「不正を許さない」の聞こえはい「不正を許さない」の聞こえはい本人が否定しようが、肯定しようが、誰にも醜聞があります。
ここでは最近の「中国の醜聞」を集めてみました。必要な方のために出典も明示し、あればリンクも用意しています。
在米中国人移住者を 強制的に帰国させる中国公安部:Wedge 2015年9月25日
中国では、急速な経済発展を支えたらしい人たちの中で
- 狡猾な人たちは、不正に得た財産と共に「国外へ逃亡」しているらしい。
- そこで中国共産党が、そういう連中を国外にいるにもかかわらず「その国の主権など無視」して「海外でつかまえて強制的に帰国させ」、形式程度の裁判をおこない、処罰し返金させる意向です。習近平の「狐狩り作戦」の一環ですが、不正によって不正をなくす試みは、必ず失敗するでしょう。
「不正を許さない」の聞こえはいいものの
「不正でもって不正をなくす」と考える頭脳が、あぶないのです。
なぜならば、そこに「法」は存在せず、「為政者の恣意(しい)」で「不正」をなくそうとする「悪質な不正」があり、次の為政者が再びそれを「不正」とするはず、ですから。
法治国家でないと、こんなことが平然と行なわれるのでした。
「中国共産党の弾圧指示に従いさえすれば偽造・ペテン・わいろなどを黙認する」
とする国策に、そもそもの原因があるのですが、これを放置したまま、人を処罰し金を取り返そうとするのは、「法治国家」から遠く離れた封建的全体主義国家ならではの手口で、文字通り「失政の尻ぬぐい」と言えます。
いくら失敗しても「変わるべき政党が存在しない」(つまり対抗する政党を存在させないのが国策である)のが中国の「強みでもあり、弱みでもある」と言えます。
オバマは、中国共産党のこうしたアメリカ国内での違法な工作をやめるよう警告したと報道されています。
この種の問題は
中国国内でも発生していますが、外国の主権を侵害してでも平気で工作活動をするというのが、極めて悪質なのです。自分の利益になるならば、相手国の法律を犯してでも、平気で思い通りのことをしようとする悪質な集団が中国共産党でした。
♪国内の 弾圧そとでも きくはずと 思う心の 未熟みじめさ♪
アメリカと中国の間には
犯罪人引き渡し条約は結ばれていないはずですが、すでに2014.8.12の報道で、中国がアメリカに引き渡しを求めており、その上でオバマが「そういう違法活動をしないよう警告」したのです。
アメリカでの中国人工作員は
中国政府の担当者ビザではなく、観光ビザで中国からアメリカへ入国し、持ち逃げ逃亡者の家族を追跡して「脅迫する」など
目に余る行為をはたらいているようです。
不思議なことですが
私は、「中国人が国外であるアメリカ国内で不法に中国人を脅迫する」というニュースを聞いて、「あ、なるほど」と思いました。
なぜかと言えば、それはロシアが国外であるイギリス国内へ亡命していたロシア人「リトビネンコ」を、イギリスの主権を無視してまで、イギリス国内で毒殺した事件を思いだしたからです。
当ブログ
で詳しく述べましたが
- プーチンと同じ元ソ連KGB出身のリトビネンコがプーチンの秘密を知っているので生かしてはおけないという判断があったと見るのが自然であり、「リトビネンコの毒殺未遂事件にロシア政府が関与するなどあり得ない。全くばかげたことだ」とするロシア大統領府副報道官のペシコフの反駁がいかにもとってつけた弁明のように思われます。注意深く「ロシア政府が関与」としているのにお気づきでしょうか。犯行を実施したのがロシア政府とは無関係だとすることで言い逃れることができるとする魂胆がバレバレですね。
- 不都合な人間を、国外にいてもその国の主権など無視して殺害するという全体国家の恐ろしさが表われています。
怖いことであり、こんなことを許してはいけませんね。
韓国政府もまた
日本の主権を犯して日本に滞在していた金大中を自国へ拉致しました。〔1973年 Wikipedia〕
中国・ロシア・韓国・北朝鮮などが
「他国の主権を平気で無視する」という極めて悪質な国家であることを、今一度思い出したいものです。
中国国内でさえ違法を繰り返す中国共産党政府ですが
国外でも弾圧と人権侵害を繰り返す中国共産党をこのまま泳がせたままにするわけにはいかず、オバマの警告は妥当なところだと思います。ただノーベル平和賞を受賞してしまったオバマに、これ以上のことはできません。いいも悪いもトランプの出現には、こういう背景があったのでしょう。
また
中国からアメリカへ亡命したとされる令完成(兄)が中国共産党の秘密を暴露するか・したかとされます。
