🌸🌸ウンコマン事件🌸🌸
昨今、子供たちのいじめによる自殺などのニュースが多くなっていますが、大人の社会にだっていじめはあります。
パワハラ(パワーハラスメント)などが社会問題化しているように、
パワハラを受けてうつになったり働けなくなる人、
引きこもってしまう人いますよね。
そんなとき人は、自信を失い、いじめる相手を憎み、
ネガティブな方向へと落ちてしまいがちです。
でも、そんな陰湿ないじめでさえ、実はとらえ方次第で180度、見方を変えることができるのです。
これは、僕が小学校4年生の時の話です。
僕は、もともといじめられっ子でしたが、
ある日、いじめのグループにダウン症の子と一緒に体育館のトイレに閉じ込められて、
ヘラでウンコを投げつけられたことがありました。
当時は、ダウン症の子を普通の学級に入れて、みんなと一緒に生活するというカリキュラムがあったのですが、
周りがあまりにもダウン症の子いじめるので、
その子を庇っていたところ、僕までいじめの対象になってしまったのです。
僕たちは体中がウンコだらけになり、
「こんなこと、絶対に人としてはやっちゃいけないことなんじゃないか!」
と、いつも本気で怒れない僕も、
このときばかりは怒りが頂点に達し、
ウンコを投げつけた子の首を絞めそうな勢いで向かって行きます。
ところがその瞬間、ダウン症の子が、
「ウンコ、くしゃい♪」
といいながら満面の笑みで僕のほうにやってきたんです。
僕は、そんな彼の姿を見て、なんて自分が小さい人間なんだと思いました。
だって、ウンコまみれになっているのに、喜んでいる。
いじめっ子たちはイヤな思いをさせたくてやったのに、
ダウン症の子は楽しそうに喜んでいるんです。
彼の意識に僕の意識がリンクしたとき、
彼のなかに一切の邪気がない、まるで観音様のような神々しい姿を見たのです。
その瞬間、僕の気持ちが切り替わり、ダウン症の子と一緒になって、
「くしゃい、くしゃい♪」
といって騒ぎました。
すると、驚いたのはいじめっ子たち。
みんな「えっ?」となったので、
僕は、
「ウンコマン、1号誕生!」
とポーズをとたんです。
そしたらダウン症の子も続けて、
「ウンコマン2号!」
といいます。
僕は彼に、
「僕たちウンコ隊は、今日はあいつらをやっつける。わかったな!」
といって、僕たちは猛ダッシュで逃げるいじめっ子たちを追いかけ、
さっきウンコを投げつけてきた子を体育館の隅に追い詰めました。
いじめっ子は、
「ごめんなさい」
と謝りましたが、
僕は、
「君が与えたものによってウンコマンに変身した。
よって、君をウンコマン3号に任命する。
私あなたのこと大好きなの♡」
といって、ウンコだらけの体で、いじめっ子にハグをしたんです。
いじめっ子は、
「つけるな…」
て号泣していました(笑)。
そのあと、体育館をウンコだらけにしたことで先生に怒られましたが、
僕はこの一件で、人間というのは自分の受け取り方次第で、
まるっきり違った人生になることを知ったんです。
ダウン症の子を普通学級に入れるというカリキュラムが終わったとき、
僕は彼を抱きしめて、
「君から学んだこと、一生忘れないよ。
社会に示していくからね」
といって誓いました。
この話は特殊な例といえばそうかもしれません。
しかし、どんな状況だって、幸せになるという姿勢さえ持っていれば、
豊かさを受け取ることができるようになることを、
ダウン症の子を教えてくれたのです。
いじめる人はどんな場にも必ずいます。
でも、その人をどうこうしようと思ったり、
自己嫌悪に落ちたりするよりも、
それをどうとらえ、いじめられることで、どう心を鍛えるのか、
そのことに焦点を当てることで、
誰よりも強くやさしい人間になれるのです。
(「あなたのなかのやんちゃな神さまとつきあう法」金城幸政さんより)
