昨日(2020/01/11)台湾の総統選挙があり
現職の総統「蔡英文が再選」されました。
台湾での総統は、4年任期の2選まで(3選禁止)ですから、2016年に初めて総統になり、2024年まで任期があるということです。
台湾総統選、与党・民進党の蔡英文氏が再選果たす:afp 2020年1月11日 22:42
台湾総統選、蔡英文氏が過去最多得票で再選…中国に対抗路線堅持へ:読売新聞 2020/01/12 00:31
蔡氏が史上最高800万票超の得票で当選「国家主権守り続ける」:産経ニュース 2020年1月11日 22時44分
蔡英文氏、過去最多得票で再選:ロイター 2020年1月11日 / 20:41
「再選絶望」から圧勝へ 蔡総統当確、香港デモが後押し 中国指導部に打撃:毎日新聞2020年1月11日 21時55分
それにしても、なぜ「朝日~毎日」には「有料記事」が多いのでしょうね。今回の毎日新聞もその例に漏れません。
蔡英文が勝った一番の要因はやはり「香港騒動」でしょう。
「今日の香港は、明日の台湾」
という言葉で、きっぱりと中国共産党の「一国二制度」を否定した民進党(民主進歩党の略)。
台湾は「中国の一国二制度などあり得ない」と喝破(かっぱ)し、言行不一致を拒否したのです。
つまり中国は以下のような「非法治国家」でした。
- 「総選挙」がなく単一価値観を強要する独裁国家
- 「政府」に対する異論反論を禁じている恐怖国家
- 「政府報道」と異なる外国の報道を遮断する国家
- 「ワイロ」が社会の潤滑油である効率の悪い国家
- 「富の配分」に大きな問題がある経済格差の国家
- 「香港50年一国二制度」が既に守られていない国
あなたは、そんな中国にまだ何かを期待していますか?
- 台湾は、中国を拒絶したのです。
- 中国は「一国二制度」を謳いながら、実際には香港を「暴力や都合のいい法律で支配」しているのです。
- 一帯一路で「世界制覇」を企む中国にもご注意ください。
日本の「朝日新聞~毎日新聞」は、反保守の立場から
- 「安倍政権の否定」という同じ目的をもっている中国~朝鮮半島諸国に何も言えない体質なのでしょう。
- この意味で私は、朝日~毎日が「香港騒動やら台湾総統選挙をどう伝えるか・伝えたか」に興味をもっております。
- 朝日新聞~毎日新聞は、言論の自由が保障された日本で、言論の自由がない中国~朝鮮半島にヨイショしています。
- まだゴーン関連が残っているとは言え、イランーアメリカの対立やウクライナ機撃墜などの中東問題から、香港騒動やら韓国問題などのアジアに、やや私の関心が戻ってきました。
直接選挙後の「総統(台湾)の歴史」
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- 1996年 李登輝(国民党) 当選 初の総統直接選挙
- 2000年 陳水扁(民主進歩党)当選
- 2004年 陳水扁(民主進歩党)再選 腐敗疑惑も
- 2008年 馬英九(国民党) 当選
- 2012年 馬英九(国民党) 再選
- 2016年 蔡英文(民主進歩党)当選
- 2020年 蔡英文(民主進歩党)再選
李 登輝(り とうき 1923- )は、こちらによれば
当初短期間ですが中国共産党に属し、そして台湾の国民党所属(1971-2001)で総統に当選(1996-2000)しましたが、その後(2001- )無所属になっているようです。
李登輝はもう現役ではないのですが、3歳ほど若いエリザベス(1926年- )が現役女王なのには驚きます。
肝心の、蔡英文のこれからの4年間が抜けていますが
これについては、またの機会に譲ります。
さてさて、皆様はどう思われますか。