無駄こそ人生を豊穣にするという趣旨の文が国語の教科書にあったような記憶があるけれども、それはさておき、またしても映画の話。すぐ書かないとすぐ忘れるから。
①「24 シーズン7」(DVD)
これって、映画じゃねぇじゃんって思ったあなた!正解なのでアナコンダの餌食になってください!
などと、前回ほざいていたが、ようやく全話見ることができた。前回も書いたけれども、特にこれといってパッとする話でもない。慣れは恐ろしい。
まあ、シーズン5あたりから続く国家レベルの巨大な陰謀の全容がようやくつかめてくるので重要な話ではある。
今回の見所は、相変わらず言っていることとやっていることが無茶苦茶なジャックおじさんと、それを追うように誕生する女性版ジャック・バウアー、そしてクールで知的なおじ様たちといったところか。キンバリーも久しぶりに登場するが、観ている者をイライラさせる点で全く成長が無い。銃火器はMP7やFN F2000とかそこそこ新し目のPDW好きは勃起することでしょう。
どうでもいいけど、FOXが右寄りの局って知ってからこのドラマの内容に納得がいくようになった。大統領万歳。
②「Dr.パルナサスの鏡」(劇場)
タイトル長いよな。わけ分からないけど、そこそこ楽しかったというのが率直な感想ではないかと。現実世界と魅惑のCG世界が入り乱れて、なんだか未だにフワフワした感覚で良く分かっていない。テリー・ギリアムの思う壺だな。
今作が遺作となるヒース・レジャー氏は大変よろしい。なんで死んでしまうかな。勿体無い人だよ。代役を務めた「出しておけば画が引き締まるチャラチャラ海賊」と「生え際のきわどいセックスロボット」と「髭の汚い“ファリン・コレル”(元ネタは俺の言い間違い)」も良い仕事してた。…って、ひでぇな俺も。大して面白くないのに言いたいだけとか止めようぜ!失礼すぎる!
テリー・ギリアムといえば、モンティパイソンの「まさかの時にスペイン宗教裁判!(Nobody expects the Spanish Inquisition!)」の枢機卿のイメージばっかり頭に浮かぶ。よく考えたら、実はモンティパイソン以外でこの人の映画観たこと無かったんだよなあ。なんかとっつきにくい印象で。食わず嫌いは本当に治していかないと。
今回の映画ではモンティパイソンぽいスパイシーな皮肉たっぷりのシーンもあって良かったよ。網タイツ履いた警官が、悪い奴は皆ぶっ殺せ!みたいな歌を歌うシーンや、偽善慈善事業を皮肉った歌詞の子供たちのコーラスが最高。しかもこれがエンドロールでも流れるから爆笑もの。やっぱり監督もお気に入りだったのかな?
そういえば、デボン青木とクリスティーナ・リッチを足したような少々残念なお嬢さんが大変良かったのだけど、なんか他の映画でてるのかな…?
③「ザ・シューター/極大射程」(DVD)
なかなか良かったんだけど、最後が惜しかったなあ。最後で主人公がただの殺し屋みたいになってしまっている。原作もあんな釈然としないラストなのかな。原作は有名らしいけど、原作ファンにはこの映画評判悪いよね。長そうだけど読んでみるかな…。
いやー、しかしマーク・ウォールバーグはやはりアクションが映えるね。ホモのリプリーよりいいよ。あと、マータフじゃなくてダニー・グローバー健在!すっかりシブイおじ様になってしまって素敵だわ!腹黒いダニグロもいいじゃない!おっとゲイじゃないぞ!
