小学生には中学受験
中学生には高校受験
高校生には大学受験
そして
大学生は就職
とそれぞれの節目が設けられています
これは大人なら誰しも知っている事ですが、世の中様々な考えがあるので
「中学受験」で合格すれば何か特別待遇になるような心境に子どもをさせてしまう場合があります
中学受験は親も大変ですが、子どもが一番大変な受験だと思います
遊びたい盛りの子どもを机の前に縛り付け、難問奇問を押し付けるのですからね
そこに自主性のあるお子さんは少数派でしょう
長い目で見た時、中学受験はどのような役割を果たすのか?そこを考えて受験に挑ませる事が賢明ですよね
学習の辛さから逃げようとする子どもに
「これで受かれば高校受験をしなくて済むのだから、今やってしまえば後が楽だから」
とお子さんに言い聞かせている事も珍しくはないでしょう
しかし、それは嘘ですよね、中学受験がおわり高校受験をしなかったとしても大学受験があり
もし、内部進学で大学まで進んだとしても「今やってしまえば後は楽」なんて嘘です
内部進学をしたお子さんが伸びない理由の一つは受験期に親御さんが「嘘を信じさせた」事もあるでしょう
中学受験は一つの節目に過ぎない事、目標の一つである事をしっかりお子さんに伝える事が
賢い子を育てるポイントです
また、中学受験で鍛えた知力がどこまで通用するかと言うと、それほど長く先まで通用する訳ではありませんが
私立中学では内部進学をして欲しいですから、頑張って勉強して外部に出られてしまう事は歓迎しない校風があるとすば
そうした中でお子さんの学力が下がってしまうのはある意味当然の事かもしれません
私立中高一貫では中学と高校の内容が混ざり、混乱してしまう生徒さんは多いです
大学受験に向けては有利なやり方だとしても、お子さんが着いていかれなくては意味が無いです
ちょっと事例をあげますと
中学受験で大学まで続く一貫校に合格した生徒さんがいます
受験期には英語の学習は学校の授業でするだけでしたが、その時すでに英語が苦手だと感じていたそうです
中学での英語授業が始まり、更に英語が嫌い、大嫌いになってしまいました
公立の学習の仕方とは大きく異なります、教科書にある単語を覚えて、文章を読んで和訳して・・・という流れでの学習は無く
リスニングメインのスタイルです
文法を解説される事も無く丸暗記で覚えていきます
「一体、何をしているのかさっぱり分からない」と嘆く生徒さん
実際このやり方は”後々”いきてくるやり方だと思いますが、その前に英語が嫌いになってしまっては本末転倒
今、私立の英語学習はこの流れにしている学校が多いようで、同じ状態の生徒さんが他にもいますが(大学付属中学)
夏休み前からこちらで学習して来た事で、今は楽しく学習できるようになりました
英語学習を例に挙げてみましたが、他の教科でも同じ事が出てきます
子どもは「終わったはずなのに勉強でなぜまだ苦労しなくてはならないの?」と思っています
受験は一つの節目に過ぎない事を親御さんがしっかり自覚してお子さんに伝える事が
賢い子を育てる一つの秘訣ですね