <insister (自)
  [sur を] 強調する
    [pour を] しつこく言う[頼む]、言い張る
   執拗に~を言う   
coucher:(自/他) 寝る、寝かせる    
grand jour:(m) 昼間、昼間の日差し、白昼
repartît:(接続法半過去) <repartir (自) 再び出発する、
   また行く   
rentrer:(他) 連れ戻す;
      本文 la rentrer のla はla jument のこと.     
écurie:(f) 厩舎、馬小屋

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