さっぷいさっぷい外語学院(生徒:ゴタ、張るカイロさん)

ご一緒に学習を!
私は先生ではありません.間違いだらけかと思います.
ご容赦下さい.

1917番:さすらいの青春(297)

2023-02-11 15:41:01 | 日記


𝓛𝓮 𝓖𝓻𝓪𝓷𝓭 𝓜𝓮𝓪𝓾𝓵𝓷𝓮𝓼
  
さすらいの青春(297)

 
———————————【297】——————————————
   
De  toute  la  matinée,  il  ne  vit  qu'une  bergère,  à  l'hori-
zon,   qui  ramenait  son  troupeau.   Il  eut  beau  la  héler,  
essayer  de  courir,  elle  disparut  sans  l'entendre.      


.————————————(訳)————————————————

午前中は朝からずっと、モーヌははるか先に羊飼いの女が
羊の群れを率いているのを見ただけだった. 走り寄って
呼び止めようとはしてみたものの、むなしく彼女には声は
届かず、消え去った.


.———————————《語句》———————————————
      
de toute la matinée:午前中は朝からずっと      
berger(ère):羊飼い         
à l'horizon:地平線上に、かなたに
        horizon:(m) 地平線、水平線、遠方    
†héler:(他) …を(遠くから)呼ぶ、呼び止める     
eut beau la héler:(単純過去3単)  
   彼女をいくら呼んでも無駄だった
     <avoir beau + 不定詞:…してもむだである;
   いかに…しようとも
   On a beau protester, personne n'écoute.
      いくらそうじゃないと言っても、誰も耳を貸さない.
      Vous avez beau faire, c'est inévitable. / 何をしても無駄
      ですよ、それは避けられないことですから. 

 

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1916番:さすらいの青春(296)

2023-02-11 15:24:11 | 日記

 
𝓛𝓮 𝓖𝓻𝓪𝓷𝓭 𝓜𝓮𝓪𝓾𝓵𝓷𝓮𝓼
  
さすらいの青春(296)


——————————【296】————————————————

——————————CHAPITRE XI———————————————

                 LE DOMAINE MYSTÉRIEUX


Des  le  petit  jour,  il  se  reprit  à  marcher.   Mais  son
genou  enflé  lui  faisait  mal; il  lui  fallait  s'arrêter  et
s'asseoir   à   chaque   moment   tant   la  douleur   était  
vive.   L'endroit   où  il  se  trouvait   était   d'ailleurs  le
plus  désolé  de  la  Sologne.


————————————(訳)——————————————————

  少し夜が明けかかるとすぐにモーヌは再び歩き始めました.
だが腫れ上がった膝に痛みが生じていた;痛みがあまりにも
激しかったため、モーヌはやむを得ずその度に立ち止まり、
そして座り込まなくてはならなかった.その上、彼がいた
場所はソローニュの最も荒涼とした場所だった.

 

———————————《語句》—————————————————
      
des le petit jour:少し夜が明けかかるとすぐに      
le petit jour:夜明け、薄明;
   partir au petit jour / 夜明けに出発する       
se reprit à ~:(pr) <se reprendre à marcher 再び歩き始める 
         [se reprit à + 不定詞] 再び~し始める      
enflé:(形、過去分詞)<enfler (他) ❶腫れあがらせる、
   膨らませる; ②量を増す、大きくする       
douleur:[dulœr, ドゥールール](f) 苦痛、痛み  
fallait:(半過去)[各時制3単ノミ]<falloir 
           不定法=falloir   ~しなければならない
      ~でなければならない、~に違いない;
      やむを得ない.
       Il faut partir. / 出発しなければならない.
vive:(形、女)<vif 生き生きした、鋭い、激しい、
   鮮やかな、派手な、強烈な、
   éprouver vive douleur / 激しい痛みを覚える      
désolé:荒涼とした、
 

————————— ≪質問コーナー≫ ————————————

 

【質問者】
 L'endroit où il se trouvait était d'ailleurs le plus désolé de 
la Sologne.

 この文の désolé を辞書で引くと「申し訳ない」とか
「すみません」と載っていたので、こう訳しました.
その上彼がいた場所は、ソローニュで本当にすみません.

 

【回答者】
それ、誰が謝っているの?