総じてアクションは良い出来ではないかと。特に、大草原の小さな家の原っぱで戦うシーンとか痺れたね。一人で何人倒してるんだよ。トム・ベレンジャーもびっくりね。狙撃っていうのは一見地味だけど、描き方次第では熱い戦いになる。
④「13歳のハゲ男」(DVD)
ひでえ邦題。そして久しぶりのアルバトロスから。他人事とは思えないのでついつい借りてしまった。
ハロルド君は5歳から髪の毛が抜け始め、13歳を迎えるとすっかり貫禄たっぷりのオヤジ頭に。長年の経験からハゲ隠しを諦めたハロルド君であったが、地元ではそんな彼の風貌も徐々に馴染んで、そこそこ安定した毎日を送っていた。しかし、そんな中で母親の昇進と異動が決まり、馴染みの土地を離れることに。
引越し先では当然その風貌からイジメの対象になり、健康診断で年齢を間違えられて前立腺をいじられるわ、ストリップに誘われるわ、となりの超熟女に誘惑されるわで大騒ぎ。さて、ハロルド君は新しい街に馴染んでいけるのか!?というようなストーリーである。
まあ、お決まりの青春コメディーの流れだが、だからこそ気を抜いて楽しめる作品だと思う。堅実な作りをしているので、B級でこそあれ映画全体は心温まる安心クオリティである。
個人的に好きだったのは、「誕生日にゴーカートを買って!」とせがむハロルド君に老人用電動車椅子がプレゼントされたシーン。もちろんお隣に住む超熟女払い下げ品。あまりの情けなさにナチョリブレの三輪バイクのシーンを思い出してしまった。で、この電動車椅子がラストで大変身を遂げるんだけど、この先が気になる人はDVDで。電動車椅子ってジャッカスにも出てきたけど楽しそうだな。乗ってみたい。
話が逸れるけど、この手の映画に必ず出てくるアメリカ独特の“ジョック”的世界って面白いよな。もちろん俺みたいなのは“ギーク”以下なんだろうけど。アメリカの学生ってみんなあんな感じなのかな?映画観てると変に文化イメージが形成されるから困る。
⑤「アナコンダ3」「アナコンダ4」(DVD)
はい、取るに足らない映画とはこのことよ。人柱は語る。皆様は時間の無駄だからくれぐれも観ないように。前回2を観たので一気にここまで来てしまったよ…。
アナコンダシリーズが楽しめるのもせいぜい2まで。3と4がこんなに酷いとは。ちなみに3と4は監督が同じ。“不死の蘭”という2の設定を引きずっているので、第一作目は完全に別物にしたほうが良い。第一作目の名を汚さない為にも。
とにかくCGのヘビの出来は最低。もう少し何とかならなかったの?話も完全に終わっている。なんで家の中にトイレあるのにわざわざ危険な屋外まで立ちションしに行くんだよ!とか突っ込んだら負け。
いかんせん迫力がないので、何とか迫力を出そうとしてか、残酷描写は前2作より力を入れているように思える。しかしこれまたCG尽くしなんだよ。前回のパニッシャーじゃないけど、残酷描写でCG使いすぎるとやはり冷めるよな。但し、3で首チョンパになった傭兵がそのままマシンガン乱射して車が炎上っていうシーンだけは評価してあげる!
と、ここまでメタメタに書いたところで3と4はTVMということが判明した。じゃあ、しょうがねえか…なんて言うと思うたかー!
