蔵開きをしていた岩村醸造から少し離れ、
岩村城があった山を見上げたました。
奥さん 「静かね、ここは」
への次郎 「普段はね」
このあと、古い町並みを駅に向かいました。
ここは3万石の岩村藩城下町。
こちらは木村邸。藩に御用金を提供した問屋でした。
建物に入ると、りっぱなお雛さま。
その奥は、和風の庭園。
天正疎水が今も流れていました。
その先には観光案内所・ふれあいの館。
もとの十六銀行岩村支店です。
への次郎 「旅篭風だね、建物」
染物業を営んでいた土佐屋です。
ここにも立派なお雛さま。奥には、
往時を偲ばせる染料甕がありました。
地みその看板、読んでいた奥さん、
奥さん 「司馬遼太郎がほめたって」
我々は、ここの五平餅を買いました。
こちらの出窓には、古~いお雛さま。
奥から、お雛さまが「ようこそ」。
への次郎 「そこ、桝形だね」
角で祭りの準備をしていました。
奥さん 「『半分青い』のロケ地よ」
「ふくろう商店街」でしたよね。
への次郎 「ほら、古いね~」
カステーラの看板に、
ボンカレー。これ、両面印刷のレアもの。
への次郎 「ちょっと、やってみて」
奥さんの好きな顔はめ。入りませんでした。
各家の軒下には、当地出身の佐藤一斉の名言。
古い町並み散策しながら、岩村駅の近くまで来ました。
ここは柴田家。入ってみると、
御殿に内裏雛(だいりびな)が入る御殿雛や、
近隣で作られた土雛が飾ってありました。
柴田家から出てきて、
来た道を振り返りました。
への次郎 「風情があったね」
奥さん 「ほんと。ここ、大スキ」
この地域では、春の訪れが遅いことから、桃の節句はひと月遅れの4月3日。そのころはちょうど、桜が咲く時期。もう一度、来たいものです。