令計画(弟)は胡錦濤前総書記の側近だったらしく逮捕済み。
どちらにして、「すべて」の中国人には何らかの不正があるとみてよく、たまたま主流派に属すれば無事通過、何かの因縁で非主流派になれば逮捕される、それだけの違いでしょうか(笑)。
米国市民のウイグル人ジャーナリストが
ラジオフリーアジアで新疆ウイグル自治区での対立を報じると、かれの家族が脅迫されたり裁判にかけられたり服役中だともいいます。
これら陰湿な中国のしわざは習近平の訪米〔2015年9月〕より前のできごとでした。
さて、あらゆる面で
中国は世界各国から包囲網を敷かれてしまいました。「身(み)から出たサビ」か、それとも実(み)のない「そ汁」という名の「みそ汁」を飲まされたか、いよいよ中国共産党の崩壊も間近に迫ったようです。
令状なしの家宅捜索に盗聴 反スパイ法、警察当局に強い権限 新法乱発…習政権、治安維持に躍起
2014年11月に「反スパイ法」(新法)が施行されたと報じていますが、もう末期的症状といえますね。
南シナ海問題 仲裁裁判所が領有権の審理本格化へ
この問題をめぐって、中国は「当事国同士で解決すべきもの」として、仲裁手続きに参加することを一貫して拒否していた。
しかし、オランダ・ハーグの仲裁裁判所は今後、フィリピン側の言い分を検討するための聴聞会を開き、審理を本格化させることを決定。
フィリピン外務省は、「歓迎する」との声明を出した一方で、中国側は「不適切な決定だ」として、仲裁手続きに参加しない立場をあらためて示している。:フジテレビ系(FNN) 2015年10月31日:←リンク切れ
フィリピンがオランダの仲裁裁判所へ提訴した南沙諸島の領有権問題です。
当事国同士で解決できないから仲裁裁判所で判断させようとするのに、中国はあいもかわらず「当事国同士で解決すべき」と言い続け、裁判を無視する傲慢さ。世界各国はこれを許してはいけないようです。
- 「埋め立てや領有権の主張は国際法上認められない」というフィリピンの提訴に対して、中国共産党は、この裁判を否定し「いかなる判決にも従わない」と無法国家らしく元気に豪語し、審理は中国不在のまま進んでいるようです。中国の無視は、例の中国の空威張りなんでしょう。
- 中国はこの不在裁判で勝てそうにはなく、また中国に不利ではない判決さえ、期待できない状況です。
- 裁判結果に強制権はないとのことですが、この結果は国際的な義務に近いとも言い、ますます肩身が狭くなり、身動きとれなくなる中国でした。
- 私は中国共産党に対して、「2000年前とは時代が違うのであり、天上天下唯我独尊は、もうやめた方がいい」と忠告する次第です。そんなことをしていると、ますます孤立化を進め、いままでの経済発展がうそのように消え去ってしまうことでしょう。消え去る前に例の暴力性を発揮しますか。さぁ、それに対して周辺国が備えつつありますが(笑)。
これでも沖縄や韓国は中国共産党に何も言えないままですか。いつになったら、目が覚めるんでしょうね。
南シナ海仲裁裁判に台湾が「横やり」のワケ
[香港/台北 10日 ロイター] - 台湾の当局に近い団体が、南シナ海の領有権をめぐりフィリピンが中国を相手取って起こした国際仲裁手続きに対して、横やりを入れている。台湾にも主張する権利があるとの政府見解を強調する陳述書をオランダ・ハーグの常設仲裁裁判所に提出したためだ。:ロイター 2016年05月11日
昨年(2015年)フィリピンの提訴だけだったことから
相手の中国が不在のまま本格的な審理に入るかと思われたら、台湾総統の馬英九が最後の仕事とばかり、膨大な資料と共に、「南沙諸島については台湾にも主張する権利がある」との見解を提出しました。
蔡英文〔さい えいぶん〕が先の選挙で総統に決まっていて、正式に就任したのが2016/05/20でしたから、総統時代の馬英九ぎりぎりの提出で、しかも裁判結果が出ようかというタイミングであったため、悪く取る人は、中国の肝いりで行なわれた「馬英九による裁判引き延ばし戦術」だとします。
あくまでも推測ですが
これも中国が、裁判を無視しながらも、また台湾の主張にけっして左右されないという立場を維持しながらも、中国寄りとみられる台湾総統の馬英九をそそのかせて台湾に裁判参加をさせたものでしょう。どうせ中国には不利な判決になるだろうから「台湾が参加すれば長引く」とみています。
中国は「裁判を無視」し、裁判に参加していないため、反論できる立場にはないので、台湾による引き延ばしを意図したのだ、とするものです。その代り中国は、いかなる台湾の主張にも左右されないとしています。
