HIKOの趣味三昧な日々

趣味の音楽やスポーツについて、日々の気付きとともに書きつづっていきます

BIRELI LAGRANE 「BLUE EYES」

2006年08月16日 21時52分38秒 | CD
今日は台風の影響なのか、空模様が不安定で梅雨に逆戻りしたような湿気の多い蒸し暑い一日でした。天気予報では今週はずっと天気が良くないようで、先日までの真夏の青空が懐かしいです。

さて、今日は昨日カラオケ・ボックスにサックスの練習に行く前に図書館で借りてきたCDをご紹介。

【昨日借りたCD】
●BIRELI LAGRANE 「BLUE EYES」(写真)
ビレリ・ラグレーンは1966年9月4日にフランス・アルザス地方のジプシーの一家に生まれました。4歳の頃からギターを弾き始め、幼い頃から天才の誉れ高く、同じジプシー出身の伝説のギタリスト、ジャンゴ・ラインハルトの再来と呼ばれていました。レコード・デビューはなんと13歳という早熟ぶり。その後ロック、フュージョンに傾倒し、あのジャコ・パストリアスとも10代で共演し対等に渡り合っています。90年代にはアコースチック・ジャズの世界に戻り、自己の音楽的ルーツであるジャンゴ・ラインハルトへのトリビュート作などを発表しています。
さて、この作品は男性ジャズ・ヴォールの最高峰、フランク・シナトラの愛唱した13曲にビレリが挑戦した意欲作です。小気味良いほどに軽快で流暢なアドリブを展開していますが、そのサウンドの底流にはジプシーのルーツから来るのか独特の翳りも感じさせます。しかし決して湿っぽくなく独特の乾いた空気感があります。マイクをつないだアコースチック・ギターなのでしょうか、とても響きのいい音です。
そして4曲では自らの歌も披露していますが、フランス訛りもなく、どこかシナトラを連想させる心地良い歌声を聞かせてくれます。1997年の作品です。

《PERSONNEL》
ビレリ・ラグレーン(g)
モーリス・ヴェンダー(p)
アンドレ・セカレッリ(ds)
クリス・ミン・ドーキー(b)

《SONG TITLE》
1: ア・フォギー・デイ
2: ウィッチクラフト
3: ザ・レディ・イズ・ア・トランプ
4: アイヴ・ガット・ア・クラッシュ・オン・ユー
5: マイ・カインド・オブ・タウン
6: アイヴ・ガット・ユー・アンダー・マイ・スキン
7: イッツ・オールライト・ウィズ・ミー
8: ユー・メイク・ミー・ソー・ヤング
9: カム・フライ・ウィズ・ミー
10: ヒアズ・アット・レイニー・デイ
11: ラック・ビー・ア・レディ
12: エイプリル・イン・パリ
13: オータム・イン・ニューヨーク
この人のアルバムは初めて聴きましたが、非常に和める作品でした。