    

—————————— ≪文法≫ —————————————————

reprendre :過去分詞=repris /  現在分詞=reprenant
—————————————————————————————
....résoudre 直説法現在.................................résoudre 単純過去...........
je reprends.......nous reprenons................je repris.......nous reprîmes
tu reprends.......vous reprenez..................tu repris.......vous repîtes
il reprend...........ils   rerennent....................il reprit.........ils reprient
—————————————————————————————

 

falloir はすべての法と時制で3単のみの活用 
      直説法現在    =faut        
   直説法半過去     =fallait
      直説法単純過去 =faullt
      直説法単純未来 =faudra
      条件法現在   =faudrait  
      接続法現在   =faille  
      接続法現半過去 =fallût  

 

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1915番:さすらいの青春(295)

2023-02-11 15:24:11 | 日記


𝓛𝓮 𝓖𝓻𝓪𝓷𝓭 𝓜𝓮𝓪𝓾𝓵𝓷𝓮𝓼
  
さすらいの青春(295)

 
—————————【295】——————————————

En  ce  lieu  coulait  une  lumière   si   douce  qu'on  eût
cru  pouvoir   la  goûter.   Près  de  la   première  fenêtre,
une  jeune  fille  cousait,  le  dos  tourné,  semblant  atten-
dre  son  réveil ...   Il   n'avait  pas  eu   la  force  de  se
glisser  hors  de  son lit  pour  marcher  dans  cette demeure
enchantée.   Il  s'était  rendormi...  Mais  la  prochaine  fois,
il  jurait  bien  de  se  lever.   Demain  matin,  peut-être !...


———————————(訳)————————————————

 そこでは光があまりにも甘く差し込むので、食べて味わ
うことができるんじゃないかと思えるほどだった.1つ目
の窓の近くに若い女がくるりと背中を向けて、縫物をして
いたが、その姿は、モーヌの目覚めを待っているようにも
思えた...彼にはベッドから飛び出して、その魅力的な館
の中を歩くために忍び入るほどの体力はなかった.モーヌ
は再び寝入った.しかし、その次には、ちゃんと起きる決
意をしていた.朝になったらきっと起きようと!...


..——————————《語句》——————————————
       
lieu:(m) 場所、ところ;
  en ce lieu / ここでは、そこでは       
coulait:(半過去3単) <couler (自) 流れる;
  La Seine coule vers l'ouest. / 
  セーヌは西に向かって流れる    
cousait:(半過去3単) <coudre (他) 縫う  
tourné:向けて、曲げて、本文は「背中を曲げて」の解釈も
  可能ですが、素直に「こちらに向けて」としたほうが
  自然です.  
réveil:(m) 目覚め   
se glisser:(pr) 忍び込む [dans に]      
hors de ~ :~の外に、~の外で、~を外れた;
  Il a sauté hors du lit. / 彼はベッドの外に飛び出した.
  Il a dîné hors de chez lui. / 彼は外で夕食をとった.       
demeure:(f) 邸宅、屋敷、館(ヤカタ)、[文]住まい
enchanté(e):(形) ①非常にうれしい、②魔法にかけられた;
  <enchanter (他) うっとりさせる、魅惑する
  La chanteuse a enchanté l'auditoire. / 
  その歌手は聴衆を魅了した.       
se rendormir:(pr) 再び眠る       
jurait:(半過去3単) <jurer (他/自) 誓う、断言する  
  jurer de + 不定詞 ~する決意をする  

 
———————— ≪仏文解釈≫ ——————————————

Il n'avait pas eu la force de se glisser hors de son lit  
pour marcher dans cette demeure enchantée.  

