米大統領選挙を2016年11月に控えていますが、まだ5ヶ月もあります。どうもわかりにくいアメリカの大統領選挙制度で、もっとわかりやすくする必要があります。
- 民主党はヒラリー・クリントン
- 共和党はドナルド・トランプ
に絞られていますね。しかし予備選挙は2大政党で争われてきましたが、本選挙では他の候補者も出てきて、選挙人候補の取り合いになると思われます。
民主党と共和党で
- 支持率に大きな差がある場合は別として、今回のように両者が共に深刻な問題をかかえている場合、接戦が予想され、下図の如く「第三者」への投票が増えるならば、選挙前の予想に反して、逆転する可能性があります。
- それでなくても選挙前の支持率調査には疑問がありますから、やってみないとわからないのかも知れません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/c4/07c8e4fd6dafc3552e0c6775e7e0103c.png)
上記の絵では略しましたが、問題なのは
たとえ接戦になったとしても、第3位の勢力が、すべて支持率第1位から票を奪うとは言えず、第2位からも票を奪い取るので、それほど簡単ではありません。
さらに言えば、自動的に選挙登録される日本と違って、自分で選挙登録をしなければならないアメリカでは、ギリギリになって選挙登録をする人もいるでしょうから、事前の支持率とは異なった本番選挙結果になる可能性があります。
それにしても
- 本選挙まで、まだまだ日があるだけに、いつもの醜いキャンペーン合戦が繰り広げられ、いやなもんですね。
- そして、これまた不思議なことですが、「汚くののしり合っていた同士が突然握手できる」のも、これまたアメリカらしいところです。
アメリカの選挙制度の問題点について興味がある方は、次をご参照ください。
- 有権者登録の不正発覚と選挙改革
- ボランティア いい制度のようですが、不正がないか
- 一票の格差 〔2012/11/06〕古いけれども現状がよくわかります。