ちなみに3は我らがデビッド・ハッセルホフ氏が出てるぜよー!竜馬ぜよー!だから観てやろうって気になったんだけど。結局、残念な活躍だったが歳をとってもスタイルは抜群なのであった。
それと、3と4共通の主人公の女性科学者はいいね。強くて知的でエロいってのは俺のエターナルアイドールだから。
まあ、ウダウダ書いても仕方ない。結論:アナコンダ1>>>>2>>>>>>>>>>3,4
以上、5項目について記録完了。嗚呼、疲れた。特に今回はアナコンダの災厄が凄いね。糞映画を愛でると時間の無駄になるのが一番きつい。人生が豊穣になれば世話無いわ。
最近は記憶力の低下が著しいので、観た映画についてはなるべく記録を残そうとしている。しかし、いかんせん筆が進むのが遅いのに加え、かつ、言語野が致命的なダメージを被っているので記録を残すのには大変な苦労と時間を要していることを告白しておかねばなるまい。おかげさまで色々と溜め込んでしまったので、ここで一気に放出するはめになった…。
では、以降なるべく簡単に書くのでご容赦を。念を押しますが、いつも通り自分のために書いていますので、長いと思ったら読まないことです。その時間を他のタスクに割り当ててあげてください。
やっべ、なんか鬱っぽくなっちゃった!(満面の笑み)
①「新宿インシデント」(DVD)
えーと、我らがジャッキー・チェン版「スカーフェイス」+「カリートの道」in JAPANみたいな感じ。不法滞在者を扱っている作品。一応社会派になるのか?こいつは、なかなか面白かった。
とにかく残酷描写がんばりすぎ。俺、嫌だよ!?明日から新宿近辺に行けねぇよ!テレフォンカード売りつけられたらどうしよう!甘栗屋とか怖くて近づけねえ!等等、日本を舞台に存分に暴れまわって下さっている。「んなアホな!?」っていうようなシーンも勢いでやってのけるのが中国映画のパワーだね。本作はそれが良い方向に作用していたように思われる。
竹中直人氏をはじめ、役者陣もなかなか豪華。倉田保明先生は貫禄あったなあ。同じくジャッキーin JAPAN作品の「デッドヒート」でパチンコ店でバトルしていた澤田拳也氏や、成家班の俳優さんも多数出演していた。あ、ダニエル・ウーのブチ切れた演技も素晴らしかったね!
あと、Twitterのほうでは少し言及したが、ちょっと前にお手伝いしたゾンビ映画「秋葉原ゾンビ」主演の本田剛司氏もヤクザ役で出演されていたので、個人的にニンマリ。
「秋葉原ゾンビ」については、また詳細が分かり次第、情報を掲載する予定なので宜しく。
②「板尾創路の脱獄王」(劇場)
2本目について書き出したら不安が…。この間に何か観たような…?まあ、いいや!
えー、これは、「俺がやりたいようにやりましたけど、どうだ?面白いだろ!」というあざとさが鼻に付く印象。金と時間を掛けたコントだねえ。板尾氏が登場した時点で笑えるような人にとっては面白い映画なんだろうけどな。映画館で観るほどのものではないと、誠に勝手ながら断言します。まあ、私が駄目なのは、こういうのを素直に楽しまないで斜に構えて観てしまう所だと思うんだ。反省。
③「バンコック・デンジャラス」(DVD)
おい!ハゲ!仕事選べよ!
観終わった後の私の叫びだ。人のこと言えない頭をしながら酷いだろう?
一体全体、何がしたかったのか分からない映画だった。プロの殺し屋には掟があるみたいなこといっておいて、街中をド派手に動き回り、挙句は薬局で働く聾唖者の女性と恋に落ちる始末(但し、この女性が大変可愛らしい)。
ちなみに、この作品はいわゆる“衝撃のラスト”をご用意してくださっているのだが、主人公の心理描写も希薄で、西方の言葉で言えば「なんでやねん!」というのがしっくりくる印象だった。
一方、この映画の唯一素晴らしい点は、タイ観光親善大使なところ。見終わった後タイに行きたくて堪らなくなった。俺も薬屋のねえちゃんと恋がしたい!
④「パニッシャー:ウォー・ゾーン」(DVD)
懲りずに三度目の実写版。セガールみたいなおっさんがセガールみたいなアクションをする映画だった。アクションのたびに「おっせー」と突っ込まざるを得ない。
残酷描写はほぼCGだったが、容赦無かった。ビルの屋上を飛び回るチンピラにグレネードぶち込んで「きたねえ花火だ」的なシーンは爆笑。銃火器の扱いについては、おっ!と思わせるシーンがあって悪くは無い。
しかし、いかんせんチープすぎる。DVDスルーになったのも納得の出来栄え。心理描写も弱い。もう少し“正義”や“私刑”の矛盾を抱えながら闘う主人公が見たかった。
そういえばキャッチコピーに“孤高の人間断頭台!”ってあったが、これって第一回目の実写版主演“人間核弾頭”ことドルフ・ラングレンを意識してのものなのかしら?とか、つまらないこと考えてたら、ドルフ・ラングレン版が観たくなってきたぞ!だれかビデオ持ってないかなあ…。
⑤「マッハ!弐」(劇場)
久しぶりに劇場まで足を運んでやっちまったなあ、という。実にザンネンムネン(銀河王風)な作品。タイトルは“弐”だけど、ストーリーは全くの別物で続編じゃないのでご注意を。
そりゃあもう、トニー・ジャーのアクションは大変素晴らしい。今回の試みとして、世界各国のさまざまな武道を意欲的に取り入れている。当然、サムライやニンジャも出るぞ!