この部分が今回の難易度の高い文です.文中 marcher
があるので、「ベッドから飛び出して歩いていってその
館の中へ忍び込もうという力はなかった」と訳せば、
残念ながら100点はもらえません.
フランス語はドイツ語と違って前置詞が格支配しないので、
前置詞のあとが、場所なのか、運動の方向なのかが、明確
ではありません.
  dans cette demeureをドイツ語に置き換えると
 in dem Château (館で) とin das Château (館の中へ)
の二通りが出来上がります.
ですから、dans cette demeure には両方の意味解釈が可能
になってしまいます.そこでse glisser が先回りして、
「忍び込む」作業をさきに済ますようにして、忍び込み
の目的はpour 以下で表現させているわけです.
つまりここでのdans cette demeure はin das Château
に相当します.
 縣題の文の訳は「この魅了する館の中を歩こうにも
彼にはベッドから起き上がって、忍び込む体力がすで
になかったのであった」
  

 

—————————— ≪文法≫ ——————————————

  coudre はd が消えたりs が出没したりします.
 意味は「縫う」.他動詞ですが目的語はしばしば
 ありません.フランス語の他動詞は目的語を
 かなり自由に省略させることができるので、
 いちいちこれは自動詞、これは他動詞などと
 区別しないでもいいかも知れません.という
 か、基本的にはすべてが他動詞です.

coudre 直説法現在.....................coudre 直説法半過去
je couds........n. cousons..............je cousais.......n. cousions
tu couds........v cousez.................tu cousais.......v. cousiez
il coud......... ils cousent..............ils cousait.......ils cousaient

 


————————(調べ間違いの単語)—————————

せっかくなので、付けておきます.

demeure:(直現1,3単) <demeurer (自) [ドゥムーレ, demœre] 
    ❶ (ある場所に) 留まる、残る
  Il demeure toute la journée dans sa chambre. 
    彼は1日中部屋にこもっている.
  ❷ (同じ状態に)いる、…のままでいる
  Elle est demeurée silencieuse toute la soirée.
    彼女は一晩中黙っていた.

【反省】なんでもかんでも辞書を引きゃいいってもん
じゃない.単語を調べるときは、先にテキストを読ん
である程度、意味見当をつけてから辞書を引きましょう.
今回の場合、少なくとも品詞は動詞ではなく名詞であ
ることはdans cette demeure... を見れば明らかだったは
ず.【結論】相手をよく見て対処せよ.
 子供にはキャンディー、大人にはワイン、なめくじに
は塩、鬼には柊、悪魔には十字架、お化けにはお経、ネ
コには鰹節、梅に鶯、ハーキュリーはオリンピア…
ところで、マイティー・ハーキュリーをご存じですか?
「オリンピアー」と叫んで帰ってゆくお兄さん.
ちなみにオリンピアOlynmpia はフランス語では
「オランピア」古代ギリシャの都市名です.

 

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1914番:仏作文(12)(スタンダードフランス語講座③より)

2023-02-11 14:11:13 | 日記


仏作文(12)(スタンダードフランス語講座③より)
 

   【12回目】


例文12
日本はこの国と平和条約を結ぶや、直ちに外交団を派遣
することになろう。

Dès que le Japon aura signé le Traité de Paix
avec ce pays, il y enverra sa représentation. 

♦  前未来形は、過去における大過去形と前過去形の両方の
  機能を未来においてはたしています。

    とテキストには解説されていますが、この文面で、みなさん、
  おわかりになります? 私はアホなので、よくわかりません。
     
   何となくわかるとしたら、これが、いろいろな「過去」の
  お役所みたいな所なのかな、ということ。 
    そのお役所が未来に輝いている。「明日は君たちの時代だ」
  °˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

  さて、わからないまま、放っておくと、虫歯が悪化するように、
  分からない世界が広がってしまう。

  ここはとりあえず、ほかの参考書を見てみよう。

  ある参考書によると、

  「前未来:
   未来のある時期に完了している事柄を述べるのが前未来です。」

    と書かれています。

  まだ、はっきりわかりません。何となく、わかるのは、これは英語でいうと

   「未来完了形」 なのかな?ということ。

    もう少しこの本を読んでみましょうか?
      まず、次のような設計図が載っています。

  前未来=助動詞(avoir または être ) の単純未来 + 過去分詞

   これで、何か、戦艦大和でも作れるのかな?

  あ、例文が載っています。見てみましょう。
   
Je viendrai vous aider aussitôt que j' aurai terminé mon travail.
ジュ ヴィヤンドレ ヴー ゼデ オスィトー ク ジョーレ テルミネ モン トラヴァィーユ
私の仕事が終わったらすぐお手伝いに参りましょう。

これを英語の換算すると、
I will come over to you to help as soon as I finish my work.

