への次郎が行く

カメラと地図を片手に気ままに出かけます。

ササユリの花を見に行く ( 岐阜県御嵩町 )

2021年06月12日 | 

岐阜県御嵩(みたけ)町にやって来ました。

東海環状道の可児御嵩インターから車で10分程度のところに、みたけの森があります。ここでは四季折々の花が見られますが、この時期はササユリが咲いています。

ササユリは本州中部以西に分布する、日本固有のユリ。山地の草原や明るい森林で育つそうですが、最近は少なくなってきているそうです。

 

みたけの森の進入路を入って行くと、アジサイの花が迎えてくれました。

アジサイの後ろを右折して駐車場に車を止めたあと、写真左側の坂道をのぼって森の奥に入って行きました。すると、山の斜面の上の方に、点々とササユリが見えてきました。

遠いから、よく見えないなぁ

 

坂道の右下に、アジサイが咲いているところがありました。下りてみると湿地があって、そこにハナショウブでしょうか、咲いていました。

 

坂道にもどって先に進むと、坂が急になってきました。坂をのぼり切ってみると、右側に池。さらに進むと、

 

道の近くにササユリが、ぽつん、ぽつんと咲いていました。

うすピンクの花もあれば、白もある

 

池に沿って先に進むとやがて、日の当たる少し谷になったようなところにやって来ました。見ると、谷の斜面に無数のササユリ!

香りがする!

 

池に沿ってさらに奥に進むと、メタセコイアの林にやって来ました。ここにも群生地があって。見ると、1株に3つの花を発見!まるで、うちの近くにある防災無線の拡声器のようでした。

 

池の一番奥まったところまでやって来ました。ここにも群生していました。

少しうつむき加減に咲いて、清楚で上品です

 

 

 

 

 


気まま農園 作物の生育状況をチェック

2021年06月10日 | 菜園

今年は例年より、3週間早く梅雨に入りましたが、最近、あまり雨が降りません。今日も最高気温は30度超え! これで4日連続です。作物の生育状況が気になり、菜園に来ました。

 

こんにちは

トカゲが出迎えてくれました。以前は、ブルーの縦じまが入ったトカゲがいましたが、姿を消してしまいました。その代わり、この茶っぽいのが姿を現しました。調べたら、ブルーの縦じまのトカゲをニホントカゲといい、茶っぽいのをニホンカナヘビというようです。

 

半分くらい、枯れかかっている!

大丈夫。これはニンニク。いい感じで、枯れてきていました。収穫のサインですよ。来週あたり、天候を見ながら収穫することにします。

 

つづいて、小玉スイカ。親ヅルが伸びてきました。このあと、摘芯し、空中栽培のために支柱を立て、ネットを張りました。空中栽培は、今年初チャレンジです。

 

うん??  葉っぱに穴が開いている! 病気かも

キューリです。去年は3株植えましたが、今年は1株に。葉っぱの穴、気になります。虫に食われたのではありません。病気かも知れないので、あとで調べることにしました。

 

あっ、1粒熟してる!

ミニトマトです。2株植え、それぞれ2本仕立てにしました。うちは真っすぐ上に伸ばさず、支柱にぐるぐる巻きつけています。

 

これはジャガイモです。一部、葉っぱが黄色くなってきています。この調子だと、6月末には収穫できそうです。

 

ここには、ナスピーマンシシトウが植えてあります。無農薬でやっているので、葉っぱが虫に食われています。右奥の防虫ネットの中は、小松菜ほうれん草です。

 

6月中旬にニンニク、下旬にジャガイモを収穫します。ミニトマトは、いっぱい実をつけていました。色づいたら収穫が始まります。キュウリ、ナス、ピーマン、シシトウも花が咲き始めました。今のところ、生育は順調のようです。

よきかな よきかな

 

 

 


寅さんのロケ地 (第29作あじさいの恋)③ 北アルプスの風景

2021年06月08日 | 寅さん

第29作『あじさいの恋』の冒頭部分では、北アルプスの風景が2回、映し出されます。

 

