りたいあまん

リタイア後どうしたら充実した人生を送れるか。日々模索しています。

桜がほほえむ佳き日に

2024年04月05日 | エッセー

その昔。花といえば桜にきまっていた。

平安時代のみやびとがこよなく愛した桜が、今、咲いている。

「桜がほほえむ」という表現がある。桜が咲きましたよ

という意味である。いや、ちゃんと辞書に載っています。

ほほえむとう言葉で思いだすのは平安の昔ではなく現代

のこと。

駐車場で時々会う彼女のことである。

先日も買い物に出かけようとして車のところへゆくと

見覚えのある車のそばに見覚えのある彼女が立っていた。

自分のところからは2~3メートルの距離がある。

自分よりはずっとずっと若い人である。

顔が合ったので無意識のうちに微笑みを送ってしまう。

だが、数秒間の間隔ののちにそのお返しが自分にも送られて

きたのである。

もし、「微笑み返し」という言葉あるならば、まさに

それである。

そのときは何も考えていなかったが、あとで何か声を

かければよかったかなと、後悔した。

桜がきれいに咲いている。桜が咲くという意味と同じ

に「桜がほほえむ」という言い方もある。

彼女のほほえみは自分のもとにしっかりと届いたのは

間違いない。

ただそれだけのことで、ほかには何もない。

今のところは。

 

 

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桜咲く

2024年04月04日 | エッセー

桜の便りがあちこちから届くようになった。

当地の開花はやや遅れ気味である。

満開になると上記のごとくになるが

これは過去のファイルから拾ったものである。

この二、三日というものお天気は停滞ぎみである。

なので、咲きそろった姿のお目にかかるには

あと少しの辛抱である。

お天気様には素直に従うべきである。

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巨星墜つ

2024年02月11日 | エッセー

この本は作家の村上春樹氏と小沢征爾さんが語り合ったインタビュー形式の

本である。

小澤さんの恩師斉藤先生の思い出やボストン時代のことが述べられている。

村上さんいわく。ジュネーブ時代のこと。指揮前にハラが減ったので赤飯を

ぺろっと食べちゃったんだよ。そのせいでか、具合が悪くなった小澤さんを

村上さん(たまたま居合わせた)は手をさすったり色々介抱して大変だったらしい。

「音楽的成長とは対照的に子供がそのまま大きくなったような部分が小澤さん

にはあった。」と村上さんはこの本の中で述べていた。

巨星が墜ちるように偉大な人物が一人亡くなってしまった。

報道によるとボストン交響楽団が告別の曲として「G線上のアリア」を追悼

演奏し、曲が終わると楽団員が黙とうを捧げたとのことである。

ご冥福を心よりお祈り申し上げます。

 

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飛行機の着陸復行

2023年07月16日 | エッセー

先日、JAL機が着陸復行(これを業界用語でゴーアラウンドと呼んでいるが)、

これを二回もやったので、管轄の運輸省からクレームがついたらしい。

ゴーアラウンドは着陸を止めて飛行機のエンジンの出力を上げ、再び上昇

することになるので当然のことながら燃料を大量に消費する。

燃料の残量が多ければ余裕だが、問題は残量が残りわずかとなった場合である。

今回のB-767機では函館空港から千歳空港へゴーアラウンドしたが燃料は

どうだったのだろうか。

飛行時間にもよるがおそらくそれほどの余裕はなかったものと推察される。

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夏の終わり

2022年08月27日 | エッセー

  夏の花・夾竹桃

 

昨夜というか明け方近くに雷鳴がとどろいて

目が覚めた。雷と稲光が何度も打ち続く。

これも夾竹桃と同じに夏の風物詩なんだろうか。

さて、夏休みも終わったばかりだがすぐに週末

となった。

宿題が終わってなかった子は大変だったようだ。

ブロ友さんがお孫さんたちの困った様子を綴って

いた。

昔、塾の講師時代は子供たちに良く「勉強は朝の

涼しいうちに」などと言っていたものだ。

クーラーが普及して今では時代遅れになってしまった

言葉だが、私はそれも承知の上で良く言っていたもの

である。あまり反発はなかったように記憶している。

夏休みは子供にとってうれしいものだ。

ゲームなど遊びたいことがいっぱいあるからだろうか。

宿題を終わらせてしまわないといけないという気持ちが

強く、あきあらめ半分、反発はやめて宿題に取り組む

子が多くなってきたようだった。

コメント (2)
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