この映画のストーリーはきわめてシンプルだ。
愛し合う二人のうち一人が白血病であることが
わかり、あとは死へと向かってゆくだけなのだから。
一度見たら二度目は目をつぶっていても映画の内容が
思い浮かべられるという。映画の評論家が述べていた
通りである。
それでもTVで放映されるとついつい見てしまう。
ひきつける何かがこの映画にはある。
それはフランシス・レイの作曲したあのテーマ曲のせいだ。
制作年代は1970年である。
「太陽がいっぱい」が1960年だからちょうど十年後にできた
映画である。
愛する人が白血病で死んでゆくというテーマは、当時から
見てもかなり時代遅れというか、いい振るされたテーマ
だった。
それでもTVで放映されると、番組表でタイトルを
見ただけで見ないではいられない映画である。
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