しかし、ストーリーが壊滅的。おかげで爽快感もゼロに等しい。ラストでろくずっぽ回収されずにいきなり話が終わるので「えっ!?えっ!?(幕張の叶親風)」となるのは間違いない。「バンコック・デンジャラス」同様、あまりの“衝撃のラスト”に「なんでやねん!」となった。終わったあとの、劇場全体から伝わってくるどんよりとした空気を僕はきっと忘れないだろう。
トニー・ジャーは監督と原案もこなしているんだけど、この分だと、他の人間にやらせた方が良いのかな…。でも、映画秘宝のインタビューでは非常に良いことを言っているんだよ。
「カメラの死角にならないように広く、大きく、できるかぎりワンショットでアクションを撮る」
これ読んだときは思わずスカイライダーの志度博士ばりに「それだーー!!」って叫んでしまったよ。アクションについては大変分かっていらっしゃるんだがなあ。今後も期待しています…。
⑥「マラソンマン」(DVD)
もう疲れたでしょ?つーか、疲れたのは俺なんだが。もう、だんだん何観たか分からなくなってきたぞ。
なんかはじめは物凄く面白いんだけど、ラストの流れが速すぎてついていけなかった。伏線ちりばめた割にはあやふやになっているような。もうすこし人物描写きちんとしてくれないと相関関係とか分からないよ、特に俺みたいな馬鹿には。
個人的には冒頭のユダヤ人街で、ユダヤ系の運転手とキーマンであるナチの爺さんが罵倒しながらカーチェイスするシーンが好き。あと、敵から逃げる上半身裸のヨレヨレになったダスティン・ホフマンが何故か崇拝するアベベを思い出しながら走るシーンは大爆笑した。もう一回言わせて貰うと、「なんでやねん!」という。
でも、役者陣は良かったねえ。ローレンス・オリヴィエの拷問シーンな。Is this safe?って歯が!歯が~!あと、やっぱりロイ・シャイダー大好きだなあ。結構身体鍛えていて萌えたね!おっと、ゲイじゃないよ!ヒロインはきれいな人でおっぱいぽろりん。主演のダスティン・ホフマンは童貞っぽい役が上手い。
ちなみに、何でこの映画を突然観ようかと思ったかというと、悪友と飲み屋でこの映画の話題が出たとき、誰一人として内容を思い出せなかったから、という。皆、マラソンのポーズとか、ビデオパッケージのパーカー姿で銃構えてるダスティン・ホフマンのマネするんだが、結局分からずじまい。俺は俺で「音楽は確かジェリー・ゴールドスミスだったよな!」とか言い張って、全然関係ない曲(未だに正式は何の映画のものだったか思い出せない)を口ずさみながらマラソンポーズをするという有様。結局ジェリー・ゴールドスミスじゃなかったし、多分、皆、一度も見たことが無いことが判明した。
⑦「アナコンダ2」(DVD)
太くて長いヘビさんも、やっぱりエロカッコイイお姉さんが大好きだあぁ!(木曜洋画劇場「グラマーエンジェル危機一発」のCMより)
テレ東で観たんだけど、内容が思い出せなかったので。長寿の薬を作ることが出来る貴重な蘭を探しにジャングルに入ったところ、でっかいヘビさんこんにちは、という話だった。
もう、この手の作品になると、ストーリーがどうこうとか、アクションが安っぽいとかは、どうでも良くなる。なんか役者から製作サイドまで、みんな楽しんで映画を作っているのがひしひしと伝わってくるんだよな。但し、CGのヘビさんはいささか残念な出来だったが。
ちなみに、個人的に前作は密かに傑作だと思っているんだよな。ジョン・ヴォイドの死に様も素敵だったし。さあ、次はいよいよ「アナコンダ3」かしら。つーか、いつまで続くんだよ!?
