3か月近く家にこもっていましたが、岐阜県の一日にあたりの新型コロナ感染者が最多の頃から半減してきたので、ついに日帰りで遠出をしました(2021/9/7)。
東海北陸道を一路北上、荘川インターで下道に降りました。そこは岐阜県高山市荘川(しょうかわ)です。荘川は荘川村といって、人口千人超の山村でしたが、平成の大合併によって高山市に編入されました。高山市街地の西、有名な観光地・白川郷の南に位置します。
ここは荘川そばの産地。9月初旬のこの時期、荘川の各地区では、白いそばの花が咲いています。
●惣則地区のそば畑
各地区のそばの花を見ながら、荘川インターの東にやって来ました。
ここは惣則(そうのり)地区といいます。道を走っていると、右手に一面の白い花が見えてきました。そちらにハンドルを切ると、惣則公民館があって、そこに駐車。下車して周囲を見回すと、向こうの畑に百日草の花が見えました。その向こうに、白いものが見えます。近づいて見ると、
「そばの花だ!」
坂道を上って行って、振り向くと、
そば畑の向こうに、走ってきた東海北陸道が見えました。
花をアップしてみると、
惣則地区のそば畑を歩いて蕎麦の花を見ていたら、お腹がすいてきました。ここらで早めの昼食です。ところがここに来る途中、荘川で見た食堂やそば屋は、緊急事態宣言が出ていたため、ことごとく臨時休業でした。惣則のちょっと先に、そばを出す食堂が一軒あります。ダメもとで、行ってみることにしました。
●里山茶屋むろや
道を走って行くと、看板を発見。開店前なのに、駐車場にすでに車が一台入っていました。
「おっ! やってる。やってる」
入ったのは、トンカツと手打ちそばがメインメニューの里山茶屋むろやです。
ここはトンカツがイチ押しのようですが、への次郎の昼食は、麺に決まっています。で、手打ちそば大盛(1300円)を注文。
そばは非常に細い、二八そば。先の細い箸でそばを二三本とって汁をつけてすすると、
「うまい!」
おぼんの上の黒い碗は、郷土料理のどぶ汁です。豆乳と塩でつくったお汁ですが、おぼろ豆腐のような豆腐が入っていました。
つづく