への次郎が行く

カメラと地図を片手に気ままに出かけます。

奥殿陣屋を散策しました 岡崎

2023年05月16日 | 遠出

金鳳亭でランチをしたあと、奥殿陣屋を散策することになりました。

 

江戸時代、ここに徳川の親藩・奥殿藩1万6千石があり、統治のために陣屋(役所)が設けられました。その陣屋の跡に、1985年につくられた観光施設がこの奥殿陣屋です。

 

ここが入口です。坂道の両サイドに桜の木

春はよさそうだね

桜並木をのぼって行くと、

 

突き当りになっていて、左は資料展示室、右は書院に行けます。

資料展示室をちょっとのぞいて、書院に向かいました。

 

奥さん  「立派な門だね

への次郎 「門の向こうに書院の入口があるよ

 

門をくぐって、書院に入りました。

この書院、近くの寺院から移築したものだそうです。

突き当りを左に行くと、

 

お土産販売コーナーがあって、その奥は喫茶コーナーでした。

ここで日本庭園をながめながら、抹茶やスイーツをいただけるんですね。

奥さん  「この書院、天井が高いね~

への次郎 「そうだね。外から見てみようか

 

外に出て日本庭園に来ると、書院の立派な大屋根が見えました。

書院の左を見ると、

 

奥さん  「あれ、竹の子ご飯を食べた金鳳亭じゃない

への次郎 「そう。左の軒下の真ん中あたりだね

左の方に小径がありました。

 

小径をのぼって行くと、金鳳亭が見えてきました。

丸い木はツツジ。木漏れ日の下には一面のコケ。

 

一番上に来ると、がありました。

向こうの銀屋根が金鳳亭です。このあと、金鳳亭の前を通って、

 

バラ園横から駐車場に向かいました。

への次郎 「ほら、あの山の向こう、徳川家発祥の地だと思うよ

奥さん  「えっ!! あんな山奥が!?

 

帰り道に、徳川家発祥の地に寄ることになりました。

                                  つづく

                                            


新緑の中で竹の子ご飯 金鳳亭

2023年05月14日 | ランチ

奥さん  「見て! あの人たちも行くんじゃない!? 急いで!

への次郎 「ちょっと待ってよ! ポピーを一枚撮るから

 

への次郎 「前に、天敵! 天敵!

奥さん  「追い抜いて!

急いでいたのは、理由があります。この日、限定20食が目当てでした。

 

やって来たのは、愛知県岡崎市奥殿陣屋。ここに食事処金鳳亭(きんぽうてい)があって、

 

奥さん  「ほら!! もう、並んでる!

への次郎 「う~ん、微妙な人数だなぁ…

嫌な予感が的中! 限定20食は一人前しか残っていませんでした。

 

しばらくして、店内への呼び込みが始まりました。

入店後、畳の上のテーブル席をスルーし、庭が見える軒下席に陣取ると、

 

新緑、お見事!

反対側も、

いいじゃないか、この新緑

 

日本庭園の景色を楽しんでいたら呼ばれました。こちらさん、セルフです。

 

限定20食、この日最後の竹の子弁当

弁当の中の右上には穂先の刺身と、ジュンサイの酢の物。左下には竹の子の煮物です。

手が込んでますよ~

 

こちらは竹の子ご飯

丼にいっぱいの竹の子ご飯。右上は冷やしたお餅、中はクリームとこしあんでした。

 

新緑もおかずに、地の竹の子を使った春の味覚を仲よく分け合っていただきました。新鮮な竹の子、歯触りがたまりませんよね。

ごちそうさまでした

 

出ようとしたら、テーブル席も座敷席も満席になっていて。

席と席の間を慎重に通り抜けて、外に出てくると、入口にメニューが置いてありました。

入るとき、気づかなかったなぁ

弁当とご飯、300円の違いかぁ~。竹の子弁当の圧勝だ!

 

こちら金鳳亭、1、2カ月でメニューが替わります。限定ものは通常、10~12食とか。行列必至ですよね。

                                      


小さいバラ園がありました

2023年05月12日 | 

友人との待ち合わせ場所にやって来ました。

ここは愛知県尾張旭市にある城山公園です。

友人はまだ到着していませんでした。

ちょっとお城の方に行ってみるかな

 

石段を上がって行くと、

今まで、気づかなかったなぁ

お城の手前にバラ園がありました。

 

濃いピンク。バラらしい色です。

 

こっちはイエロー。

 

最近見かけるようになった淡紫。

 

オレンジ。

 

バラといえば、この色ですよね、肌色に近い。

 

他にも、いろんな色がありましたが、このバラ園、本当に小さくて。ほら、

右と左に二か所。

 

ここのバラ、咲き誇っているのに、傷んでいる花はほとんどありませんでした。ちょうど咲きそろったところだったようです。

タイミングよく来られたな

友人が来るまでの、ほんの短い時間でしたが、きれいな花といい香りを楽しむことができました。

                                      


春蔵開きに行きました 中島醸造

2023年05月08日 | 遠出

奥さん  今ごろ酒蔵開放だって

への次郎 えっ? ほんとだ! 今日までだって、行かなきゃ!!

 

JR中央線瑞浪駅で電車をおりて、とことこ歩いて行くと、土岐川に出ました。対岸には、見覚えのある建物です。

黒壁に「始禄(しろく)」の文字。そうです、桜を見に来た時にあった黒壁の変形5階建ての中島醸造です。

 

入口にやって来ました。立派な門ですね。その左に、

受付があって、100円券10枚つづりを買い、お酒リストをもらいました。

 

奥さん  あっ! もう呑んでいるよ!

