りたいあまん

リタイア後どうしたら充実した人生を送れるか。日々模索しています。

長くて曲がりくねった道

2022年01月23日 | リタイア日記

先日、穏やかで暖かい日を選んで山里歩きをした。

町の中を通り過ぎると、やがて山道にさしかかる。

人にも車にも出会うことはない。

あたりは小鳥のさえずりが聞こえてくるだけ。静かである。

道路わきにサザンカが盛んに咲いていた。

あたり一面に花びらが敷き詰められように散らばり

回りはピンク色に染まっていた。

道は長く曲がりくねったように続いている。

しかも傾斜のきつい上り坂である。

だが上り坂も曲がりくねった道も悪くはない。

そう思わせるように続いている。

私を誘うがごとく先へ先へと続いていた。

ポール・マッカトニーも歌っている。

人生は長く曲がりくねった道。と。

 

       ビートルズ The long and winding road

 

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小さいおうち

2022年01月20日 | リタイア日記

     ウエブより

HDDに録画しておいた日本の映画を見た。

山田洋次監督の「小さいおうち」という。

時代背景は主に戦前・戦中である。

回顧シーンはもちろん現代である。

役者は写真にあるように松たか子主演。他に黒木華、吉岡秀隆等々。

松たか子はともかく、黒木華の演技力には魅せられるものがあった。

あんな女中さんが昔はいたのだろうか。

今では女中という言葉でさえ不用意に使えない時代になっているが。

そして、山田洋次監督の描写力がすごい。たとえば、松たか子の帯

の柄が行きと帰りでは変わっているところなどなど。

デイテールをつかんでの描き方がすごいのである。

相変わらずの健在ぶりだった。

邦画もたまに見るとおもしろい。

 

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砂の中のダチョウ

2022年01月15日 | リタイア日記

今日のY新聞朝刊の展望2022という論説を読んでピンとくるものがあった。

筆者は編集委員室長の内田氏である。

氏は冒頭で「砂の中に頭を突っ込んだダチョウになるな」という西洋で

良く知られたことわざから書き始めている。

ことわざは英語ではこういう。

"bury one's head in the sand"直訳すると(頭を砂の中に埋める)

という意味。この言葉は

ダチョウという動物は危険が迫ると頭を砂の中に隠して自分が

何も見えなくなることでちゃんと逃げられていると安心する

という習性に由来する古い言い伝えからきている。

筆者は頭を砂に埋める=現実から目をそらす。すなわち

ダチョウになるなと言っているのである。

警告を受けている国はどこかというと、それは日本である。

標題では「危機見ぬふりやめよう」とうたっているが、はたして

日本は見て見ぬふりをしているのであろうか。

 

 

 

 

 

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年明け最初のサークル会合

2022年01月12日 | リタイア日記

先日の八日、土曜日は今年初の公民館英語の日だった。

実家に帰省している人も多くて出席者は少なかった。

新年の挨拶を交わしたあと、お正月をどう過ごしたのか聞いて

みることにした。(質問は英語で。答える人もなるべく英語で

と決まっているが実際は半分くらい日本語混じり)(ここでは省略)

食べ物の話から入るのが緊張をほぐすのに良いと思い

1. お雑煮のお餅は何個食べましたか?と聞く。

答え Sさん:お餅は二個です。孫が来ていたので忙しかった。

   Nさん:主人が関西出身なのでお餅は丸餅にして二個です。

   Kさん:元日はお雑煮で二個食べ、二日はゼンザイで二個。

そういえば関西と関東では呼び方に違いがありますね。

ブロ友さんが言ってたけれど、関西では善哉(ぜんざい)、関東では

お汁粉と呼んでいるようだ。

また、検索名人のNさんはいつのまにかスマホで検索したらしく

こんなことも言っていた。

   Nさん:角餅と丸餅の違いは関ケ原の当たりで分かれる

       そうです。そして、汁も近畿地方を中心にみそ仕立て

       の汁で食べ、関東はすまし汁で食べるそうです。

と続き、日本人の食文化の多様性をあらためて認識することになった。

 

質問2 夜寝るときの寝具について聞きます。少し変わったことを聞き

ました。この手の質問はプライバシーに立ち入ることになるので十分

注意が必要だが、付き合いが長くなるとこの規制がつい甘くなってしまう。

しかし、絶対に口に出してはいけないタブーは性的な事柄である。

また、身体的特徴を表す言葉、例えば、ハゲ、でぶ等々の言葉は絶対口に出してはいけない。

質問2 寝るときは蒲団を何枚かけますか?

          Sさん:笑いながら、ベッドに寝ているから上に三枚かな。

   Nさん:私は寒いと眠れないから下にマットと敷布団。上は

   毛布、電気毛布と掛け布団だから三枚ですね。

   と答えると残りの人も同じようにうなづいていた。

これ以上聞くまでもないと思い、この質問を終えることにした。

この辺は日中はぽかぽか陽気で暖かくても朝晩はそれなりに寒くなる。

しっかり寝具をかけて温かくして寝る必要があるのである。

 

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菜の花と猫柳

2022年01月09日 | リタイア日記

数日前に小寒を迎えたばかりである。

小寒は別名、寒の入りとも呼ばれているくらいで

寒さはひとしおのこの頃である。

北国や裏日本からは大雪の便りもちらほら聞こえてくる。

一方、太平洋に面した当地は晴天が続き、日中はぽかぽか

陽気である。

そのせいか、菜の花畑が早くも満開となっている。

菜の花で埋め尽くされた広い畑にはどこまで行っても

黄色・きいろ・キイロが広がっているのである。

   菜の花の 黄(き)のひろがるに まかせけり 久保田万太郎

そうかと思えば散歩の折、雪国などでよく目にする

猫柳が咲いているのにもお目にかかった。

色は冬空を思わせるような灰色である。

どこまでも地味である。(菜の花にくらべてだが)

花はふっくらとした柔らかいビロードのよう。

昔の人はそれを猫のしっぽに見立てて猫柳と名付けたらしい。

   猫柳 高嶺は雪を 新たにす 山口誓子

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