⑧「24 シーズン7」(DVD)
これって、映画じゃねぇじゃんって思ったあなた!正解なのでアナコンダの餌食になってください!
さあ、ようやくシーズン7に手を出したぞ。といっても現在DVDでいうと8巻までしか見ていないのでテロとの戦い真っ最中でありんす。
慣れというものは恐ろしいもので、ここまで来るともはや何が起きても驚かない。全体的に「ああ、やっぱりな」という感じで、4巻まで見た後に間が開いてしまって、危うくストーリーを忘れそうになった。但し、大好きだったあの人が、あんなことやこんなことになって、それなりに楽しんではおります。
しかし今回はシブイおじ様俳優が萌えるね!おっと、ゲイじゃないよ!ブキャナンは髭面で格好良くなりやがってたまらんよ。あと、脇役の多いボブ・ガントンや、さっきのアナコンダの話にも出たジョン・ヴォイド。極めつけは、カートウッド・スミスな。やっぱり素敵だよ、クラレンス。
というわけで、最後までどのおじ様が生き残るか見逃せません!って、そういう作品だっけか?話忘れないうちに続きを借りに行かないと。
以上、8項目について記録完了。全く疲れるなあ。誰か代わりに書いてくれないかしら。ここまできちんと読んでくれたキミには、大変嬉しく思いますのでアナコンダの餌食になってください!
あ、mixiから飛ばされた。ほろ酔い気分に任せて、暇つぶしに。
これの真逆が俺。
昨日はレイトショーでアバターを観てきた。では、いつも通り極力ネタバレしないように感想等を…。
えー、まず、ストーリーはネタバレの境界が分からなくなるくらい分かりやすい。一言で言えば、「オラたちの里を荒らす奴等はゆるさねえ!」というもの。いささか乱暴すぎか。
では。サム・ワーシントン演じる半身不随になってしまった元海兵隊のジェイク君が、アバター・プロジェクトに抜擢されて、惑星パンドラへ派遣されるところから始まる。この、“アバター”ってのが、あのブルーマンが猫コスプレしてるやつな。アバターってのは、人間のDNAと惑星パンドラに住むナヴィ族の掛け合わせで、なんと、本人の意思をリンクすることが出来るってんだからびっくりよ。T4では人間とターミネーターのハイブリッドやってたワーシントンさんも今度はブルーマンとのハイブリッドなんて大忙しだな。
で、先述のアバター・プロジェクトってのが、惑星パンドラにあるレアアースみたいなもんを採掘するための侵略プロジェクトなのである。レアアースの上に住む土民どもを蹴散らして、どっかのアニメで観たことあるようなでっかい木の下にしこたま眠っている金づるを掘り起こしてやろうって筋書きだ。
というわけで、主人公のジェイク君は、猫耳ブルーマンになって、レアアースをゲットするためにナヴィ族らと交渉し、彼らを立ち退かせる任務に就く。しかし、ナヴィ族と共に生活をしていくにつれ、やっべえ、この体、この自然、楽しすぎ!不純異性交遊万歳!もう、他人の里を荒らす汚れた人間なんてあっぷよ!などと葛藤しながら、次第に意識を変えていく。
そんな中、ついに「ヤッチマイナ!」とブチ切れる汚れた人間どもが実力行使に踏み切った!さあ、どうするジェイク君!?どうする…!?
