東京育伸会*塾長ブログ*親子で学びを楽しむ為に出来る事

算数工作教室を始め、基礎基本を理解する学習を中心に補習から進学までをサポートしています。

復習から始める!根本を理解する!基礎を大切にする教室です。

ホームページへは「東京育伸会」で検索して下さい 。メールアドレスはikushin.sakuradai@gmail.comです。よろしくお願いします。 新規入塾生募集中!小・中・高校生の補習から受験までをご指導。 復習が鍵 まずは学年を超えても復習をしましょう!生徒さんとの日々の取組みや出来事を綴って行きます。多くの方にこのブログを購読頂き感謝しております。コメントのやり取りはございませんが、通塾くださっているご家庭からも感想を頂いており励みになっています。これからも楽しく真剣にブログを更新して参ります、よろしくお願いします。教室のホームページもあわせてご覧ください。*記事の無断転載禁止

勉強が嫌いな理由は?~その1~

2011-12-06 01:52:20 | 学習全般
勉強が好き!!っていうお子さんってなかなかいませんよね。

でも、小学校に入った時のお子さんはどうだったでしょうか?

私の子供たちも・・・

宿題をもらうのを楽しみにしていましたし、テストで100点をもらって満面の笑みで
「次も頑張る!」
そう言っていた時期がありました。(今となっては懐かしい!?)

つまり勉強を楽しんでいたんですね。

中学生になると自分の得意不得意が判断できるようになり

国語は嫌いだけど、理科は好き!とか音楽は不得意だけど体育は得意!

など、同じ「勉強」の中で分かれてきますよね。

つまり、「勉強」が嫌いなお子さんは本当はいないのではないかと思います。

「うちの子は集中力が持たなくて・・・」

「覚えた事をすぐに忘れてしまうんです・・・」

「何時間も机の前にいられるかしら?」

これらの質問に私は「Yes」と答えます!もちろん時間がかかるかもしれませんし、

そこに苦労が無いわけではありません。

でも、なぜ「Yes」と答えられるか、ちゃんと根拠はあります。

長くなるので、今日はその根拠の一つを書きたいと思います。



記憶力について・・・(あくまでも私個人の自論ですので違う意見の方も勿論いらっしゃると思います)

この記事を読んでくださっている親御様のお子さんたちは、今の年齢になるまでに

何かに興味を持ったり、何かを楽しんだり、何かに影響されたりしてきましたよね?

その全てが勉強と繋がっています。

例えばお子さんが幼児期の頃・・・
同じ事を何度も要求された記憶があると思います。
同じ本を何度も読んでとせがまれる。同じ音楽、同じ遊びを何度も繰り返すなどなど

なぜ、同じ事を何度も繰り返すのか?答えは簡単「楽しい」からですね

しかし、脳はその「楽しい」中から沢山の情報を取り出して記憶します。
同じ事をしていても違う事を発見して情報を増やしていくのです。

(本を読んだ時、1回目と2回目、3回目では感想が変わるのと同じですね)

こうした記憶の積み重ねがやがて学力となる。

ある本に書かれていましたが、脳は本人が記憶しようと思っていても思っていなくても
繰り返し見たこと、感じた事を記憶してしまうのだそうです。

え?ではなぜ勉強したことを忘れてしまうの?(という声が聞こえてきそうですが)
忘れているだけで、脳の中には情報として入っているのです。つまり取り出せない状態。

クイズ番組などを見ていて「なんだったかな~?」と情報を取り出そうとしてもなかなか出てこない
解答を見て「あ~、それそれ!」と思い出すのと同じです。

普段は忘れていても青春時代に流行っていた歌はなぜか歌詞も思い出せるものですよね
つまり、楽しいという気持ちも含めインパクトが強い方が取り出しやすい記憶となります。


話が少しそれましたが、学習した内容をお子さんが忘れてしまう、といった場合の原因を二つあげると
  1 何度も繰り返して「記憶」していない(インプット)
  2 記憶しているのに取り出せない   (アウトプット)
                           このどちらかです。        

ただし、これに当てはまるのはお子さんに学習習慣がある程度ついている事が条件です。
お家で全く勉強をしていない場合はそもそもインプットがされていません、
小学生では学年によりますが1日最低30分~1時間は学習に時間を使ってほしいですね。
        *まれに精神状態によってこの1と2が阻害される場合もあると思います(極度の緊張状態や強制や自責など)

私の教室ではお子さんが今どの程度インプットしていて、どこまでアウトプット出来ているかを
判断しながら進めています。
ポイントは「楽しい」が含まれている事ではないでしょうか?

テストの結果を見て単純に勉強不足と叱るのはお子さんの芽を摘んでしまいますし、それこそが勉強を嫌いになる理由の一つではないでしょうか?
ですからその原因がどこにあるのかを探り、前向きに学習してほしいと思っています。

明日は集中力について書きたいと思います。長い記事ですが読んでいただきありがとうございました。