りたいあまん

リタイア後どうしたら充実した人生を送れるか。日々模索しています。

椿と水仙が同居

2021年02月27日 | リタイア日記


里山歩きをした。
枯れ木が多く、緑の葉をつけているものはまだ少ない。
藪椿(やぶつばき)がそちこちに咲いている。
殺風景ななかで赤い色は良く目立つ。
少し山に分け入って花とツボミをつけた枝を選んで
手で折ってみた。少しひねっただけで簡単に折れた。
帰り道に野生の水仙が群生しているのに出会う。
茎を長めにして三、四本手折る。切ったところから
水が流れてきて手が濡れる。
みずみずしいとはこのことか。
家に持って帰ると妻が「今、花を切らしているところ。
ちょうどよかった」と言ってすぐに活けてくれる。
赤い椿と白黄の水仙が一つどころに同居している。
季語でいうと春(椿)と冬(水仙)の合体だ。
ちょうど今ごろの気候のようでもある。

水仙を 手折るわが手を ぬらしけり

 人住まぬ 古き家にも 椿満つ 
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あなたは犬派それとも猫派?

2021年02月23日 | リタイア日記


あなたは犬派ですか、それとも猫派ですか?
と問われれば私は犬派ですと即答するだろう。
ペットとしては犬も猫も可愛いには違いないが
可愛さが違う。
先日散歩の途中で犬を連れた若いご婦人に会った。
写真にあるような小型犬である。
線路脇の道だったので、やがて踏み切りにさしかかった。
かんかんと警報機が鳴りだして棒が降りてきた。
待っている通行人は自分と犬を連れたご婦人だけだった。
私は立ち止まってワンちゃんの方を見ると、なんだか
きょろきょろとし始め落ち着かない様子だった。
私「かんかんというのが何んだかわかるのかな。
  少し興奮しているみたいですね」と言うと
ご婦人「そうなんです。いつも来るので電車が来るのが
  分かるんです」と答える。
やがて電車がすごい速さで目の前を通りすぎてゆく。
するとワンちゃんは電車に向かって飛びつかんばかりに
何度も何度も背伸びをするように飛び上がって喜んでいる。
私が驚いていると
ご婦人「この子は電車が大好きなんです」と言う。
私「やあ~。本当にうれしそう。大興奮している」
と言って二人で笑いあった。
ウオーキングしていると犬を散歩させている人には
良く合うがこんな光景を目の当たりにしたのは初めてだった。
自分より何百倍も大きな電車に向かって飛びあがろうとする
勇気、というか元気な姿を見るのは実に愉快である。
この場合、猫だったらこうはならないだろう。
さっさと逃げだしているに違いない。

巷間に「犬は人に付き猫は家につく」と言われている。
犬と猫の違い、というか、性情の違いを良く表している。
犬は家人になつき、引っ越しにもついて行くが、
猫は人よりも家の建物・場所になじむ、とされている。

  
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カシャッと一句

2021年02月20日 | リタイア日記


昔、NHK趣味悠々という番組でカシャッと一句!フォト五七五というのがあった。
今、手元にあるそのテキストを見ると2007年11月とある。十四年前のことである。
残っているのはこの一冊だけであるところをみるとその後は購入しなかったのであろう。
放送の番組もあまり熱心に見ていなかったらしい。
テキストには作家で俳句も詠む森村誠一さんや写真家の浅井慎平さんら有名人の名も
見える。

さて、当地では今、菜の花が真っ盛りである。
広々とした菜の花畑にはどこまでも黄色がいっぱいに広がっている。

  菜の花の 黄色や黄色 どこまでも

  人の世を やさしと思ふ 花菜漬け  後藤比奈夫
 
近所の人が菜の花の漬物を届けてくれた。
これは菜の花の小さなつぼみがついた柔らかな葉を塩漬けに浅く漬けたものである。
淡い色合いとともに春らしい風味がある。
これをさかなに今夜の晩酌が待っている。 
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おじさんがおばちゃんからチョコをもらうとどうなるか

2021年02月12日 | リタイア日記



きのうはお茶の会に呼ばれて出かけた。
公民館で英語を学んでいる仲間である。
呼んでくれたのは三人の生徒さん。生徒といっても六十代、七十代の
しかもおばちゃんばかりだ。だから講師の自分とは大きな年齢差はない。
学習塾の講師時代は生徒といえば小・中・高校生だから年齢差は歴然と
していたのだが。
お茶の会が終わって帰りがけにそっと渡してくれたものがあった。
リボンがかけてあったから贈り物のようだったし、時節柄バレンタイン
か?とピントくるものがあった。
もう歳なんだから、そんな気をつかわなくてもいいんじゃない。と内心
思いながら口には出さずにだまっていただいてきた。
この場合家に持って帰るのが自然の流れだ。
そうすると妻に見せないわけにはいかない。
それを見た妻は何と言ったか。
「わぁ! すごいわね。高そうなチョコね」と言う。
標題の「おじさんがおばちゃんからチョコをもらうとどうなるか?」
の答えは「どうにもなりません。」
もう愛だのなんだのという歳ではないのだから。
テニスの大阪なおみ選手がいいプレーをして勝ったあとスタンドにいた観客の男性から
「I love you!」と叫ばれたけれど、I love youと言っても何ら特別な意味が込められて
いるのではないのと同じように。
箱をあけたときチョコの甘い香りがぷ~んと漂ってきたという
ただそれだけの事である。
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麒麟がくるーラスト

2021年02月07日 | リタイア日記


大河ドラマ麒麟がくる。きょう最終回を迎えた。
謎に包まれた歴史上の人物・明智光秀の生涯である。
本能寺の変で信長を襲ったとされるその理由についても
実に様々な説が行き交っている。
さらに、本能寺の変のあと、秀吉に討ち取られたとされているが
これにも諸説ある。
今日の放送では敗れたあともまだなを生き残っていたという
説を取り入れたような内容になっていた。
一説によると明智十兵衛光秀は敗れたあとも「南光坊天海」という
人物として、徳川家康の幕政に関わったという。
その生存説を採用したと思われるシーンがこれである。
お小駒が市場で見かけた侍が十兵衛にそっくりで、お駒があとを
追うのだが見失ってしまう。
そして、十兵衛は馬を駆ってどこへとも知れずに消えてゆくという
ラストシーンを迎えることになる。
ドラマはあくまでもドラマであり歴史ではない。
こういう描き方があってもいいのかも。

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