石原壮一郎「失礼な一言」を読みまして~
日常会話からメール、ライン、SNS投稿、あらゆるシーンで知っておきたい言葉のレッドゾーン。
昔の常識は今の非常識になっているし、ついついやらかしてしまう「失礼」を挙げている。石原さんの著書は、昔から読んでいて面白くてシニカルなものが多かったけど、これは大真面目。でも、面白い。
私も知らんうちに言うてたなあと思い当たる。
それより何より、衝撃を受けたのが「公正世界仮説」。
「人間の行いに対する公正な結果を信じることで、人間は必要以上の警戒をせずに生きることができる、という考え方」。
そんなんあるの知らんかった~もちろん、いい面と悪い面があるのだけど、でも犯罪被害者をネットなどで「そんな〇〇やから、〇〇になった。」など一方的にたたくのもこれが作用しているらしい。
良いことをした人には良い結果が、悪いことをした人には悪い結果がもたらされると考えてしまう心理的バイアス。 バイアスとは物事を認識する際に、これまでの経験や固定観念から合理的でない考え方をしてしまうこと。
1960年代には、もう唱えられていたらしい。知らんかったよ~64年生きてきて初めて知った。
この作品に深く衝撃を受けた部分は、この説なんだよね~
で、それから「私は失礼でないか?」「バイアスに捉われてないか?」と考えてしまう。
考えすぎて、よく分からなくなっているかも?
とにかく、この作品 must buyですね。←新潮社の回し者ではありません。
毎日、家でゴロゴロしているのでせめて何かのお役にと思い、献血に行ってきた。
恥ずかしながら体重まで申告して、ところが!指先に湿疹のひび割れがあって、アルコールで消毒されると沁みる。そしたら、ダメなんだって~当たり前だけど~以前より献血ルールが厳格になったらしい。
日赤の人も恐縮してはって~「他は全然問題ないんですけどね~せっかく400mlしていただけたのに~」って。
水分補給用の↑とアイラップをいただいて、帰ってきたけど。
ああ~私って・・・
息子いわく「本読んでるか、サスペンスか韓流ドラマばっかり見てる」らしいです。