GWの長い連休も終わり、職場である塾へ出勤した。
教室へ入ると生徒の姿は見えずにシーンと静まり返っている。
教室長に聞くと中三生が修学旅行に行っているからとのことである。
この塾は個別指導といって一人の講師が三人の生徒を担当する
システムである。今日は修学旅行と関係のない高校生一人を受け持つ
ことになった。
いつもは英語の授業なのだが、学校の課題の小論文をやってもいいですか
と聞かれたので、いいよ、数学と物理以外ならなんでもOKさ、と答える。
生徒ひとりだけなのでこちらもヒマだから許可することにしたのである。
課題だというプリントを見ると加藤周一の評論が抜粋されていて
問題が二問ある。一問目はこの文を要約せよというものであるが既に書き
終えているようだった。二問目は文中の下線を引いた箇所についてあなたなら
どう思うかという問題である。
半分まで書いたところで読ませてもらう。基本ができていない。原稿用紙の
書き方である。さらには「です」「ます」調と「である」「~だ」調がごちゃまぜに
なっている。などなどを注意すると仕方なさそうに消して訂正し始めた。
さらに半分進んだところで読ませてもう。
文中に「すごいです」とか「超いい」などの話言葉が頻繁に使用されている。
いまどき中学生でもこんな文章は書かないぞ、と言って注意する。
文章、特に論文などを書く場合は話言葉と書き言葉はしっかり区別して
書かなければならないのである。
この生徒は来年の大学受験を目指している。
これで大丈夫なのだろうか。今から心配である。
おはようございます。
若者の言葉の乱れについての
鋭いご指摘をありがとうございます。
水泳の北嶋君のあの発言はすっかり
有名になってしまい、こちらも鈍感に
なっていました。言われてみると、この
あたりが発端になったかも知れません。
指導者はよくよく気をつけないと
いけませんね。
今週もよろしくお願いします。
ポチ行脚中です。
発端はいろいろあると思いますが
水泳選手の北嶋さんの「超気持ちい~」を
大人が容認したことが多分にあると思いますね。
いまでも・・・
あの発言が残念でなりません。
いい大人がマ◯タベーションをした後の様な
発言を何故流行語大賞までにしてしまったのか・・・
あの辺から若者の言葉が乱れてきたのでは
ないでしょうか?
間違っても指導者にはなってほしくないですね。
こんにちは。
若い人の言葉の乱れについては
以前からよく指摘されているところです。
また、省略語をすぐ使いたがるのも
どうかと思います。
分かる人だけわかればいい。
分からないのは自分の責任ではない
といった考えが根底にあるようです。
今の若い人達の言葉の乱れは酷いと思いますね。
時々野球選手がインタビューで「何々なので。。。
」などと丁寧語が使えない人が
多いのに驚きます。「何々ですから」と言うのが
普通ではないでしょうか。彼等は高校生ではない。
立派な大人。
それを改めようともしない世の風潮も問題ですが。
まぁ、私も時々ブログで無茶苦茶な言葉を使いますので人の事は言えませんがね。