雪をいただく北アルプス

木崎湖北岸の踏切を電車が走り去ったあと、カメラが振られて北岸の桟橋周辺の遠景が映し出されます。そのあと、カメラが北岸に移動し、桟橋にたたずむ寅さんを映し出します。この2つの場面の間に、北アルプスの風景が挿入されています。ただ山の姿が全て映っているわけではないので、山に詳しくない人には、特定しにくいです。そこで北アルプスの画像を片っ端からネットで検索したら、それらしい山がありました。

木崎湖の少し南から撮った北アルプスです。国道148号から一本道をは入ったところです。左の高い山が蓮華岳(れんげだけ)、右の高い山が岩小屋沢岳(いわごやざわだけ)。遠くから撮っていますが、ちょっと動いただけで、山の重なり方が違ってきました。また家も建て込んできているようでした。このあたりのような気がしますが

 

大出の吊橋と北アルプス

映画が本編に入る直前、歌とスタッフ紹介が終わったところで、再び北アルプスの風景が映し出されます。こちらはあまりにも有名で、観光パンフレットやカレンダーなどの写真に多用されています。撮影場所は北安曇野郡白馬村大出公園付近から撮った北アルプスです。

大出の吊橋の右側にある茅葺屋根の民家は、木々に隠れて見えませんでした。うしろの北アルプスはしっかり見えていました。真ん中の尖った山は白馬鑓(しろうまやり)、その右は杓子岳(しゃくしだけ)と白馬岳(しろうまだけ)です。

 


第29作『あじさいの恋』の公開は、1982年12月でした。もう40年近く前のことです。

ロケ地を回ってみると、山や湖など自然環境は、ほぼロケ当時のままでした。木崎湖の北岸では、寅さんがたたずんでいたあの桟橋は、なくなっていました。南岸では気になったことがあって、帰宅して検索してみました。それは旅館です。すると、映画に映り込んでいた山水、ろまんす、川端館、いずれも検索できませんでした。もしかしたら、すでに廃業しているのかも知れません。南岸の湖岸付近が、何かスッキリした感じがしたのは、少しずつ寂しくなっているからかも知れません。そう感じました。

 

 


寅さんのロケ地 (第29作あじさいの恋)② 木崎湖の南岸

2021年06月07日 | 寅さん

寅さんがやって来たのは、木崎湖の南岸でした。

 

ボート乗り場近く

木崎湖の南岸には、何軒か貸しボート屋さんがあります。そのうちの一軒が、映像の右端に映っている星湖亭です。

ロケ当時、星湖亭の軒下にUCCコーヒーの自販機がありましたが、現在はありません。左前方の赤い屋根の建物は旅館山水で、映画にも映り込んでいました。山水のところにあった大きな柳の木、その前にあった小屋はなくなっていました。スッキリ感がありました。

 

缶コーヒーの自販機の近く

この場所は、星湖亭から湖畔を少し北に移動したところです。寅さんがやって来たのは、ここです。カバンを置き、椅子に座ります。

自販機、テーブル、椅子など、ロケ当時に置かれていたものは、全てなくなっていました。ベンチの向こうの湖岸にあった木も、なくなっていました。

 

絵葉書を書く寅さん

自販機の前にあった椅子に座った寅さんは、絵葉書に切手を貼り、テーブルの上で故郷に手紙を書き始めます。

後ろの建物の外壁に、ロケ当時は旅館ロマンスと書いてありましたが、現在はひらがなでろまんすとなっていました。

 

おじさんに声をかける寅さん

絵葉書に「懐かしい」という文字が書けなかった寅さんは、桟橋で絵を描いていたおじさんに書き方を聞きます。

この日、絵を描いている人はいませんでしたが、釣り人が数人、糸を垂れていました。

 