ただし台湾の資料提出直後の 2016/05/20 から台湾総統は、あたらしい蔡英文になり、馬英九とは違って中国とは距離を置こうとしていますから、裁判では台湾の権利主張のみに終わるかも知れません。
中国がいくら大昔から自国領土だったと薄弱な根拠と共に主張しても、あの地域がフィリピンやベトナム以外の中国や台湾の領有だとは、誰も信じないでしょう。法などあり得ない中国特有の暴論でした。
まずは台湾から提出された資料に目を通し
これを受け付けるかどうかを判断することになるでしょう。もしも受理しないとなれば予定通り判決が近く出ることになります。
もしも根拠があると見なされた場合には、この地域の領有について、ブルネイやベトナムやマレーシアなども主張しており、これらの国が黙ってはいないだろうとも考えられ、裁判が長引くのはやむを得ませんか。
米、韓国に判決支持要請 南シナ海問題で 仲裁裁判前に:朝日新聞 2016年6月3日05時00分
仲裁裁判所では、台湾が資料を提出したので
判決を遅らせるかどうか検討中だと思われますが、アメリカが韓国に対して、「判決がどう出るかを問わず、裁判結果を尊重する」ように表明するよう依頼し、韓国がこれを断わったと報道されています。
例によってどっちつかずの瀬戸際外交を続ける韓国は
中国の顔色をうかがっているためか、それとも法治国家ではないことを証明するためか、判決前に「裁判結果を尊重する」と表明するのを拒否したものと思われます。
大統領である朴槿恵〔パク・クネ〕は
「国際法の原則に基づいた行動を」と言いながら
「事前に仲裁裁判所の判決に従うとは表明できない」
のですね。
一体ど~ゆ~ことですか。支離滅裂で例によって瀬戸際外交の極致でしょうか(笑)。
仲裁裁判所の判決を「国際法の原則」とは見なさないという意味ですか。
それとも中国が「いかなる判決にも従わない」として裁判を欠席しているから「国際法」とはみなさない、というのですか。ならば、どこかが拒否すればそれは国際法にはならず、よって従う必要がない、ということですか。
こういうことをしているから、韓国は「擬似民主国家」「民主主義風味の封建国家」だとされてしまいます。
やはり中国「べったら漬け」の韓国らしいところでした。
もう一度言いますと、「韓国は中国と同じで法治国家ではない」のでした。
韓国為政者は
判決が出てから例の不可解なおまじないを唱えて「中国に不利にならないような政府コメントを編み出す」つもりなんでしょう。歴史のねつ造そのものですね。
バランス外交あるいは瀬戸際外交の真骨頂(しんこっちょう)というところです。
韓国為政者としては、もうバレそうですから
これを覆い隠して「攻撃に転じ」ましょう。バレたあとでは、使う言葉がより汚くなってしまいます。
考えてみれば「韓国人の口が汚い」のは知られていますが、事実を事実とみる習慣がないため、「足元をみられてはならぬとばかり、これを覆い隠して攻撃に転じる」ことを何回も何回も繰り返すこととなり、ウソをウソで塗り固めることを永遠に続け、ますます「韓国人の口が汚くなった」、と言えます。
もう隠しきれない段階に至ってもなおかつ、相手の弱点を狙うしか脳がないのですか。
アメリカが
「韓国が法治国家であるかどうかを見きわめるためのリトマス紙」になると考えて、韓国に対して、裁判前に「裁判結果尊重表明」を要求しましたが、「反中国やフィリピン支持の表明を要求」したものではなく、純粋に「裁判結果を尊重する」という近代国家たり得るかどうかを試す要求でした。
これに対して韓国は、中国共産党が裁判を無視することに追従するだけで、独自の論点をもつこと能わず、中国べったり姿勢を変えることができないまま、結果的に韓国は、裁判をボイコットした中国を支持したことになりました。
韓国は裁判結果さえ尊重できない非法治国家と見なされてしまい、すでに敗北しました。
中国はこの件に関して、仲裁裁判所が中国共産党に逆らうものと位置付け、「国際社会の陰謀」だと考えているようですが、「自らの陰謀・暴力性」には気づかないものですね(笑)。
はい、お疲れさん! 次のかた、どうぞ(笑)。
今ヨーロッパでは
サッカーのヨーロッパ選手権「ユーロ2016」の話題で沸騰していますが、一方では近々仲裁裁判所の判決が出るのでは、とされています。
それに待ったをかけるかの如く台湾が、蔡英文〔さい えいぶん〕総統の2016/05/20就任直前の、馬英九総統時代に意見書を出して引き延ばし戦術に出て、仲裁裁判所がその扱いを今考えているところです。
まぁ、スポーツはスポーツ、裁判は裁判と割り切って、静かに見守りませんか(笑)。