への次郎 えっ!? まだ、オープン前じゃない!

 

中庭のエノキの大木の下、すでに呑み助に占領されていました。

出遅れました。しかたなく大木の下を諦め、建物の軒下に陣取りました。

 

態勢を整えたあと、歩き回って、発見!

テントの下に、ずらっと並んだお酒。

手前7種類はリキュール、あちら11種類は日本酒。日本酒は、ほとんど純米吟醸で一杯100円。ただし一番向こうの純米大吟醸瑞ノ盞(みずのうき。4号11000円)のみ200円。

 

さっそく100円券を渡して、純米吟醸あおいとあかね(4号1800円)をいただきました。

銀髪スタッフが口切についでくれて、

とっとっとっとっ、こぼれるよーっ!

 

こぼさないように、ちびちびやりながら陣地に戻って、

はい、呑み助にカンパ~イ!

 

お酒をじっくり味わいながら、持ち込んだ柿の種をぽりぽり。一種類、また一種類と飲んでいきました。同じ純米吟醸でも、味にかなり違いがありましたよ~。

 

ここでちょっと一服、呑み助たちを観察しました。

この一角の皆さん、味わってますね~。

テーブル右側のお酒、事前予約の六種六杯(500円)です。

 

こちらさん、ワンテーブルワングループですか? それともここで初合流?

 

こっちはおつまみがテーブルいっぱいに広がっていました。一つ、ぱくっ!

 

試飲を再開し、お酒をついでもらったついでに、会場内をちと偵察しました。

こちらはお酒販売コーナー

こちらの創業は、江戸時代中期の1702年(元祿15年)。当時かから造られているのが始禄。今世紀に入って造られ始めたのが小左衛門(こざえもん)。今は後者が中心のようですね。

 

こちら、ホットドッグ屋さん。

一つ、ちょうだい

話を聞くと、1年後に中島醸造内にカフェ・シロクをオープンするそうです。

 

柿の種、ホットドッグをあてに純米吟醸を次々と飲んでいき、ついに最後の純米大吟醸。

ついでもらって、口を近づけて呑んでみると、

ん?

旨味のある複雑な味。でも、純米吟醸との価格差ほどの違いがあるのかどうか…。

 

呑んだなぁ~

気づくと、陣地の近くに仕込水

一杯ついで、近くの屏風山から流れてくる伏流水を、ゆっくり胃袋に流し込みました。

 

さぁ、帰ろうか

ゴールデンウィークを〆るにふさわしい春の宴を切り上げ、腰をあげました。

帰り際にもう一度、中庭の大木の下を確認したら、

完全に呑み助の解放区になっていました。

 

への次郎 「あばよ!! 小左衛門!

奥さん  「やめてよ! 酔っぱらった?

 

老兵二人、お土産に買った4合瓶をぶら下げ、駅までとぼとぼ帰って行きました。 

                                      


長年の疑問が解けました。が、… 

2023年05月06日 | 散策

岐阜県土岐市駄知町にやって来た目的は、もう一つありました。

 

それは、以前から気になっていた、この写真の場所を確認することです。

              

                      (「東農鉄道駄知線」より)

 

この建物は、1974年(昭和49年)に廃止された東農鉄道駄知線駄知駅です。

右側に懐かしい電話ボックス郵便ポスト。左端には3人のファミリー?が写っています。女性が指さしているのは、時刻表でしょうか。男性は頭をかいています。この3人、乗り遅れたのかもしれませんね。そんなことが想像される、おもしろい写真です。

 

駄知線が廃止されたのは、もう50年近く前のことで、駄知駅の駅舎はすでにないそうです。手がかりは、と写真をよく見たら、ありました3点。それは、

右端に枝を張った大きな木。その下に縦長の石柱。その右にぼんやりと見えているのは社の屋根ではないでしょうか。

まだ残っているかも知れないなぁ…

 

さっそく、グーグルのストリートビューで、駄知駅があったあたりを見たら、

あった!!

千古乃岩(ちごのいわ)酒造の裏に、大きな木と社!

 

 

だち窯やまつりに来た日、窯めぐりのあと千古乃岩酒造に行ってみました。

ここですよ、酒蔵は。

右奥に大木の枝を確認し、お店にin。

 

ずらっと並んだお酒。下段左の2本、にごり酒しぼりたて生酒をいただきました。ここのお酒、ぶ厚い粘土層に濾過された超軟水を仕込み水に使っているとか。期待できます。

支払いの際に、御主人に写真を見せると、お店の裏へ案内してもらえました。

 

ここです、ここです!!」 

あの写真の撮影場所に立って、パチリ。

右に石柱、その奥に社、右端に大木。駅舎はやはり、なくなっていました。

 

近づいて、石柱と社を確認すると、

こんな位置関係だったんですね。

 

石柱と社のところから振り返ると、

えっ!! あのポスト、駄知駅の写真に写っていたポストじゃない!?

千古乃岩酒造の蔵の裏に、ぽつんと立っていました。廃線後に移したんでしょうか。でも、

 

表通りでもないし、裏通りでもない。廃線後50年になるというのに…。

不思議????

 

長い間気になっていた駅舎の場所は確認できましたが、また新たな疑問が…。すきっとしない気分で、駄知を後にしました。