実際に偽札を掴まされた話を聞くのは、今回で3人目となった。
職場の同僚がATMで100元札を5枚下ろしたそうな。
その場で確認せず、あるお店で使ったところ、判別機でクロと出たそうな。
つぎの1枚、これまたクロ。
もう一枚、またまたクロ。
4枚目にして判別機をクリア。
少なくとも5枚中3枚は偽札だったことになる。
「少なくとも」としたのは、彼は前日に1枚使っており、そこのお店には判別機
がなかったため、ひょっとするとひょっとするのである。
くだんの偽札を見せてもらったが、一見判別はつかない。
紙質が微妙に違うと言えば、違うが、そう簡単に識別できない。
明らかに違うのは透かしのうちの1か所、100元札には100という数字の透
かしが入っており、手で触っても100という数字がくぼんでいるのがわかるのだ
が、偽札にはこのくぼみがない。マージャンをしていたさいのモーパイの経験がこ
んなところで生きてこようとは・・・。中国だけにモーパイは必須の技術だったの
か、と妙に感心してしまった。
都市伝説の一つに、偽札がATMから出てくるのは銀行員が補充する際にすり替
えている、というものがある。確かに今回のようなケースはそうでなければ説明が
つきにくい。銀行という組織が、偽札判別機を通さずにお金を扱っているとは考え
にくく、行員個人が人目につきにく場所でお金を扱えるのはそんな場面しか想像で
きないからだ。
どこまでも、奥深いというか闇が深いというか、まことにやっかいな国である。
職場の同僚がATMで100元札を5枚下ろしたそうな。
その場で確認せず、あるお店で使ったところ、判別機でクロと出たそうな。
つぎの1枚、これまたクロ。
もう一枚、またまたクロ。
4枚目にして判別機をクリア。
少なくとも5枚中3枚は偽札だったことになる。
「少なくとも」としたのは、彼は前日に1枚使っており、そこのお店には判別機
がなかったため、ひょっとするとひょっとするのである。
くだんの偽札を見せてもらったが、一見判別はつかない。
紙質が微妙に違うと言えば、違うが、そう簡単に識別できない。
明らかに違うのは透かしのうちの1か所、100元札には100という数字の透
かしが入っており、手で触っても100という数字がくぼんでいるのがわかるのだ
が、偽札にはこのくぼみがない。マージャンをしていたさいのモーパイの経験がこ
んなところで生きてこようとは・・・。中国だけにモーパイは必須の技術だったの
か、と妙に感心してしまった。
都市伝説の一つに、偽札がATMから出てくるのは銀行員が補充する際にすり替
えている、というものがある。確かに今回のようなケースはそうでなければ説明が
つきにくい。銀行という組織が、偽札判別機を通さずにお金を扱っているとは考え
にくく、行員個人が人目につきにく場所でお金を扱えるのはそんな場面しか想像で
きないからだ。
どこまでも、奥深いというか闇が深いというか、まことにやっかいな国である。