このブログのタイトルは「ビール好きのライオン」と
つけようと思っていたのだが止めることにした。
理由の一つは以前に「コーヒー好きなライオン」という
タイトルでコーヒーの話をアップしたことがあり
たいそうなタイトルの割には別にどうってことのない
平凡な話だったことである。もう一つは私の愛読書の
一つに村上春樹の「村上ラヂオ」という本があり
それのサブ・タイトルが「サラダ好きのライオン」と
なっていて、それが何となく気に入っていたのでつい
ぱくってしまったことがあった。盗んだわけではなく、
ちょっと一部分だけ拝借しただけなのだが(同じようなもの?)
少し気になっていたのである。(春樹さん、ごめんなさい)
早い話がコーヒーと同じくらいビールが好きだという
ただそれだけのことである。
ビールは体にいいという話がある。
これも聞きかじりだが、ビールに含まれるホップは苦みの
もとになっているけれど、その「イソの酸」が脳に働き記憶を
回復させる作用があるとのこと。
それを聞いた日の夜、私は缶ビールを複数缶あけて
しまった。(いつもは一、二缶なのだが)
「くしゃっとつぶされたビールの空き缶って、なんか
切ないですね。昨夜飲んだアルミ缶を朝に見るたびに
わけもなく空しい気持ちになる」(村上ラヂオより)
飲み過ぎた翌朝、私は春樹さんの気持ちがタイヘンよく
わかったのである。