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いつから始める?~高校受験~

2011-12-20 01:30:45 | 受験生さんへ
さて、次は高校受験について書いてみたいと思います。


私の考えは「狙うレベルによる」です

高校受験の難しさってなんでしょう?

この時期のご自身の記憶が鮮明な親御さん、多いのではないですか?


お子さんの年齢的に半分大人な気分になり外野の意見をなかなか聞こうとしない年頃です

そして、中学受験と大きく違うのはこの年齢の問題と勉強法です。

例えば・・
学校では扱わない事をテスト問題にする中学受験と、学校でしっかり学んだ内容が問題になるのが高校受験
と考えるのが分かりやすいです。


私立は3教科、公立は5教科ですが都内の選抜基準は毎年変わりますのでチェックが必要ですね


また中学校で出される成績(内申)と当日の結果を合わせて合否が決まるのも中学のそれとは違います。
都内の公立校では内申書は3年生になってからのものが標準です


つまり、中学校の成績が良ければそこそこ良いのでは?

と言われたような気がしましたので・・・


確かに学校の成績が良ければ内申は高いのですが、審査基準全体のわずか3割と低いですね。

また「絶対評価」になったことで学力のみが反映された内申ではない事を高校側も考慮しています

もし内申だけで進学したいと考えているなら推薦を狙うしかないのですが24年度から推薦枠が減り

倍率が上がる予想が出ていますので要注意です!!


ではどうするか?


お子さんの成績と志望校の“差”を埋める学習をしていくわけですが、学校の成績だけでは判断ができません

塾や会場などで行われる「偏差値」の出る模試テストでは偏差値と志望校への合格%等が出されるので

目安にはなりますが、こちらは内申が含まれていませんので、学校の内申と合わせて考えるのが普通です

もし、その差が大きくないなら3年生になってから受験体制に入っても良いと思います。

つまりこの差が大きければ大きいほど早く始めなくてはなりません。

つまり狙う高校が求めている生徒象にもよります


また倍率の問題もあります

学校の標準偏差値が60のあたりは狙いやすいことから倍率が高いですね、この狙いやすさとはなぜなのか?

それは、中学に入ってからまあまあ勉強しながら(内申33位)部活動や委員会活動に頑張ってきた生徒さん達が

中3年生になってから付けられる学力だからではないでしょうか?

ですからこのレベルを狙うのなら3年生になる頃、今の時期でいえば年が明けてからでも良いといえますよね


問題は上位校を狙う場合です。

都立「自校制作問題校」や私立附属校を狙うなら、それぞれに合わせた過去問対策をしなくてはなりません
(過去問題策をするのはみんな一緒ですけど)
基礎問題よりはるかに難易度の高い問題を解く練習ですが、学校ではまず扱わない問題のオンパレード!

3年間、基礎問題にしか慣れていなかった場合ショックを受けるのではないでしょうか

こうした高校は偏差値でいうところの70前後になります。もちろん内申も40前後が普通です。

もし、上位校・難関校(いわゆる進学校)を狙うのであれば対策は1年から行うべきだと思います。

得意な教科は更に難易度の高い問題まで慣れ、苦手な教科は克服する!

基本問題を怠ると内申が取れませんから、学習範囲は同じ単元でもとても広くなります

学校生活も充実し、文武両道を目指さなくてはいけません!

英検や漢検もできれば準2級、少なくとも3級は欲しいですね

教室の生徒さんたちは年に数回チャレンジしています

また私の教室の場合は3年の夏までに一通りの学習を終えて夏から過去問対策が始まります


そんなに大変なの!?

と私も思いますが、事実乗り越えていらっしゃるご家庭は世の中たくさんいます

上位校の倍率は上がる一方なのですから!!


その一方で、進学に興味はなく(お子さんが)普通校より手に職をつけ、就職に困らないという強みをもった
工業・商業高校も人気が出てきていますね。こちらも倍率が上がっていますから

もちろん、それはそれで良いと思いますが、だからと言って中学校生活や学習をさぼって良いという事では
ありませんよね。勉強をする充実感や楽しさも知って大人になって欲しいです。

大人になり親になった時、(ちょっと遠い話ですけど)子供に胸を張っていられる(孫!?)大人になれるよう
今の子供たちを見守りたいと思っています。

話がそれましたが・・・
高校受験どこを狙うか、どれだけの時間が必要かを判断し導いてあげれるのはやはり親御さんしか
いないと思うのです。

高校受験は人生の分岐点です。実際受験体制に入るよりずっと前から考えておいてあげても損はないですよね!