いよいよ完全にネタバレしそうなので、話の概要はここまで。まあ、その先も想像は容易だろうが…。
さて、そんなこんなで、実に明快なテーマとストーリーなこの映画。あとはキャメロン監督お得意のオタクアクションてんこ盛りよ。
もう、結論言うと、熱い映画だ。予告編で物凄く心配だったけど、良い意味でやられちまったね。21世紀初頭SF娯楽大作極まれり。
SFものっていうと世界観を理解するのが難しかったりするんだよな。まあ、私自身が頭悪いせいもある。で、今回もそういう場合を恐れて、あらかじめ世界観やあらすじ等を頭にブチ込んで置いた…。
しかし、その辺は流石キャメロン監督は導入の仕方が上手いんだよな。たとえば、ターミネーターだと、追っ手から逃げる車中でカイル・リースがサラ・コナーに世界観を全部ぶちまけるシーンがある。あれって、観客に説明してくれてるんだよな。アバターでも同様に、冒頭に説明がある。この鉱物がめちゃくちゃ高値で売れるんだぜ!って辺りのくだりは、流石に説明しすぎじゃねえかと思ってしまうくらいぶちまけている。キャシャーン(実写映画版じゃねぇぞ!)なみの説明っぷりであるが、開始10~20分で大方の説明がされるので、テーマが分かりやすいのもあいまって、ストーリーに入り込みやすかった。
お次は肝心のアクションに目を向ける。なんせ立派なアクション映画だ。単純にファンタジーだの、肥大した人間文明への警鐘だの、そんなのはもうどうでもいいんだよ。そういうテーマを踏まえながら、オシッコ漏らしそうな映像を武器に、立派にアクションして下さるキャメロン監督が素敵過ぎるんだよ。ぶっちゃけ似たような映画は山ほどあるが、「俺ならこうやるぞ!」っていう気概がひしひしと感じられる。
パワードスーツとか、馬鹿でかい飛行艇の造形の格好よさ。こういうものを観るにつけ、毎度ながらキャメロン監督って熱心な“理系”オタクだよなあ、と思う。あと、やっぱり相変わらず日本のアニメ好きなんだろうなあ、と…。
あ、そうそう、今回の映画で、一番輝いていたのがラスボスと呼ぶべき大佐殿だね。マグカップ片手に大量のミサイルぶち込んで侵略する姿が痺れるぜ。そして、あのラストにおける主人公との一騎打ちよ!熱い!熱すぎる!だからこの先言わない!気になったら劇場で観なさい!
キャメロン監督作品お馴染みの“強い女性”も大活躍。特に、ヒロイン以上に活躍して下さったシガニー・ウィーバーはもちろん、ミシェル・ロドリゲス素敵すぎまっせ。
そして、アバターよ、おお、アバターよ、予想通りエロかった。うわ、うわわー!そ、そげなこと!あ、あげなこと!って、ゆきめさんか、と。溶けちゃうぞ、と。予告編でピンときたもんな!ああ、この映画エロいぞ!って。予想が当たってニンマリよ。ナヴィ族はもちろん、触手系がわんさか出るわでもう大変なんですから。
うん、酷いな。エロはさておき、あとはやはり映像ね。すげえよCG。壮大な惑星パンドラの動植物をはじめとする設定の細かさも、キャメロン監督の“理系”オタクっぷりが見てとれる。いや、もはやオタクなどと軽々しいものは既に超えているよな。ごめんなさい。どうなっちゃってるんだろう、彼の頭の中は。
映像に関して一つ問題を挙げるとすれば、この映画の肝みたいなもんだが、3Dだろうか。3D上映初体験ってのがあるからかもしれんが、画面の端っこや、激しい動きがあったりするシーンがなかなか観辛いのが難点。
別に3Dじゃなくてもいいんじゃないの?ってのが素直な感想。3Dメガネ重いしなぁ。私の場合はメガネonメガネに加え、日本人ながらの団子っ鼻なのでずり落ちたら鼻が詰まってなかなかキツかったぞ。まあ、これからやたら3Dを売り込みたがっている「業界」のことだから、観やすくなる技術革新に期待しようかね…。
そんなこんなで、汗と期待と不安にまみれて観に行ったらオシッコドバー!という傑作だった。色々書いたけど、監督の見せたい映像を見る為に、是非3D版で観るべし。本編は160分超だけど、長編映画苦手な私も全く苦ではなかった。久しぶりに熱い映画だった。
ただ、一つ悔しいのは、めちゃくちゃ爆笑したシーンがあったんだが忘れてしまったことだよなぁ。本当に頭弱ってるな。こうなりゃ、もう一回ってのも…ありか…な?
