恐るべし 携帯端末!

連休中に横浜の親戚の葬儀があった。
遠くだったので、電車を利用して出掛けた。
都会に出かけたのは久しぶりだったが、この車中で気づいたことがある。それは携帯電話やゲーム機の氾濫だ。若い乗客のほとんどが携帯電話をいじっている。子供は携帯ゲーム機をいじっている。火葬場の待合室では若い親子が親子でそれぞれゲーム機を持ち遊んでいる。親子や家族で同じ場所で同じ時間を過ごしているのに連れとの会話がない。隣に座った連れとの会話もせず、窓に見える景色も見ていない。こんな様子を見て、一種の寒気を感じてしまった。これはいったい何ということだろう。ちっぽけな携帯端末の画面に虜になって、実体験が疎かになっている。子どもたちの乱用をセーブすべき親たちも一緒になっている。こんなことではしなやかな感性や感受性が養われない。