折々スケッチ

小さなスケッチブックやハガキに水彩と鉛筆ペン等で描いた絵を中心に、感じたこと等日記代わりに添えています。

コロナ禍のクリスマス

2020年12月26日 | 


花屋さんにはもう切り花のネコヤナギがありました



24日に今年最後の教室が終わり私の年末年始の始まりです。
「今年のクリスマスはどうしよう」例年は娘の家で孫と一緒に過ごしていましたが、コロナ禍の今年出かけてもいいものかと迷っていました。テレビで年末年始の過ごし方として「5人以下のいつもの仲間と静かに短時間で」と聞いて、これならどれも当てはまるじゃないかと都合よく解釈してクリスマスを過ごしてきました。自転車でゆっくり走っても30分ほどの孫ちゃんの家に行くのも今年初めての事。昨年のクリスマス以来です。おかげで道を1本間違えてしまったほど久し振りでした。
プレゼントを渡して夕ご飯を頂いてちょっとだけゲームをして帰ってきました。
今年は小学校の冬休みも短くなって25日が終業式、1月5日には始業式だそうです。

何もかも異例ばかりの今年でしたが、来年はどんな年になるのでしょうか。
来年5月と11月の展覧会場は決まりましたがこれも開催できるかどうかわかりません。
心配していても時間は流れていくので準備だけはしていかなくてはと思っています。

雨が降る前に墓参りに、今年最後の可燃ゴミ収集は28日それまでには・・・などと気持だけはいつも通りの年末なので、ブログの冬休みに入ります。
今年も訪問していただき有難うございました。
年が明け落ち着きましたらまたよろしくお願いいたします。

どうぞ良いお年をお迎えくださいませ。






年賀状を書きながら

2020年12月22日 | 野菜

「大きな大根」いただきもの




12月も半ばになってやっと年賀状にとりかかりました。ずっと以前は夫の分も合わせて枚数も多いうえに木版画でしたから刷る時に失敗が多くて、高校駅伝を見ながら部屋中広げていました。そのうちに木版画をやめて芋版画になったり手描きの絵になったりして、それもそこそこ気に入ったのをプリントするようになって楽になりました。添え書きと宛名書きだけは手書ですが・・・字の下手なのはいくつになっても変わりません。絵の横に下手な文字は無い方がマシな気もしながら、これが私らしいからと思って書いています。
いただいた賀状を見ていると、もうずっと会っていない若い時の友人からのハガキが何枚かあります。にぎやかな家族の写真だったのがこの頃は2人だけの写真になっている方、ご主人が施設に入られたと書かれている方、それぞれの長いお付き合いを思い返してしまいます。ずっと創作を続けている友人の賀状は年々色合いが落ち着いてきて彼女も歳をとったのかなと思ったり・・・ハガキだけのお付き合いでも年に一度は会えた気がして続けていて良かったと思います。

喪中葉書をいただく枚数が増えて、年賀はがきを今年限りでやめますと書かれた方もいらして以前と比べれば枚数は減りましたが、年賀状の無い元旦は寂しいので今年も投函してきました。



新型コロナウイルス抗体検査

2020年12月20日 | 野菜

芽が出ちゃった…




厚生労働省の新型コロナウイルス抗体保有調査の受検者になったので行ってきました。
全国1万5千人規模で新型コロナの過去の感染歴を調べる調査が愛知県でも始まったのです。6月の調査では東京、大阪、宮城の3県で行われ、今回は愛知県も含めて五都府県での実施です。県が希望者を募集していると娘からラインが来たのは締め切りの当日、すぐ検索してネットで申し込みました。愛知県では三千人、居住地と性別、年齢が実際の県の人口分布に近くなるように選ばれるとのことです。で、私は受検者に選ばれて区役所のホールで採血してきました。知らせてくれた娘は外れてしまったのは応募者が多い世代だからかも。ネットでの申し込みでは高齢者は少なかったのだろうと思います。広いホールに間隔をあけて並んで順番に入り問診票を渡して採血、あっけなく終わりました。
申し込みもネット、本人確認と問診票もメールで送られてきたものをプリントして記入して持って行きます。プリントしないで直接メールで回答した方が手間がかからないと思うのですが・・・。
個別の結果は1月中をめどに郵送されるとのこと・・・これもなぜ、郵送なの・・・?と。それにできれば抗体があるか無いかだけでももっと早く知りたいと、検査に協力しただけなのに勝手なことを思っています。

いつの間にか感染していて無症状のまま抗体が出来ていたら、これは有難いことです。でも、少し出かけた以外は真面目に自粛暮らししていたので無理だろうと思っています。
6月の東京、大阪、宮城の調査では抗体陽性率は0・03~0・17%。それから半年、今回は?
1月中旬をめどに結果を公表するとの事です。


※ 年内はコメント欄閉じさせていただいています


大雪の風景

2020年12月18日 | 雪景色

「五箇山」



新聞には「関越道で1,000台立ち往生」「地区が孤立」の見出しと共に大雪の写真が掲載されています。雪掻きをする人の高さほどにも積もった雪、こんなに積もったら暮らしや仕事にはどんなに大変な事かと思います。私の住む街は積雪10センチでも大雪注意報が出るほど積雪は稀、だから実感として雪国の大変さを知らないせいからなのか雪景色に憧れています。現在も、雪に困っておられる方には申し訳ないと思いながらも、雪の風景は夢の国のような気がします。




