迷惑電話

　日本でも多いが、中国ではもっと多いのが迷惑電話。
　拙宅の固定電話には最近かかってこなくなったが、携帯には頻繁にかかって
くる。
　第一、中国語で早口なので聞き取れない。
　日本語で「もしもし。」を連発して撃退するのが常である。

　自動再生で一方的に流れてくるものや、アメリカ・カナダ発の番号でかかっ
てくるものも多い。
　こいつらばかりは、「かかってきやがれ！」と啖呵を切るわけにもいかず、
閉口するしかないのである。

　出なきゃいいじゃないか、そう思われる方も多いと思うが、県人会の幹事を
受けた以上、携帯番号は半ば公開されたようなもので、どなたからの連絡かも
しれないので出ない訳にもいかないのである。

　何を隠そう、そんななか時々、拙者も迷惑電話をかけてしまうことがある。
　ご察しのとおり、スマホの操作ミスで、用もないのに何度も電話を発信して
しまっている。
　先日も１件、ある会議で通訳を務めてくれた中国人の男性と個人的に親しく
なったので、電話番号を登録しようとして、やってしまいました。
　スマホをいじっていると、突然スマホが喋りだし、なわけはなく、彼に電話
をかけてしまっていたのでした。
　
　ほぼ１年たったのだが、まだスマホに習熟してないのである。
　それでももう後戻りはできそうもなく、日本に帰ったら、ガラケーとスマホを
併用しようかと思っている。