ICUROK!!

/^o^\/^o^\/^o^\/^o^\

仏暦確認定例会2012

2012年06月08日 00時18分12秒 | 音楽

2012年6月7日(木) PHONON2555二日目に参加。以下、毎度お馴染み備忘録的な。

M-01 ハルディンホテル
M-02 サイボーグ
M-03 作業(愚者の薔薇園)
M-04 仕事場はタブー
M-05 ルベド
M-06 デューン
M-07 サイレン*Siren*(還弦Ver)
M-08 人体夜行
M-09 万象の奇夜
M-10 サトワン暦8869年
M-11 生まれなかった都市
M-12 確率の丘
M-13 新曲(のうどうせつ?)
M-14 庭師KING
M-15 Aria
M-16 Lotus
M-17 TOWN-0 PHASE-5
M-18 舵をとれ
[encore]
M-19 聖馬蹄形惑星の大詐欺師
M-20 夢みる機械(還弦Ver)

ざっと改めて振り返ると、今回はなかなか渋い選曲というか。

「ルベド」~「確立の丘」までの泣かせっぷりが凄まじい。周辺の女子がちらほら泣いてたぞ。いけないオッサンめ。ぼ、ぼくは泣いてないんだからな!と言いながら若干あれやこれや潤っていたかもしれない。個人的には新曲からラストまでの駆け抜けっぷりがやばかったでげすなあ。何しろ「Lotus」で天に召される寸前まで追い込まれる。「舵をとれ」もライブで聴くことができるとは。しかもデストロイギター付きとはね。ホント良かったすよ。

今回はこれまでライブ演奏回数が多い曲目も、リズムトラックが差し替えられていたり弦楽セクションのアレンジが変更されたりしていたので新鮮な感触を得たものが多かった。たとえば「サイボーグ」はPHONON2550のやつに更なる弦楽器を加えたようなアレンジ。「庭師KING」のリズムトラックは引き締まった音で痺れた。曲の始まり方も東京異次弦空洞の時にも似た「くるぞーくるぞー」的ライブアレンジを施してあり、一々みぞおちワクワク状態になる。

中日の新曲は「のうどうせつ(?)」。ただし今宵歌われた歌詞はリリース時に変更されている可能性有りとのこと。「気に入らなければボツにする」という潔さ、濡れるッ。まあ、「聖馬蹄形惑星の大詐欺師」なんかPHONON2551の時は「~八時着火はあと5分」って歌詞だったし何かしらの変更はあるんだろね(と言っても大して歌詞は聞き取れていない)。楽曲自体は変拍子構成に明るい曲調でファルセットと音程の細かい上下があり歌うの難しいだろうなという印象。そういやTwitterで5拍子の曲がうんたらかんたら言ってたのはこれのことかもしれんね。

ライブ全体の音は低音がやたらブーストされていたりキンキンの高音にギターが埋もれてしまったりで厳しかったんだけど後半改善されていってたと思う。「サトワン暦8869年」あたりの低音ボイスが上手く処理されていたので鳥肌立ったまま気絶するかと思ったくらい。しかしどうしても音像がボワンボワンになっちまうのは会場の問題もあるんだろうな。しゃーない。

さて、肝心の平沢師匠だけどなかなかのサービスっぷりだったね。MCではティンパニの使い方講座、「夢みる機械」ではステージ上を大胆に闊歩し、デラワーカメラでスナップショットを一枚に客席が沸く。つーか、さすがにエントロピーで周囲全員が「辛抱たまらん!」と叫び出さんばかりの勢いで立ち上がったのは思わず吹いたわ。皆さんさすが良く訓練されてるぜ。
そういや「夢みる機械」に入るときカウント間違ったのか、一息ついて思いっきり油断したところで曲が始まるもんだから思わず「あ…!」って漏らす師匠にニンマリ(それでもカッタウェイのエレアコをしれっと弾きこなすのだから参る)。あと、「舵をとれ」だったかな、デストロイギターの後、しばらくギターが「ムーーーーン…」てなってて慌ててボリュームペダル踏んでたのは笑った。
それにしても師匠の声の伸びは相変わらず容赦無い。新曲での“喉さばき”や「Lotus」のビブラートなど本当に声帯の魔術師と良く言ったもので唯一無二の存在感はただただ見とれるしかないでがんすよ。
ちなみに、楽器はいつものレーザーハープに加えて下に小さい鍵盤があったと思うんだけど、DVDで確認するしかないかな……。

そうそう、忘れてならないのがサポートメンバー2名という構成。元P-MODELの荒木康弘氏は4連ティンパニ担当。PEVO1号さまはTalboにタッチパネル式ギター。ティンパニは良いチョイスだよなあ。基本的に師匠の曲はティンパニが活躍する場面が多いからね。ティンパニ以外にもパッドか何か叩いてたと思うんだけどちゃんと確認できなかった。タッチパネル式ギターといえば加山雄三と高見沢の対談番組かなんかで見たことあったけど多分あれと同じだと思う。The Misa Kitaraとかいうらしいですぜ奥さん。
しかしまあ、師匠も言ってたけれどサポートメンバーなんて何年ぶりなのよ、と。次回もこの手を使うのであれば、是非とも田井中氏を…いや、バージョンアップしたTAINACOとは誰も……。

そんなわけで明日は最終日か(ダラダラ書いてるうちに日付変更しちまったが)。在宅オーディエンスとして見守る予定だけどセトリ入れ替えや新曲の発表含めワクワクさんだね。ということで、やや散らかり気味の備忘録おわり。