きのうの土曜日は公民館英語の日だった。
クリスマスも近いので話題の中心はクリスマスだった。
だが年齢の高い人が多いせいか、クリスマスには
関心が薄いようだった。
若い人が多いと何かと盛り上がるこの季節なのだが。
クリスマスに関した英単語はたくさんある。
よく使われる用語、ツリーやサンタやクリスチャン
やジーザス・クライストなどの人名とスペルを説明する。
その後、英文学の話に移った。
文豪デイケンズの" クリスマス・キャロル"を取り上げる。
時代背景はヴィクトリア女王の治世で産業革命期のロンドン
である。
主人公はスクルージという初老の商人である。彼は「町
一番のけちんぼう」と呼ばれる守銭奴でエゴイストな
嫌われ者だ。
クリスマス・イヴの夜、スクルージの部屋に亡霊が現れる。
七年前に死んだマーレイという男の亡霊である。
スクルージはマーレイに説教され、その後に現れる三人の
幽霊と奇妙な体験を通じて改心し、これまでの強欲な
態度を改めて善良なる人間に変わってゆくというストーリ
である。
デズニーのアニメや映画にもなった小説なので英語圏の人
なら誰もが知っている。
英語を学ぶ人も知識の一端として知っておいても悪くはない
はず。
お話そのものはユーモアがあったりクリスマスの楽しさが
あったりで今の季節にふさわしいのだが、内容に教訓的な
一面があったり、おしつけがましい感じがしないでもない。
興味がある人がいたらこの本をお貸しします、と言って
話に一区切りをつけたのでした。