英語は条件を示す副詞節のなかは現在形で書くので、
あまり考えたことはないのですが、フランス語は未来のこ
とは未来形で書く(特にsiを使うと、si 以下は必ず)場合
が多いので、aussitôt que の中の時制にはもっと注意を払
わないといけないかもしれません。

さて、そのaussitôt que の中ですが、英語でいう未来完了形
になっています。

これで、一応、「前未来」は「未来完了形」だと理解できました。

では、最初に戻ります。

例文12
日本はこの国と平和条約を結ぶや、直ちに外交団を派遣
することになろう。

Dès que le Japon aura signé le Traité de Paix
avec ce pays, il y enverra sa représentation. 

日本は(まだ結んでいないけど)条約を結べば、外交団
を派遣するでしょう、という未来形のなかの、条件を示す
副詞節の中が、「未来完了形」つまり、フランス語でいう
 
 「前未来」

です。

では、テキストに戻って読み進みます。
「前未来」の解説の続きからです。


① 未来の一時点を中心に考えて、
  それまでに完了した行為を表す。

「5時には、私はこの仕事を終えてしまっているだろう。」
 
  J'aurais terminé ce travail à sinq heures.   

 
② 単純未来形とともに用いられる場合、2つの行為は引き続いて
  行われる。

 「彼が仕事を終わり次第、私たちは出発するだろう。」
 
 Dès qu'il aura terminé son travail, nous partirons. 


♦  前未来形はまた、過去の事実の推測を表すことがあります。

 「彼女は汽車に乗り遅れたのだろう。」                      

 Elle aura manqué  le train.


問題A

1:  1か月後には、誰もが餓死(mouirir de faim)しているだろう。 

ゴタの答案: Tout le monde sera mort de faim d'ici un mois.


正解は  : Dans un mois, tout le monde sera mort de faim.


              ≪感想≫
ほぼ正解ということにしました。(9点/10点)
減点の理由は、「1か月後には」相当句を前にもってくるほうがよかった
と思いましたので。
1か月後には・・dans un mois, / d'ici un mois, / après un mois, / un mois après
                au bout de un mois près   どれでもいいと思います。
  
でも恐ろしい例文ですね。地球に大きな隕石が落ちてきて、その砂埃で
太陽が遮断され、温度が下がり、氷河期の状態になり、食糧が枯渇しました。
我ら、人類の運命はあと1か月です・・・みたいな。

数名だけ、ロケットに乗って、火星に逃れました。
でも、その火星で、人類は火星人にいじめられています。
 「いや~ん」

学習を続けます。

 

問題A
2: あなたがこの小説を読んでしまったら、別のを貸してあげましょう。  

 

ゴタの答案: Après que vous aurez fini ce roman, je vous prête un autre.

正解は  : Quand vous aurez lu ce roman, je vous en prêterai un autre.

 

         ≪感想≫
    主節は、未来形がいいですね。未来形でないとだめですね。
  減点8点。それからさすが正解文ですね。en が入っています。
  de roman の化けた姿がen です。化けて潜んでいるのがいい。

                   ヾ(@^▽^@)ノ

 

問題A

3: 彼は聞き違いをしたのだろう。

 

ゴタの答案: Il aura mal entendu.

正解は  : Il aura mal entendu.
 
          ≪感想≫
     むふふ・・おいら才能があるのかな・・と凡人はすぐ調子に乗る。
  たまたま、正解しただけ。お静かに願います。

 

問題B

1:  日本は自ら撒いた種を刈り取ることになる。
 
ゴタの答案: Le Japon aura faucher les graines il-même que il a semés.

正解は  : Le Japon recueillera ce qu'il aura semé.

 

          ≪感想≫
作物を取り入れるというrecueiller がいいですね。faucher は和仏辞典を引いて
出した単語ですが、「刈る」という意味だけで「作物を取り入れる」という
意味がないようです。recueiller に軍配。
それから先行詞にles graines をもってきたのですが、単にce que もいいですね。
もしかしたら les grainesではなくdes les graines  でないと
だめだったかも知れません。  関係代名詞で限定されたので、
定冠詞にしたのですが微妙なので、採点不可ということで。

しかし関係文の中は「前未来」にするのが、この問題のポイントだったので 
                                【自己採点:0点 /10点】


2: 1937年の支那事変勃発時には、政党の力(influence  f)は
   全く衰えてしまっているであろう。

ゴタの答案: Au temps d'affaire de Chine qui éclata en 1937, l'influence
              aura décliné completement.

