3館巡り

猛暑の中博物館等へ出かけます。最初は都電で東池袋3丁目で下車してサンシャインシティ内の古代オリエント博物館へ。「吉村作治の早大エジプト発掘４０年展」を観覧してきました。これまで同隊が発掘した２５０点を公開しており中でも、２００５年ダハシュール北遺跡で発見した青いミイラマスクと彩色箱型木棺が目玉です。
３８００年前のミイラが入っていたセヌウの木棺は昔家で見たお茶箱に似てます。特に、箱のサイドに中に納められたミイラが外を覗けるようウジャトの眼が描かれているのが印象的です。
銘文から、被葬者の名は「セヌウ」、称号は「司令官（アチュウ）」だそうで3800年前の記録が有るとは驚きです。
ふと思ったのはミイラマスクがここに展示してるのは戦利品として日本に持ってきたのかな？と！
しかし帰りにポスターを見たら「日本での最後の展示」と有りましたのでどうやら借りた物の様です。
この後、外は暑いので地下鉄で飯田橋に出て総武線で両国駅へ。江戸東京博では「発掘された日本列島２００８」へ。ここでは最近の日本での出土品が展示されており中でも本能寺跡で瓦が見つかりそれほど焼けていない状態から本能寺はそれ程に燃えなかったのではと想像出来るとか。大阪城では鹿の骨が見つかり当時の宴会の跡？とかいろいろと想像できます。江戸東京博から両国駅までは凄い暑さです。
この後東京駅に出てブリヂストン美術館へ。ここでは「美術散歩」印象派から抽象絵画までを開催中です。
マネ、ドガそしてモネ、ルノワール、セザンヌ、ゴーガン等ブリヂストン美術館のコレクションを散策感じで楽しめる企画でこの暑さを暫し忘れる感じでした。
ここにも古代美術としてエジプトやギリシアの出土品が展示されていたが池袋で見たのと違い手入れがされて美術品になっていた。
暑さを避けて地下街から東京駅に向かう足取りは少し重かった。