への次郎が行く

カメラと地図を片手に気ままに出かけます。

栗きんとんを買いました 八百津

2024年10月12日 | 遠出

岐阜県八百津町パーコー料理を堪能したあと、山に向かって走りました。

 

杉原千畝記念館

坂道をどんどん登って行き、「人道の丘公園」の頂上に着きました。

奥さん 「ほら、銅像じゃない!?

 

近づくと、杉原千畝(ちうね)さんの胸像でした。

への次郎 「後ろに記念館!

 

杉原千畝記念館です。

入館料を払って、受付から入って行きました(館内撮影禁止)。

 

杉原千畝は日本の外交官です 。第二次世界大戦中、日本領事館領事代理として赴任していたリトアニアで、 ナチス・ドイツに迫害されていた多くのユダヤ人に独自の判断でビザを発行し、彼らの亡命を手助けしました。救われたユダヤ人は、6000人を超えたそうです。

 

館内では、彼の生立ちやビザを得て助かった人々の軌跡が展示・紹介されていていました。

十数年ぶりに訪れた記念館、重い重い人間の歴史を再び学びました。

 

館外に出たら、バシャッという音。

 

音の方向を見たら、公園の中で噴水が上がっていました。行ってみると、

リトアニア共和国大統領の来訪を記念したプレートが付けられていました。

 

十数年前に来た時と違って、平日にもかかわらず、たくさんの人が訪れていました。少し前にNHKスペシャルで千畝の番組があったし、イスラエルが係わる中東情勢が緊迫しているからでしょうか、千畝の人道的行為に関心が高まっているようです。

 

 

栗きんとんの緑屋

千畝記念館をあとにし、再び八百津の商店街に走って来ました。

 

奥さん 「あっ! すいてるよ

三勝屋に行くとき通ったら、人で混んでいた和菓子屋さん。

 

ここは栗きんとんで有名な緑屋です。入ってみると、

への次郎 「これ、これ

奥さん  「安い! 一個220円

 

同じ県内の中津川恵那では、一個 250円を超えます。知名度が少し落ちるということでしょうか。でもここの栗きんとん、味では中津川・恵那に負けません。よく知っています。

 

賞味期限は2日間、4つ買いました。

帰宅後、早速いただきました

への次郎 「味は、どう?

奥さん  「栗の味、しっかり

 

栗きんとんは、お店によって味が微妙に違います。奥さん、ここの栗きんとん、気に入ったようでした。

                                              


秋はひやおろし 白扇酒造蔵祭り

2024年10月08日 | 遠出

奥さん 「秋の蔵祭りだって

への次郎 「今日が最終日かぁ

 

今年最初の酒蔵開放のお知らせです。さっそく、白扇酒造に向かいました。

東海環状道美濃加茂ICで下に降りて、飛騨川べりにある岐阜県川辺町にやって来ました。

 

駐車場に止めて歩いて近づくと、

奥さん 「ほら、あそこ!

への次郎 「確かに、杉玉!

 

杉玉を見上げながら建物の中に入ると、

受付があって、一合瓶の焼酎「花魂(はなこん)紫芋」をいただきました。

 

受付の後方を見ると、通路がまっすぐ伸びていました。

左手前に掛けられていた暖簾、お値段を見て、びっくり!

 

奥さん 「297000円だって!

への次郎 「えっ!!

よく見たら、鯉のぼりで有名な郡上八幡の渡辺染物店のものでした。

 

通路をまっすぐ進むと、酒蔵の手前に空間があって、

渡辺染物店が藍染商品を並べていたり、喫茶コーナーがあったり。その奥に・・・

 

ありました、試飲コーナー

代表して奥さんが次々と試飲していきました。

 

への次郎 「れがよかった?

奥さん  「秋はひやおろしよ!

この一言で、お土産は決まりました。

ひやおろしとは、春に搾ったお酒に一度だけ火入れし、夏の間に熟成させてから秋に出荷するお酒

 

ここから酒蔵に入って行くと、

たくさん並べられたお酒の中にありました、「黒松白扇 純米ひやおろし」。

 

四合瓶を買って、さらに奥の蔵に入ると、

この期間に合わせてレストランも出店していて、間もなくオープンでした。

 

奥さん  「今日はここで食べるの?

への次郎 「いや、隣町の予定だけど

店先のカウンターに、2000円の蔵限定七宗定食の写真が置いてありました。奥さん、しばらく写真を見ながら、ぶつぶつ何か言っていました。

                                  つづく

                                         


棚田は収穫時期を迎えていました

2024年09月22日 | 遠出

岐阜県中津川の椛の湖自然公園そばの花を見に行った日、

帰り道に恵那市の棚田に寄りました。ここは棚田百選のひとつ坂折棚田です。

 

もう、稲刈りが始まっているなぁ

棚田の様子を確認したあと、谷の向うにある観光駐車場に移動しました。

 

今年は、ちびトトロ?

今年も駐車場でかかしが出迎えてくれました。

 

坂折棚田の全景です。真北に見える高い山は、笠置山(1128m)。

椛の湖自然公園は、笠置山の左奥になります。左から迂回して棚田に下りていくと、

 

田の神様がいました。

いつものように仁義を切り、さらに下に行くと、

 

向うの方に作業をしている人が見えました。

下からぐるっと回って行ってみると、

 

刈り取った稲をはざ掛けしていました。

への次郎 「稲刈り、早いですか?

