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中小企業の生産性向上とIT化  シリーズ⑦

2020-04-10 13:41:38 | 経営コンサルタント

⑦ 補助金の活用でIT投資を抑える
中小企業のIT投資を目的とした補助金としては、「ものづくり補助金」「IT導入補助金」「小規模事業者持続化補助金」の3つがあります。「ものづくり補助金」「小規模事業者持続    化補助金」については今までも CSR環境ニュースで発信しましたが「IT導入補助金」については初めてのご紹介です。 
                                          
・ものづくり補助金
革新的なサービスや製品製造をIT活用で考えた場合の補助金で、IT投資の費用の一部(100万~1,000万円、導入費用の2/3が上限)をサポートしてくれます。

・IT導入補助金
日々の定型業務の効率化や情報を一元管理するような汎用的なITツールを導入するにあたり、その費用の一部(40万円~450万円、導入費用の1/2が上限)をサポートしてくれます。主に業務効率化を図りたい事業者向けの補助金です。

・小規模事業者持続化補助金
従業員20人以下(卸売業・小売業・サービス業は5人以下)の小規模事業者を対象に、Webサイト作成や会計ツールなどITツール導入費用の一部(~50万円、導入費用の2/3が上限)をサポートしてくれます。主に、初めてIT投資を行うような事業者向けの補助金です。2019年度はすでに締め切られており、来年度(令和2年度)の概算要求の中で、「中小企業・小規模事業者の生産性向上・デジタル化・働き方改革に重点的に取り組む」との方向性を示しています。公募期間はその年により違いますが 令和2年度1月より中小企業庁などのホームページを定期的に確認いただくことをおすすめします。

今回で中小企業のIT化シリーズを終えます。お読みいただき有難うございます。
是非 中小企業のIT化へのアドバイスの一歩になって頂ければ幸いです。
もちろんITコーディネータのプロとは隔たりがありますが、IT化の知識として頭の片隅にでも
おいていただければありがたいです。