りたいあまん

リタイア後どうしたら充実した人生を送れるか。日々模索しています。

ビートルズよりジャズの方が好きだった

2020年07月30日 | リタイア日記


ビートルズ二作目のアルバム「ウイズ・ザ・ビートルズ」は1963.11.22にイギリスでリリースされた。

書店に村上春樹の『一人称単数』が新作コーナーに置いてあった。
パラっとめくり読みすると、見覚えのあるタイトルが目に入った。
「ウイズ・ザ・ビートルズ」である。
何故見覚えがあるかというと、この短編は実は昨年雑誌文学界に
発表されていたのを読んでいたからである。
ほかにも二編ほど読んだ覚えのあるものが収録されていた。
著作のなかで春樹も述べているように、'60年代の中頃には日本
にもビートルズ旋風が席巻していて「ラジオをつければほとんど
いつだってビートルズの曲がかかっていた。僕もビートルズの曲
が同時代的に好きだった」という状況だったのである。
私はそれより少し年上なのでビートルズ人気の真っただ中にいた
というわけではなかったし、その当時は彼らの歌うものはあまり好
きになれなかったと言っていい。
当時の('60年代~'70年代)私は彼らよりジャズの方が圧倒的に好
きだった。私はジャズに”いかれた”若者の一人だった。
村上春樹もジャズやクラシックをよく聴いていたらしい。
ガールフレンドができてデートに映画を見に行く場面がある。
引用すると
 「映画はミュージカルのサウンド・オブ・ミュウジックだった。
 ガールフレンドはそのミュージカル映画が大好きだった。映画
 のサントラ盤も買って何度も聴いていた。僕としてはジョン・
 コルトレーンの演奏するあの魔術的な『マイ・フェバリット・シングス』
 の方が好みだったが」

下線部は私が勝手に引きました。
当代の人気作家と比べるのも気がひけるが、この部分は同感できる
ところであり共鳴もできるところである。
私としては、コルトレーンもいいがベニー・ゴルソン・テナー・サミット
による「マイ・フェバリット・シングス」の方が好みである。
生粋のジャズ・ファンからすればミュージカル映画などは甘たるくて
聞いてらんないよ、と、村上春樹なら言うかもしれない。
 

浜昼顔が咲く

2020年07月29日 | リタイア日記

いつ終わるとも知れぬ梅雨空が今日も広がっている。
昨日は珍しくほんのいっときだが青空が出ていた。
  ひそと咲く 浜昼顔は 名を知るや

「君の名は」の主題歌に浜昼顔が歌われている。
  君の名はと たずねし人あり
  その人の 名も知らず
  きょう砂山に ただひとり来て
  浜昼顔に きいてみる    

菊田一夫作詞
古関裕二作曲

海の日

2020年07月23日 | リタイア日記

今日から四連休である。
初日は「海の日」と暦にはある。
国民の祝日である。
先日、公民館英語に集う会員のおばちゃんたちに聞いたが
誰も「海の日」って何をする日なのかイマイチわからなかった。
意味がわからなくても休みさえ増えればうれしいのだろうか。
「海の日」があるなら「空の日」があってもおかしくない。
海を名目にして国民の祝日に定めている国は日本だけらしい。
政府は四連休だから、さあ、みんなgo to~旅行に行きましょう、
と煽る。
一方で、東京都は不要不急の外出は控えよう、と言う。
この矛盾を説明できないわけをコロナ禍のせいにしてほしくない。

合歓(ねむ)の木の花

2020年07月20日 | リタイア日記

今日は晴天が一日続いていた。
長梅雨もいい加減飽きてきたころだ。
風がさわやかに感じられる。
合歓の木がピンク色の花をつけていた。
葉は夜になるとぴたりと閉じてしまう。
まるで眠りに入る人のようだ。
  
  ネム咲いて 終わりに近き 長の梅雨

外出自粛中の家庭内変化

2020年07月13日 | リタイア日記

新聞によると某保険会社が外出自粛中の家庭に実施した
アンケート結果を発表したという。
子育て世帯が対象だというから我々には関係ないが
ストレスの有無を問うアンケートの結果には興味があった。
男性は外出自粛を7割の人が前向きにとらえているという。
また、テレワークも9割の人が今後行いたいと答えている。
一方、女性の方は、「子供にイライラすることが多くなった」
などとストレスを訴える内容が目立ったという。
また、テレワークも専業主婦の4人に1人は「今後はして
ほしくない(夫に)」と答えている。
何故なら「夫がずっと家にいることで家庭不和になり
子供に悪影響を与えるため」だと言っている。
思うに、夫が普段家にいない家庭の主婦が夫が毎日家に
いるため昼ごはんを作らなければならないし、仕事中は
話しかけたりせず静かにしていなければならないと思う
からであろう。
これはわかるような気がする。
私事になるが、私は完全リタイアしてからは、ほぼ毎日
家にいて過ごすことが多くなった。
我が家の場合、自分の書斎や寝室は2Fにあり、妻の寝室は
1Fとなっていて三度の食事時以外は完全に独立が保たれ、
またプライバシーも確保されている。
だから、一日中同じ空間で顔を突き合わせているという
わけではない。
手前みそになるが、そのためお互いにストレスを感じる割合は
比較的少ないのではないかと思っているのだが。。。
ブロ友さんの言葉を借りて言うと、夫婦は「つかず、離れず」
が理想的なのかも。