あ、そんなことより、ナウシカやら、ラピュタやら、パトレイバーやら、いろいろ観たくなってきたので、ツタヤでも行って来るか。
何の因果か知らないが、突然米米クラブのライブに招待された。
仕事が終わって横浜アリーナまで直行。開演には間に合うはずも無く、早く辿り着こうとする気力も無く。
やっとこ会場に着いたのは開始30分後くらいだったか。しかしライブ以前に広くて迷うわ、トイレが見つからないわで大騒ぎ。やっとの思いで席に着くと、石井氏の小芝居が終わり曲が始まったところだった。3階席なので米米クラブの皆さんは豆粒サイズに。モニタに映し出された姿も、度の合っていないメガネのおかげでぼんやりしやがる。
まあ、とにかく、ライブ全体はお祭り騒ぎみたいなもんで、「きれいなサザン」とでも評すべき雰囲気だ。石井氏の小芝居タイムにおける名演技やら、髭男爵じゃなくてジェームズ小野田のぶっちぎりタイムなど技巧を凝らした演出に目を見張る。特に、石井氏は歌よりトークのほうが良いんじゃないかというくらい小芝居が上手かった。酔っ払いの演技バッチリだったよ。いつもあんな感じなのだろうか?
ファンの方々もかなり熱い。皆さん振り付けがバッチリで、きょうびよく言われるところの“オタ芸”を彷彿させる。ボンボンやスカーフ持参で、見事な一体感をもって踊る姿には圧倒されるばかりだ。後半で、赤と青に光るグッズが点灯されると、「その者、青き衣をまといて…」的な世界を目の当たりにする。
そんなわけで、一々驚くばかりでいけないね。残念ながら私は特にファンというわけでもなく、知っている曲といえば、せいぜい「浪漫飛行」「君がいるだけで」「シェイクヒップ」「スペシャルラブ」「東京ドンピカ」程度なので、付いていくのがやっとなのだよ。そういえば、小学生の頃、人物を描いていたら人数が多くなってしまったという理由だけで「麦麦クラブ」という漫画を作ったことがあったなあ。本当にどうでもいいけど。
まあ、タダで観てそれなりに楽しんだんだし、つまらない事は言いっこなしよね。しかし、なんなんだろう、さっきからほのかに香るバブル臭は。なるほど、狙い通りなのか…?
うーん、駄目だ。興味がないと思うように書けないねえ。あ、本音言っちゃった!
またしても、色々ごめんなさい。
じゃ、読んでも得しないレポートのはじまりはじまり。
昨日3日は、初詣へ。聖地巡礼も兼ねて鷲宮神社までパイ・ドゥアイ。悪友殿と二輪にまたがり珍道中だ。実は今回がツーリングデビューだったりする。
奥のエリミ様が悪友殿の愛車。私は手前のTL125だ。古いバイクなので、なかなか機嫌がよろしくなく、終始止まりやしないかヒヤヒヤした。ニュートラルが入ったら奇跡というレベルで、一回エンジンを切ってから絶妙な加減にて調整せねばならない。キックスターターも慣れていないので時折手こずる初心運転者なぽっくん。アルェー、エンジンかからないぞ??あんた、キーがOFFのままじゃない!?あーっ!なんてお茶目な一幕も…。
加えて、馬力が無いので、田舎の国道(≒高速道路)を走るとなかなか肝が冷える。悪友殿はブイブイ行けるのだが、終始「まってくれ~」状態で、風にあおられ、四輪にあおられ、必死にしがみつく有様だった。
で、ヘタレっぷりを露呈しつつ、道に迷いながらも、なんとか到着。
あんらー。お洒落な電柱がお出迎え。勘弁してください。嗚呼、目が霞む。メガネはどこですかぁ…?
