あまのはらふりさけみれば・・・・

北京で単身赴任生活2年、帰国後も中国ネタを書き綴ります。

銀行口座差し押さえられる

2015-03-10 18:29:16 | 日記
 こう書くと、またもやTスポの記事になってしまうのだが。

 先日、3名で3泊4日、中国国内の出張をする機会があった。

 中国のシステムで、宿泊にはデポジットが必要とされ、実際の料金よりも
高めに設定されて、食事、電話、ミニバーなどの支払いにも「取りっぱぐれ」
のないようにする、社会的に極めて一般化しているシステムとなっている。

 このデポジット(押金;ヤーチ(ジ)ン)をこのたび、拙者の銀行カード
でお願いした。
 明細には「消費」(お金を引き落とすこと)ではなく、「授権」(引き落
としを留保しつつ未払いのないようにホテル側に引き落としの権限を与え、
事実上差し押さえること)と書かれていたので安心していた。

 安 心 し て い た と こ ろ ・・・・・。

 帰り道、空港で日本円換算して5千円程度分のお土産を買おうとしたら、
銀行カード(日本で言うデビットカード機能の付いた「銀聯」;ギンレンと
日本では呼ぶ)が残高不足で使えないと突き返された。

 仕方なく現金で支払って、翌日銀行で残高を確認したところ、
残高は十分にあるのに、利用可能金額は60元弱(日本円で1,200円ほど)
と表示が出て、日本円で十数万円分の金額が口座にあるにもかかわらず、自分
では使えないことがわかった。

 意味不明で、窓口に問いただすと、
「どこかでデポジットしませんでしたか?」と聞かれ、確認のため銀行カード
を渡すと、
「○月○日に◎◎市内のホテルでデポジットしましたね。解除されていません。」
とのこと。

 中国人スタッフに電話してもらってホテルに事実確認するが、これがラチが
あかない。
 知らない、記録がない、私の責任じゃないの何点か張りで、どーにもならない。

 銀行とホテルに電話を繰り返してもらい、彼らから得た結論、共通の意見は、
「デポジットは執行されないままだと1ケ月で解除される。」だそうだ。
 しかし実際には半年以上かかって、すったもんだで解除された先例もあるとか。

 中国での先例というか、中国の洗礼というかなんというか、呆れ果てて口がふ
さがらないのに、銀行の「口」座は塞がってしまった。

 笑えねーは、これは。

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