みんなの幼稚園

ひぶな幼稚園での子どもたちの様子
モンテッソーリ教育について紹介いたします。

秩序の敏感期

2008年05月08日 | モンテッソーリ教育
一歳頃から三歳頃をピークとし5歳頃に消えていく感受性を「秩序感」と言います。
この時期は、順序や場所・習慣などがいつもと決まっていなければ気がすみません。 いつもと同じ場所・順序・やり方・同じ人のものetc…

いつもと順序が違ったり、違った場所にあったり、いつもと違うやり方だったりするとぐずったり大泣きをする。 でもふとしたことでご機嫌になったり…
子を持つ親なら幾度と経験されたことと思います。

「あ~ そんなことどうでもいいのに」「どうしてそんなことにこだわるの いじっぱり」etc… イライラ…

でもこれは子どもの脳の発達と深く関係していることなのです。

一歳を過ぎると、脳の「距離感や上下左右」の位置感覚を認識する部分が発達する時期が来て、二足歩行により自由になった手と目からの情報を組み合わせて、自分と周囲を認識していきます。
ですから、場所・位置・順序などが変わってしまうとその認識が壊れてしまい「不安」になってしまうのです。

この一歳頃から現れる秩序感を「見る目」をもち、怒りせき立てずにちょっと様子を見たり笑いかけたりしてみてください。
子どもがせっかく発達しているのにそれを喜ばずにイライラするのは損ですよね。


「秩序感」の要素を持った教具 2歳児保育より

同じ色を同じ場所に入れる。中には色の順番をもこだわる子もいます。
指先の訓練や色彩感覚も養えます。
そして活動(お仕事)を繰り返すことで集中力がつきます。

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