高校受験・大学受験ともに最終ステップに入っています
最終ステップとは各過去問演習を行い志望校に特化したアウトプットにより
傾向や流れを掴む演習です
高校受験生にとっては都立5教科、または私立3教科ですが
大学受験生は本当にバラバラです
試験科目数の多い生徒さんは9教科にも及びますし、それ以外にも実技が2次試験に含まれる
生徒さんもいます
いずれにしてもセンター試験で高得点を狙う事に代わりはありませんから
2次対策以外は全員センター対策で年末を過ごす事になります
過去問演習は得点を気にするより、時間配分を始めとする自分の実力を出し易い作戦を立てる必要があるでしょう
これは、高校受験も大学受験も同じです
センターは時間との戦いになるのに比べ、高校入試問題は時間に余裕があるはずです(自校作成校の一部は時間が足らなくなる可能性があります)
また、落とし易い問題等、自分の癖を見極め当日気を配れるようにしておく必要がありますね
例えば
いつもこの辺りで時間がかかっていたな・・とか
この教科は見直しが絶対必要・・・など
緊張しながらでも、冷静に対処する事が出来る所まで演習を重ねる必要があります
高校受験は各教科の試験時間は1時間程度なのでそれほどの負担ではありませんが
大学入試の場合は1教科に3時間ほどかかる試験もあり、そうそう頻繁に演習する事が出来ませんが
そうした教科は時間との戦いというのとは少し違いますから
普段の学習のなかで行っていく事ができます
いずれにしても、12月を迎えるこの時期からは
演習と見直し、弱点克服などやるべき事は明確ですね
センターは都立高校入試より1ヶ月以上も早い事もあり
演習を重ねている大学生を見て、高校受験生達も引っ張られ
そんな中学生を目にして、更に気をしきしめる
お互いに良い刺激があると思います
明日から12月授業です、気合いを入れていきましょう!
私自身そうなのですが、複雑な心情や表現をする言葉を使わなくなっている気がします
なにもわかりにくい言葉をわざわざ使わなくても言葉は通じると思うのですが
語彙力が乏しいという事は思考力の乏しさにも繋がるように思います
人は言葉で気持ちを伝え、考えを整理しています
先日、ある演説番組を見ました
英語で一つのテーマに付いて一人の方が演説するのです
ご覧になった方もいらっしゃるかと思います
今回、私が見たのは 心のフィルターと通して物を見ている という話です
ある、複雑な表情をした人の写真を見せて、『どう見えますか?』と聞きます
すると、様々な解答が返ってきます
嬉しそう、恥ずかしそう、悲しそう、困っていそう・・・
なぜ答えがバラバラになるのか?
それが心のフィルターだという話でした
主観が物の見方を変えるというわけですね
なぜこの話をしたかというと、語彙力の不足は感情をタイトにしてしまうような気がするからです
人間の感情や思考は本来とても複雑です
白か黒で決まる訳ではありませんし、微妙な違いを意識するのは日本人の特徴でもあるでしょう
例えば いじらしい や したたか という言葉
現代っ子はまず使う事がないのかもしれません
しかし、こうした場面に出くわした時、どう表現するのでしょう?
いじらしい振る舞いをしている人を目にしたとき、
したたかさを目にしたとき、どう感じどう対処するのでしょう?
心のフィルターを通して見ているのだとしたら
さらに
そうした振る舞いをどう捉えるのか?というそもそもの言葉を持っていないとしたら?
考えるだけで、なんだか憂鬱な気持ちになってきますね
自己表現や思考力だけでなく、寛容さなど第三者に対しても変わってきますよね
語彙力は単に学力や知識だけの話ではありません
生活の中から常に豊かにしていく事が大切ですね
しかし、私も冒頭に書いたように私たち自身、こうした言葉から離れつつあります
なので、半強制的に学習という手段で学ぶ必要があるのだと思います
語彙力を単に国語の授業としてみていてはダメなんですよね
ぜひ、家庭学習の中に語彙力を増やす学習を意識して組み込んでいって欲しいと思います