なんかきな臭いです。
過日,在バンコク日本大使館から次のような連絡がありました。
タイ:首都バンコク等におけるテロの脅威に関する情報
1.当地治安機関筋によると、「23日頃、バンコク都内及びその他の地域においてショッピングセンター、地下鉄、スカイトレイン等の駅でテロ攻撃がある。」等の「噂」が流れており、警戒を強化しているとのことです。具体的な情報はなく噂の域を出ない情報ですが、タイに滞在中の皆様におかれましては、週末を含め念のため安全確保に十分注意を払うようお願いします。
2.つきましては、夜間に徒歩で出歩くことや、十分な安全対策がとられていないと考えられる多数の人の集まる場所への接近を避けるなど、安全確保に十分な注意を払ってください。また、不測の事態に備えて、2005年10月19日付け広域情報「爆弾テロ事件に関する注意事項」、パンフレット「海外旅行のテロ・誘拐対策」及び同「海外へ進出する日本人・企業のための爆弾テロ対策Q&A」(http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph.htmlに掲載)を参考にして、適切な安全対策をとるよう心掛けてください。
なお、タイについては、バンコクを含め「危険情報」が発出されていますので、その内容にも御留意ください。
(2007年2月23日付け)
結果的に,この情報は不発に終わりましたが,まだまだきな臭さは続くようです。本日到着した「バンコク週報(ウェブ版)」には,次のような記事がありました。
サパラン陸軍副司令官(国家治安評議会副事務局長)は27日、3月13日から15日にかけバンコクで大規模テロの起きる可能性を認めた。
陸軍諜報部筋によれば、海外より大量の爆発物がタイ最南部県であるナラティワート県に持ち込まれており、2月25日、治安当局は兵士に対して厳戒態勢を敷くよう命令を出したという。
さらに、イスラム過激派の実行部隊10人前後が、すでにバンコク都内に潜伏しており、この実行部隊は、タイからの分離独立を標榜するイスラム過激派組織、BRN(パタニ・マレー国民改革戦線)の創設記念日である3月13日をテロのXデーとしているとの情報もある。これについては、サパラン副司令官も、「過激派はこれまでにも、自らの記念日に何かしらの行動を起こしてきた」として、「13日から15日は要注意」と認めている。
また、「現在、バンコクにどの程度の過激派が潜伏しているかは把握できていない」としながらも、「テロは1人でも実行できる」と述べ、十分な警戒を市民に呼びかけた。
なお、危険地点であるが、前出の情報筋によれば、大晦日から元日にかけて連続テロが発生した地点で再発の可能性があり、特に、戦勝記念塔周辺が要注意とのことだ。
特に,この間にバンコクに滞在される方は,注意するに越したことはなさそうです。