カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

イギリスの国民投票4(最後)

2016年06月25日 09時24分33秒 | 海外

イギリスのEU離脱関連では最後の記事になりそうです。

下図で、実際の投票日は現地時間の23日、開票結果の「時刻」はすべて日本時間の24日です。

これをどうとらえるか、ですが

  • イギリスでは、ぎりぎりで離脱を選択した
  • イギリスでは、この投票が世論を分断した
  • イギリスでは、大差で離脱を決意した
そして予想された動きが見られます。
  • スコットランドが、イギリスからの独立を示唆し、単独でEU加盟を狙う。
  • EU27カ国首脳は結束を維持〔ロイター2016年06月24日
  • しかし、昨年2015年にはギリシャなどの①EU除名問題が勃発し、今年2016年にはイギリスのEU離脱が決まりました。1枚岩を誇ろうとするとどこかの国が先頭にたつものですが、そうすると反発が生じるもの。
  • 同じキリスト教系国同士の醜い争いが繰り返されたヨーロッパ地区でしたが、EECに始まる欧州の統合は、「宗教の派閥色を薄める」ことでEUとして実現し、さらに拡大が図られてきました。しかし、トルコなどの②新規EU加盟問題に加え、イギリスの③EU離脱問題が実現する時代となりました。
また具体的には出ていませんが、近く必ずあるはずの動きとしては・・・・・・
  • 次期アメリカ大統領の対イギリス政策がどうなるか。
  • 中国が「EUの結束」を支持しているのは、「自国領土からの民族独立・離脱を認めない方針」に合致しております。しかし昨年2015年10月習近平による訪英前の表明「中国はEU結束を支持」〔ロイター2015年10月13日〕を聞いた一部のイギリス人たちが、「EUに残留すると中国を利する」と考え、難民問題にからんで「イギリス独自の道を」として、離脱派を勝利に導いた、とも言えます。
さてさて、皆様はどう思われますか。