プロ野球のほぼ終盤戦で、読売が負けて横浜が勝ったため
【巨人】由伸監督、CS出場10年連続でストップに「現実をしっかり受け止める」:2017/10/1(日) 17:59配信スポーツ報知
となったとのこと。
今年2017年度のセ・リーグ6チームで、上位3チームは①広島②阪神③横浜となり、下位から順に日本シリーズ進出を争う「CS」を戦うことになります。なお今年のセ・リーグ優勝は広島に決まっております。
今の日本プロ野球の制度では、リーグ優勝と日本シリーズ進出は別なんですね。その年の6チームによるリーグ戦の結果3位であっても、CS制度のおかげで勝ち抜きさえすれば日本シリーズへ進出でき、場合によっては日本一になれる仕組みになっております。これを下克上と称しており、例えば2010年パ・リーグ3位だった千葉ロッテが、CSを勝ち抜き、日本シリーズでも勝って日本一になっております。
これは、名誉は日本一だが、実質的に金銭の面ではリーグ優勝、という日本特有の棲み分け方式なんでしょうが、どこかがおかしいと言わざるを得ません。
その昔、名誉は(陰湿な)天皇家に、実質は(暴力支配の)武士政権に、という棲み分けがみられました。
MLBでは、リーグ戦終了後の優勝決定戦で決まったリーグ優勝チーム同士が、その年の北米一をかけて戦います。
ただし今回の話は、それではなくて「スポーツ報知」の題名について。
CS出場10年連続でストップに
これには驚きました。2通りに取れるからです。
- CS出場、10年連続でストップに・・・・・・10年の間ずっとCS不参加に
- CS出場10年連続で、ストップに・・・・・・10年進出したCSへ不参加に
直感的に意味が把握できなければ、マトモな「題名」とは言えません。
5年間(2013~2017)に限るならば、CSへ進出できなかったと読んだ人は、まるで読売は中日かと錯覚したことでしょう。
きっと
野球のシステムに精通していないかたは、自分なりの常識に従って素通りしたり、読売愛好者の多いだろうと思われる報知読者ならば・・・・・・どちらでしょうか(笑)。
そのために、わざわざ詳しく日本のプロ野球の制度をMLBと比較したのですが、記事では下線のほうを言いたかったのだと思われます。
こういった2通りに取れる文言を多用するのは、次のような占い師でしょうか。
あなたのお父さんは死んでいないでしょう
藁にもすがりたい客は、占い師の言うこと全てを信じることにしています。
- あなたのお父さんは死んで、いないでしょう・・・・・・もう死んでしまった
- あなたのお父さんは、死んでいないでしょう・・・・・・まだ死んでいない
どこで「、」を入れて切るかで正反対の意味になるのですが
客は占い師を「なんとまたすべてを見通しているのだろう」と思うほど、追いつめられているのでしょうか。
あいつの出入りしていたスナックは閉店してない
もちろんお分かりですね。
- あいつの出入りしていたスナックは閉店して、ない・・・・・・もう存在しない
- あいつの出入りしていたスナックは、閉店してない・・・・・・まだ存在する
これは、占い師には関係がありませんが、どこで「、」を入れるかで正反対の意味になるという点では、共通しています。フェイク・ニュースとは意味が違うと思いますが、怪しげな論述であることに、変わりはありません。
これらを泳がせておくのが
「多様性の社会」なのかも知れませんね(笑)。
善し悪しですが、こういったのを徹底的に排除する国もあるようですが・・・・・・、どうなんでしょうか(笑)。
さてさて、皆様はどう思われますか。