正解は  : Au moment de l'éclatement de l'Incident de Chine en 1937,
              l'influence des partis politiques aura complètement décliné.   

 

                 ≪感想≫
   政党の力(influence  f)と書いてあったので
   l'influence aura décliné completement. と書いたのだが、
  ヒントを信用しすぎた。 l'influence des partis politiques だったとは!


  
    【教訓】 ヒントは正解を保証するものではありません。
   支那事変には定冠詞le がいつも必要のようです。d'affaire de Chineとはせず
    de l'affaire de Chine とすること。
 最後に語順ですが、複合過去に、文修飾の副詞を入れるときは
 過去分詞を文末に回した方が、おさまりがいいようです。
 おさまり=収納  きっちりお片付け。

 

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1913番:さすらいの青春(294)

2023-02-11 14:11:13 | 日記


𝓛𝓮 𝓖𝓻𝓪𝓷𝓭 𝓜𝓮𝓪𝓾𝓵𝓷𝓮𝓼
  
さすらいの青春(294)

 
—————————【294】——————————————

  Aussi  s'efforça-t-il  de  penser  à  autre  chose.  Glacé
jusqu'aux  moelles,  il  se  rappela  un  rêve —une  vision 
plutôt,  qu'il  avait  eue  tout  enfant,  et  dont  il  n'avait
jamais  parlé à  personne:un matin,  au  lieu  de s'éveiller  
dans  sa  chambre,   où  pendaient   ses  culottes  et  ses
paletots,  il  s'était  trouvé  dans  une  longue  pièce  verte,
aux  tentures  pareilles  à  des  feuillages. 


———————————(訳)————————————————

  それだもので、モーヌは努めて他のことを考えるように
した.身体の芯まで凍えながら、モーヌは、ある夢のこと
を思い出していた——夢というより、それはむしろ子供の
頃に見た幻想であった.そしてその幻想のことは誰にも話
したことはありませんでした:その幻想とは:ある朝、半
ズボンや外套を掛けた自分の部屋で目覚める代わりに、緑
色した葉形装飾の壁紙の貼られた長い部屋にいたのだった.

 

..——————————《語句》——————————————
                               
aussi:(接) それゆえ、だから;(文頭に来ると主語と動詞
    は倒置されることが多い)
s'efforça:(単純過去3単) <s'efforer (pr) 
        s'efforer de + 不定詞 ~しようとする、
    ~しようと努力する
moelle:[ムワル](f) 髄、骨髄
         moelle épinière / 脊髄     
     jusqu'à la moelle / 骨の髄まで、体の芯まで
         jusqu'aux  moelles / 骨の髄まで、体の芯まで
         être vidé jusqu'à la moelle / へとへとに疲れる
         Elle était glacée jusqu'à la moelle. / 
         彼女は体の芯まで凍えていた.
         Il est Japonais jusqu'à la moelle.
         彼は骨の髄まで日本人だ.       
se rappela:(単純過去3単) [pr] <se rappeler  を覚えている、
    を思い出す; Je me rappelle bien cette événement. / 
               (私はその出来事をよく覚えている) 
        Je me rappelle l'avoir rencontré. / 私は彼と会ったこと
         を覚えている.(不定詞の場合は複合形となる)
       Je me rappelle qu'il m'a raconté cette histoire. /
         (私は彼からその話を聞いたことを覚えている)         
rêve:(m) 夢 
vision:(f) まぼろし、幻影 
plutôt:(副) むしろ    
eue:(過去分詞女性形) <avoir            
tout enfant:ずっと子供時代に
   ([形容詞+名詞]ではありますが大過去時制の影響で
    このまま副詞的に「ずっと子供の頃に」となります)
au lieu de ~ : ~せずに
tenture:(f) 壁紙  
pareilles à :~によく似た   
feuillage:(m) 【集合的】(1本の木全体の) 葉;枝の葉全体 
     【美術】葉飾り、葉形飾り、葉形装飾

 

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