昨日の土曜日は公民館英語の日だった。
コロナ禍のなか出席者は少ない。十名を切った。
9日は母の日Mother's Dayなのでそれを取り上げるのがトレンドである。
母の日は発祥の地アメリカに由来する。
プレゼントにカードを添えて「母さんありがとう」Thank you mother
と書いて渡すのが普通と話す。
さて、みんなの母の日の思い出は何か。そして、あなたのお母さんは
どんな人?What’s your mom like?という質問もすることにした。
全部は紹介しきれないが、印象に残ったものを記すと。
Kさん: 私たちの時代はカーネーションを送るのが定番でした。
それに化粧品などを添えて渡しました。
今は亡き母ですが、とても思いやりがあって、
いつも困っている私を助けてくれた思い出が一番です。
Nさん: 兄弟が多かったので兄や妹と母の日の前日にゲームをやり、
勝ったひとが「かたたたき券」を母に渡すというルールで
楽しかったです。
Aさん: 母はひとことで言うと愛情豊かな人でした。それに
すごい人、偉大な人。あぁ、ひと言以上いっちゃいました。
それにちょっと天然。(笑)
Sさん:実はこの人の番がまわってきたとき、彼女はしばらく何も
語りませんでした。というより、なにか話たがらないような
気配が察しられたのです。
顔を見ると少し涙ぐんでいるようでした。
なので、ここは無理せずパスしてもらうことに。
(心配だったのであとで電話してみると、「別になんでもない。
言いたい英語が出てこなかっただけです。(笑)」と言う。
「なんだ。そうだったのか。お母さんが亡くなったあと
だったので思い出すのがつらくて話せなかったのかと思ったよ」
と私が言うと、「それは先生の考えすぎです。でもありがとう」
と言っていた。)
この日、みんな思い出はいつまで話しても尽きないようだった。
しかし年配の人が多いので、母はもう亡くなったpass awayという人ばかりだった。
取り上げるべきテーマではなかったのかも、と、あとで反省したのであった。