作業員  「いや、いつもと同じ

 

稲に近づいてみると、

稲は首を垂れ、しっかり実がなっていました。

 

近くでは点々と、ヒガンバナが咲いていました。

 

駐車場に引き返していたら、石垣に開いた穴発見。

上の田から落ちてきた水が穴からうまく水路に流れるよう、大きな石が置いてありました。

 

ここの棚田の石垣、いろんな工夫がされていました。

                                          


竹の寺でした、真福寺   岡崎

2024年06月25日 | 遠出

雨が止んで蒸し暑くなったこの日、友達に連れられて、愛知県岡崎市にやって来ました。

 

市街地から北に向ってどんどん進むと、やがて竹林が広がった山間部に入って行き、

着いたところは、聖徳太子が建立した「東海最古の古刹」真福寺です。

 

駐車場に車を止め、お寺に向かって坂道を上って行くと、

竹のトンネル

 

ひんやりとした竹林を通り抜けて境内に入ると、

日陰にしっとりとアジサイの花。

 

見上げると朱色の空中回廊

起伏が激しい境内を回りやすくするために、張り巡らされていました。

右手に回ると、

 

高い石段があって、左右には無数の白い旗。「ん?」

たもとに・・・、

 

一休さん! 

看板の文字を読んで、作法に従いました。

 

結構きつい石段を上りきると、本堂に先客。ちょっと待って、

鐘を鳴らしてお参りしました。それから、回廊を左に進むと、

 

「あらっ!」 風景をじっと見て、微動だにしない外国人観光客。

こちらのルートを回避し、反対側に回ると、

 

「招福の鐘」。打とうとしたら、鐘の下に注意書き。

への次郎 「ひと打ち200円かぁ・・・

友達 「オレは、心の中で打った

友人に従いました。

 

回廊をさらに進み、

裏手に回ると、

 

左に大師堂、右には真新しい朱色に塗られた八柱神社本殿がありました。

大師堂をのぞくと、神々しく光る鎌倉中期の慈恵大師像。思わず合掌。

 

境内をひと回りし、少し離れたところにやって来ました。

ここでお昼です。中に入ると、

 

100人以上収容できる大広間。あの外国の人たちも、ひと足早く来ていました。

いただけるのは竹膳料理のみ。

 

出てきました、1600円のお料理です。これが基本形で、これにオプションが付きます。

酢の物、漬物、厚焼き玉子以外はタケノコが使われていて、食器も竹製。

 

ゆっくり、たっぷりいただいて、二人ともすぐには動けなくなりました。

友人   「一年分食べたなぁ、タケノコ

への次郎 「そうだなぁ

 

友人の大袈裟な言い方が、大袈裟とは思えず、即、同意してしまいました。

                                        


初夏の信州伊那路ひとり旅②

2024年05月21日 | 遠出

信州高遠遠照寺牡丹を鑑賞したあと、近くの道の駅にやって来ました。

 

 

道の駅・南アルプスむら長谷             

 

ランチじゃなく、トイレを借りに。こちらは南アルプスむら長谷です。

来たついでに、中をのぞくと、

 

野菜や特産品の販売コーナーがありました。商品を見て歩いていたら、

えっ!!!

 

数年前に販売終了となったソースかつ丼のたれと同じ色のラベル、同じ形状の容器を発見!

味も同じかと思い、奥さんの土産に3本買いました。

 

 

高遠そば ますや                   

 

道の駅から、高遠城址のすぐ近くに戻って来ました。

この日のランチは蕎麦の名店と決めていて、昼時を外し、午後2時前に到着。

フキの葉が茂った坂道を上がって行くと、

 

すでに客の行列もなくなっていて、店内も一組の客のみでした。

運よく、テーブル席の一番奥の"特等席"が空いていました。ほら、

 

額縁のような窓枠の向こうに、中央アルプスが見える席なんです。

ここに陣取って、

 

メニュー拝見。「高遠そば」を名乗っていますが、

普通の蕎麦もあります。で、選んだのはそば三昧

 

額縁越しに中央アルプスを眺めていたら出てきました、一枚目の「」。

これは二八蕎麦。透明感がある細めの蕎麦。薬味は、ねぎ、ワサビに辛味大根。

 

つづいて出てきたのは「いなか」。ひと目見て、ワイルド!

アルプスを模した? 蕎麦の板の奥に、短く太い色黒の十割。左の藻塩で食べます。

 

最後は、「入野谷」。

使われている蕎麦粉は、絶滅したと思われていたこの地の在来種を復活させたものです。

 

三種類の蕎麦、味・食感は微妙に違えど、どれも素朴。蕎麦本来の味なんでしょうね。

最後は、デザートと蕎麦湯で〆ました。

 

時々訪れるようになって十余年、ここの大将は研究熱心、味は絶えず進化していました。

 

 

帰途に就く                     

 

この日高遠に来た目的は、すべて果たしました。

さぁ、帰ろう

 

高遠から伊那市中心部に戻っていたら、つい、この看板に吸い寄せられ、

斬九郎生酒」「信濃錦純吟頑卓生」の四合瓶を買ってしまいました。

自分へのお土産だ

 

市街地を抜け、権兵衛トンネルに向かっていたら、緑一色の一角!

麦畑です。今年もよく育っていました。

 

さらに進むと、今度はピンク一色! お花畑に入れてもらって、中を一周。

戻って来たら、ファミリー? が記念撮影中でした。今度こそトンネルを抜け、

 

木曽に下りて行くと、道の駅・日義木曽駒高原がありました。

最後のロングランに備え、ここで一服。

目の前には、残雪姿の木曽駒ケ岳。夕日に照らされ、くっきりと見えました。