への次郎が行く

カメラと地図を片手に気ままに出かけます。

飛騨高山を行く 秋の荘川③

2021年09月11日 | 遠出

御母衣湖で荘川桜の大木を見たあと、帰途に着きました。

地図を見ると、東海北陸道の荘川インターから白鳥インターまで約20㎞、高速道を並走するように西側を国道 156号線が走っています。時間に余裕があったため、まず国道を使って南下し、白鳥インターで高速道に入ることにしました。

国道を南下すると言っても、山に向かってのゆるい上り坂の連続でした。やがて着いたところがひるがの高原です。

ここは標高 800メートルの一大高原リゾート地区です。国道の左右に、スキー場、キャンプ場、別荘地区、各種リゾートセンターが点在しており、緊急事態宣言下でも、多数の来客がありました。走っていたら湿原植物園の文字を発見、駐車場に入りました。

 

ひるがの湿原植物園

説明書きによると、ここは荘川ではなくて、郡上市(ぐじょうし)高鷲(たかす)だそうです。かつてこの高原には湿原が広がっていたようで、この植物園で当時の面影を保存しているようです。生育している湿原植物や水生植物は、50種以上とか。

見ると、建物のドアが開いていました。入口でしょうか。

入場料はいくらだろう?

建物は、無人でした。仕方なくそのまま園内に入ると、

一面、植物が生えていて、木道がありました。地図を見ると、向こうの山は、標高1709メートルの大日ケ岳のようです。無残にも山肌が削られています。スキー場でしょうか。

景観が台無しだなぁ

湿原だそうですが、植物の葉がやや枯れていました。水不足でしょうか。

木道を向こうまで歩き、右に迂回すると、

紫色の花。 何だろう ??

帰って調べたら、サワギキョウ。この花も最後のようです。

さらに迂回して入口近くまで戻ると、

スイレン池だ! 花は

と探したら、やっと見つかりました。

きれい!

結局、入場料を払うことなく、ここを離れました。

 

道の駅 大日岳

その後、国道をさらに南下すると、道の駅大日岳がありました。

見ると、「営業中」のタテカンの向こうに、「高山ラーメン」と書かれた暖簾。

おっ、ここは、やっている

中に入ると、

なんという、狭さ!

こんな小さな道の駅、初めて見ました。

左の入口に食券機、特産品を置いたケースや棚が周りにあって、真ん中にテーブルとイス。右は調理場になっていて、こっち側にはテーブルとイスが一組ありました。

湿原植物園を歩いて喉が渇いたので、ソフトクリームを買って、外のベンチで小休止しました。

                                    つづく

 

 

 


飛騨高山を行く 秋の荘川②

2021年09月09日 | 遠出

そばを食べた里山茶屋むろやは、地図の「魚帰りの滝」の近くにありました。

 

そばを食べたあと、来た道を荘川インターまで戻り、道の駅桜の郷荘川に寄りましたが、ここも臨時休業でした。

このあたりを富山湾に注ぐ庄川(しょうがわ)が流れています。庄川沿いに北に向かって走ると、川にぽつんぽつんと何人もの太公望が出ていて、釣り糸を垂れていました。

向こうが川下、富山湾の方向です。

きれいな清流だなぁ。落ち鮎釣かぁ ??

 

 

そばの里荘川

やがて左手に、大きな水車が目に飛び込んできました。スピードを落として駐車場にイン。よく見ると、水車は一つではなく、五つが連なった五連水車でした。

近づくと、シャッシャッと音を立てて回る大水車から、水しぶきが飛んでいました。

え~っ! 冷たい

説明書きによると、大水車は直径13メートル。大水車の左にある水車小屋の中で、水車の動力を使って、そばの製粉が行われているそうです。右の四つ水車は直径5メートル前後。一番右の水車の動力を使って、小屋の中で精米が行われているようです。

この五連水車の向かいに、そば処心打亭(しんうちてい)がありましたが、ここも臨時休業中でした。五連水車とそば処心打亭のあるここをそばの里荘川といいます。

 

荘川桜

さらに走ると、ダムによって庄川がせき止められてできた御母衣湖(みぼろこ)にやって来ました。

御母衣ダムは、向こうにありますよ

 

その御母衣湖の左岸に、大きな桜の木が植えられていました。これが有名な荘川桜です。

大きな古木が、手前に一本、左奥にもう一本

 

説明書きによると、水没した地区に寺が二つあって。その寺にあった桜の大木を一本ずつ、ここに移植したそうです。種類は、淡いピンクの花をつけるアズマヒガンザクラ。樹齢500年、樹高20メートル、幹回り8メートルだそうです。

花の時期に、一度来たいなぁ

                                   つづく

 

 

 

 

 


飛騨高山を行く 秋の荘川①

2021年09月07日 | 遠出

3か月近く家にこもっていましたが、岐阜県の一日にあたりの新型コロナ感染者が最多の頃から半減してきたので、ついに日帰りで遠出をしました(2021/9/7)。

東海北陸道を一路北上、荘川インターで下道に降りました。そこは岐阜県高山市荘川(しょうかわ)です。荘川は荘川村といって、人口千人超の山村でしたが、平成の大合併によって高山市に編入されました。高山市街地の西、有名な観光地・白川郷の南に位置します。

ここは荘川そばの産地。9月初旬のこの時期、荘川の各地区では、白いそばの花が咲いています。

 

惣則地区のそば畑

各地区のそばの花を見ながら、荘川インターの東にやって来ました。

ここは惣則(そうのり)地区といいます。道を走っていると、右手に一面の白い花が見えてきました。そちらにハンドルを切ると、惣則公民館があって、そこに駐車。下車して周囲を見回すと、向こうの畑に百日草の花が見えました。その向こうに、白いものが見えます。近づいて見ると、

そばの花だ!

坂道を上って行って、振り向くと、

そば畑の向こうに、走ってきた東海北陸道が見えました。

花をアップしてみると、

 

惣則地区のそば畑を歩いて蕎麦の花を見ていたら、お腹がすいてきました。ここらで早めの昼食です。ところがここに来る途中、荘川で見た食堂やそば屋は、緊急事態宣言が出ていたため、ことごとく臨時休業でした。惣則のちょっと先に、そばを出す食堂が一軒あります。ダメもとで、行ってみることにしました。

 

里山茶屋むろや

道を走って行くと、看板を発見。開店前なのに、駐車場にすでに車が一台入っていました。

おっ! やってる。やってる

入ったのは、トンカツと手打ちそばがメインメニューの里山茶屋むろやです。

 

ここはトンカツがイチ押しのようですが、への次郎の昼食は、麺に決まっています。で、手打ちそば大盛(1300円)を注文。

そばは非常に細い、二八そば。先の細い箸でそばを二三本とって汁をつけてすすると、

うまい!

おぼんの上の黒い碗は、郷土料理のどぶ汁です。豆乳と塩でつくったお汁ですが、おぼろ豆腐のような豆腐が入っていました。

                                         つづく