昨今、子供たちのいじめによる自殺などのニュースが多くなっていますが、大人の社会にだっていじめはあります。
パワハラ(パワーハラスメント)などが社会問題化しているように、
パワハラを受けてうつになったり働けなくなる人、
引きこもってしまう人いますよね。
そんなとき人は、自信を失い、いじめる相手を憎み、
ネガティブな方向へと落ちてしまいがちです。
でも、そんな陰湿ないじめでさえ、実はとらえ方次第で180度、見方を変えることができるのです。
これは、僕が小学校4年生の時の話です。
僕は、もともといじめられっ子でしたが、
ある日、いじめのグループにダウン症の子と一緒に体育館のトイレに閉じ込められて、
ヘラでウンコを投げつけられたことがありました。
当時は、ダウン症の子を普通の学級に入れて、みんなと一緒に生活するというカリキュラムがあったのですが、
周りがあまりにもダウン症の子いじめるので、
その子を庇っていたところ、僕までいじめの対象になってしまったのです。
僕たちは体中がウンコだらけになり、
「こんなこと、絶対に人としてはやっちゃいけないことなんじゃないか!」
と、いつも本気で怒れない僕も、
このときばかりは怒りが頂点に達し、
ウンコを投げつけた子の首を絞めそうな勢いで向かって行きます。
ところがその瞬間、ダウン症の子が、
「ウンコ、くしゃい♪」
といいながら満面の笑みで僕のほうにやってきたんです。
僕は、そんな彼の姿を見て、なんて自分が小さい人間なんだと思いました。
だって、ウンコまみれになっているのに、喜んでいる。
いじめっ子たちはイヤな思いをさせたくてやったのに、
ダウン症の子は楽しそうに喜んでいるんです。
彼の意識に僕の意識がリンクしたとき、
彼のなかに一切の邪気がない、まるで観音様のような神々しい姿を見たのです。
その瞬間、僕の気持ちが切り替わり、ダウン症の子と一緒になって、
「くしゃい、くしゃい♪」
といって騒ぎました。
すると、驚いたのはいじめっ子たち。
みんな「えっ?」となったので、
僕は、
「ウンコマン、1号誕生!」
とポーズをとたんです。
そしたらダウン症の子も続けて、
「ウンコマン2号!」
といいます。
僕は彼に、
「僕たちウンコ隊は、今日はあいつらをやっつける。わかったな!」
といって、僕たちは猛ダッシュで逃げるいじめっ子たちを追いかけ、
さっきウンコを投げつけてきた子を体育館の隅に追い詰めました。
いじめっ子は、
「ごめんなさい」
と謝りましたが、
僕は、
「君が与えたものによってウンコマンに変身した。
よって、君をウンコマン3号に任命する。
私あなたのこと大好きなの♡」
といって、ウンコだらけの体で、いじめっ子にハグをしたんです。
いじめっ子は、
「つけるな…」
て号泣していました(笑)。
そのあと、体育館をウンコだらけにしたことで先生に怒られましたが、
僕はこの一件で、人間というのは自分の受け取り方次第で、
まるっきり違った人生になることを知ったんです。
ダウン症の子を普通学級に入れるというカリキュラムが終わったとき、
僕は彼を抱きしめて、
「君から学んだこと、一生忘れないよ。
社会に示していくからね」
といって誓いました。
この話は特殊な例といえばそうかもしれません。
しかし、どんな状況だって、幸せになるという姿勢さえ持っていれば、
豊かさを受け取ることができるようになることを、
ダウン症の子を教えてくれたのです。
いじめる人はどんな場にも必ずいます。
でも、その人をどうこうしようと思ったり、
自己嫌悪に落ちたりするよりも、
それをどうとらえ、いじめられることで、どう心を鍛えるのか、
そのことに焦点を当てることで、
誰よりも強くやさしい人間になれるのです。
(「あなたのなかのやんちゃな神さまとつきあう法」金城幸政さんより)