小学校時代は学力の差はさほど気にならず、コミュニケーション能力や取り組みに対する意欲
そして先生のお話しをしっかり聞けるかという注意力の方が気になるものです
元気に毎日登校してくれれば何となく安心で学習がどのように進み
どの程度理解しているかをあまり気にしていらっしゃらないご家庭もあるかと思います
“学習障害”という言葉が珍しくなくなってきたのですが
実際、脳の働きが影響して学習障害になるお子さんは少なく、むしろ習慣から来る事の方が多い
という集計がありました
中学生になり少しすると学力の差は見る見る開き、気が付いた時にはもう届かないほどの差が付いている
いったい何時から?と不思議に思う・・・
そして中学になってから差が付き始めたと思い、中学で今習っている学習をしっかりやり直しさせようと考える・・
算数が数学になり英語が始まり・・・・と確かに中学になってから勉強に追いつけなくなったかのように見えますが
実は小学校で学ぶべき内容が定着していない事が原因の方が多いです
また、小学生時代にあまりに学習する習慣が無い事が先に述べた“学習障害”に繋がっていきます
暗記を得意とするお子さん、つまり覚えた事をそのまま解答する事が得意
考える事を得意とするお子さん、つまり基礎的な公式から考えを発展させていくのが得意
など、お子さんによってそれぞれタイプは別れて行くのだと思いますが
この先、どちらのタイプになるか、なんの教科を得意とするかは別としても
小学校で得た基礎的な学習はその後に大きく影響します
それは知識だけではなく、学習に対する強いメンタルや辛抱強さ、意欲や集中力
そして理解力や暗記力の強化にもなります
人の体に例えるなら、強い骨を形成していると言えるでしょう
これからたくましい筋肉となる高校へ進学し、より有望な人材となるべく大学へ進学する
毎年、受験生さん達を応援しながら小学生時代の学習の大切さを実感しています
小学生の頃から勉強漬けになる必要はありませんが
学習をする習慣や人の話を聞く集中力、本に親しみ豊かな想像力をつけ
立派な骨作りをしてほしいですね
いよいよ2月!受験生さん、全力でぶつかりましょう!!