おじさんに代筆させる寅さん

寅さんは、懐かしいという文字だけでなく、その先の文面もおじさんに書かせます。そのうち、聞かれてもいないのにとらやのことを話し始めます。

ロケ当時、向こうの桟橋に係留されていたボートがありませんでした。廃業したのでしょうか。

 

故郷の説明をする寅さん

おじさんんが「ほぅ、どこなんだ、君のふるさとは?」と尋ねると、立ち上がった寅さんは「東京は葛飾柴又、江戸川のほとりよ」と目を細めて嬉しそうに答えながら、対岸の方を見やります。

左右にもう少し広く撮影すれば良かったようです。

 

対岸を走り去る電車

寅さんが目をやった対岸を電車が走り去ります。ただこの場面、木崎湖の南岸を撮影したものではありません。南岸では線路が湖畔から離れており、撮影できないのです。場所を特定するヒントは、電車が湖畔を走っていることと、電車の左に変電所があることです。

結局、該当する場所は、海ノ口駅の南でした。そしてこの場面を撮影できそうなのは、木崎湖の北岸で寅さんがたたずんでいた、あの桟橋付近でした。

 

川端館の看板

電車が走り去ったあと、柳の枝が風に揺れ動く向こうに、旅館川端館の看板と対岸の山が映し出されます。撮影場所は、旅館山水と寅さんが絵葉書を書いていたところの中間です。

行ってみると、看板はなく、工事が行われていました。工事をするために看板を撤去したのか、工事とは関係なく看板はすでに撤去されていたのか、よく分かりません。写真は、看板があったあたりから対岸の山を撮ったものです。

 

映画はこのあと、アルプスの風景が映し出され、歌とスタッフ紹介が終わり、本編に入ります。この場面については、あとで説明します。

                                   つづく


寅さんのロケ地 ( 第29作あじさいの恋 )① 木崎湖の北岸

2021年06月06日 | 寅さん

寅さんのロケ地に行ってきました(2021/6/1)。

場所は長野県大町市木崎湖周辺、第29作『あじさいの恋』の冒頭部分のロケ地です。この部分の撮影は、三つに分かれます。木崎湖の北岸での撮影、南岸での撮影、それにアルプスの風景です。これらすべてのカットについて、撮影場所を回ってきました。

映画が始まると、博一家と寅さんによる「すずめのお宿」の劇が流れます。劇が終わると、大糸線の電車が走り去る映像が映し出され、歌が始まり、キャストとスタッフの紹介に入ります。

 

電車が走り去る場面

この場面の撮影は、木崎湖の北岸にある海ノ口駅の北側の踏切付近で行われました。

    

踏切は撤去されていて、もうありません。ただ左前方にある松と杉の木は、ロケ当時のままです。このあと、電車の通過とともにカメラが振られ、木崎湖の北岸が映し出されます。

 

木崎湖の北岸

この映像は、踏切の近くから撮っています。よく見ると、桟橋の上に人が立っています。ベージュぽい色の服を着ています。寅さんでしょうか。

    

桟橋があったのは、湖岸の真ん中にある小さな木の左あたりです。しかし見あたりません。なくなったのでしょうか。

映画ではこのあと、北アルプスの風景が映し出されますが、あとで説明します。

 

寅さんがたたずむ桟橋

この場面は、木崎湖の北岸から撮影されました。両手をポケットに突っ込んだ寅さんポーズです。

    

桟橋はやはり、ありませんでした。ただ桟橋を支えていた杭が何本か水中に残っていて、水面上にわずかに出ていました。

 

もう一つの桟橋

この場面は、寅さんが立っていた桟橋から撮影されました。

   

こちらも桟橋はなくなっていて、枯れた葦の向こうに、桟橋を支えていた杭が水面上にわずかに見えました。

 

木崎湖の北の水田

この場面は、桟橋のあたりから撮影されました。

   

右上に見える電柱に沿って、大糸線と国道148号が走っています。左下にあった物置は、なくなっていました。

このあと、寅さんはカバンをもって、この場を離れて行きました。どこへ行ったのでしょうか。

                                   つづく