とにかく、人、人、人、人だらけ。この列に並ぶと思うとうんざりする。神社周辺の細い路地も人がたくさんいる。なんだかんだで地元の人が多いようで少し安心。写真右は住民票販売コーナー。まさか、公務員じゃあるまいな…。
白石稔氏らがDVD特典で騒いでいたのも記憶に新しい、隣接する峠の茶店前で渾身のダブルピース。
さて、ご覧のとおり、私は冬を完全に舐めた格好で乗車してしまった。スターシップトゥルーパーズみたいなハーフヘルメット以外顔を覆うものは無い。ダウンを着ていても容赦なく隙間から風が入り込んでくる。薄い合皮製手袋で手がかじかみクラッチを握る手がジンジン。しばらくすると感覚がなくなってくる生き地獄。足元は中学時代のジャージを重ね履きしているが、やはりこちらもほとんど意味を成さない。
冬にバイクなんぞ乗るものではない。
既に人だらけでうんざり状態だったが、ここまで来たからには巫女姿のかがみんを拝まねばということで、おとなしく列に並ぶ。並んでいる間にもどんどん日が沈んでいき、辺りはめっきり冷え込んでくる生き地獄っぷり。午前中に出掛けりゃよかったと、鼻水を輝かせながら震える悪友殿と私。
そんなこんなで、40~50分ほど並びようやくお祈り完了。かがみんには結局会えず。だが、可愛い巫女さんを拝めたので良しとする。それにしても寒い!寒すぎる!十万石饅頭!あ、久々に使っちゃった!埼玉だからいいだろ!?
ラストはお待ちかねの痛絵馬。
めちゃくちゃ上手いのがあってびっくり。皆さんあらかじめ描いてくるんだよな…?内容的にかなり酷いものやプライバシーの問題もあるので詳細は記載しない。「○○卒業」とか、あんた…。
一通り参拝を終えると、辺りは真っ暗で死ぬほど寒いのでさっさと帰ることに。途中ガソリンスタンドでトイレ休憩。ストーブの暖かさに泣きそうになる。行きと同様、必死にバイクにへばりついて、なんとか帰宅した。即行で風呂に飛び込み寒さで痺れた手足をいたわってやる。
冬にバイクなんぞ乗るものではない。
というわけで、地獄の聖地巡礼ツーリングは終了。あ、最後に一つ大切なことを言っておく。
「らき☆すた」べつにそんな好きじゃないんだよな。
などと、こんな所で寂しい人アピールしてどうするんだ?つーか、時代はメールだよ、メール!
さて、新年早々やることが食うか寝るかしかなくて腹痛いし、実家が予想以上にめちゃくちゃ寒くて風邪気味だし、暮にボーリングやったおかげで引き戸開けられないくらい腕痛いし、気付けば親の目を盗んで二進法駆動の彼女と初詣行こうと思って頑張るけどイベント発生しないし、寝ぼけてセーブしていたシーケンスデータ上書き消去しちまうし…。
年末年始は計画的に過ごさないと駄目だと、あれほど学んできたはずなのに、またしてもミニマル生活だよ。なので、明日から頑張るよ、明日から!やっべ、一番嫌いな言葉使っちまった…。
今年の抱負は、いい歳して下ネタを言わない事にしようと思ったのだけど、絶対にできないので、酒をやめる事に…。いや、これも無理か…。じゃあ減ry…。何言っても無理そうなので、夫々少しずつ減らす事からチャレンジだ。所詮、目標は高いようで低く。政治家みたいだな。格好良い?
いやはや、しかし困ったもんだ!こんなつまらないこと書いてたら、ここの糞日記スペースを始めてから今年で5年目だよ!嫌になっちゃうなあ、もう!ちょっくら振り返ってみたら言ってる事が何一つ変化してねえよ!
ここ数日間、懐かしい友人に会ったりしたんだが、結局変っているのは体型くらいで、人間の本質は全く変らないんだなと、実感してしまった。悲しいね!
景気は悪いし、肉ばっか食って屁は臭いし、幸先悪いけど、ここから1年なんとか漏らさない程度に踏ん張っていこうかなと。少しはまともなこと言えたかな?じゃあ、次は、使ってみたら意外と便利だという事に気付いてしまった言葉を。
あけおめことよろ。