「白川郷」



ずっと以前に雪を撮るツアーで訪れた京都府美山町、ちょうど前夜からの大雪でした。幹線道路は除雪車が出ても村の細い私道は各家庭での除雪だとかで、かなり年配の方が雪掻きをされていて「ここが終わったら上の家の方もあって・・・」と、もっと高齢の方の家の手伝いに行くのだと聞きました。のんきにカメラやスケッチブックを持ってウロウロと邪魔してしまいました。

雪の青木湖を撮るツアーでもピッタリ大雪に出会えました。
膝近くまでスポスポ埋まるほどの雪、立ったままスケッチしていたら絵具がシャーベット状になってしまったこと、まだ踏み跡の無い真っ白な雪原を歩きだしてカメラの方に嫌がられたこと。

初めて雪のスケッチをしたのは琵琶湖の北にある余呉湖、北陸本線を降りたらすっかり雪でした。
帰りの電車を待つ間駅長さんがお茶を入れてくださってストーブに当たりながらおしゃべりしたのも懐かしい想い出です。懐かしいその頃の絵は何処へ行ったのやら・・・





「飛騨」



今日の絵は全て再掲載のはがき絵です。

電車に乗って日本海側を行けば今頃は・・・今年は無理でもいつか冬の北海道も走ってみたいと夢は雪の原をコトコト走っています。



「開田高原」

家族の写真を飾る

2020年12月16日 | 野菜

「子芋孫芋」




以前は部屋に家族の写真を飾るという習慣はありませんでした。娘の所に初めての孫が生まれた時、ちょうど夫が身体を壊して家にいるようになったので孫のスナップ写真を何枚か額に入れて置いてみました。身近にあればいつも眺められて、孫の写真を見る夫の表情はとてもにこやかで穏やかでした。夫が亡くなってからは孫や夫や家族の写真を額に詰め込んで壁にかけました。娘たちも来るたびに「あらぁ 〇〇ちゃん抱っこしたおじいちゃんうれしそう」「記念日はいつもしゃぶしゃぶだったね」と写真の前でしばらく思い出話。

物入れには分厚くて重い大量のアルバムがありますがずっと見ることもないままです。
それではもったいない気がして古い家族の写真を額に入れてみました。私の両親が一緒に写っているのは私の結婚式の集合写真。そこに写っている半数以上がもう亡くなられています。先日は兄嫁さんが来て「これ・・・私の父だわ」と懐かしそうでした。夫の両親の写真は昭和12年に父親が出征時の軍服姿、隣に並んだ母親のお腹に夫はいたそうです。戦前から娘の結婚式の写真まで一枚の額に入れて、孫ちゃんのルーツがまとまりました。子供たちが育って今は取り壊された昔の家の写真も入れると時々立ち止まって想い出に浸ってしまいます。







毎月夫の命日に来られる住職さんが「私がお顔を知らない方にお会いできました」としばらく眺めて行かれました。映画の中などで外国の家庭で沢山の写真が飾られているのを見ます。チョット真似をしたのですが家族や祖先を思い出す良いきっかけになると思いました。これからはあの大量のアルバムから時々抜き出して入れ替えようと思います。
この頃撮った写真はプリントさえしないまま、そのうち忘れて消えてしまうのかもしれません。たまにはプリントして・・・そうするといつの間にか溜まってしまうのですが・・・。

三人の会

2020年12月14日 | 秋の風景


若宮大通久屋交差点で



昨日13日は絵の同好会の日、街の中心にある会場なので自転車で静かな道を選びながら大回りして出かけました。途中の若宮大通は銀杏並木が落ち葉の盛り。ちょうど北風、自転車のカゴにも頭にも黄色の葉が音を立てて降ってきます。会の時間も気になるけれど、しばらく自転車を止めてイチョウを眺めていました。
暖かかった12月は終わって今週からは本来の12月になる予報。イチョウは知っていて大急ぎで葉を落としていたようです。


同好会に私が参加したのは1994年から、書道具屋さんの2階で開かれていた墨彩画の会でした。その頃はお元気だった先生と生徒は20名ほどの活気のある「教室」だったのが10年ほどして先生が亡くなられて「同好会」となると多くの方がそれぞれの道に進まれて人数が減りました。今年は4名になり、その中のKさんが持病とコロナも心配で来年からは一時退会されることになりました。残るは3名、来年から続けられるかしらと心配しながら出かけたのですが、心配していたのは私だけ。あとのお二人は「続けましょう!」と迷いはありません。今年は開けなかった展覧会も3名でやる気十分です。3名だと出品点数も会場当番も多くなるのですが「その気になればやれるでしょう!」「コロナが終わればKさんも復帰されるでしょう」って、もう20年以上もご一緒している仲間です。半分以上はおしゃべり会、残りで絵を描いて、この先どこまで続けられるかなんて心配しないで進んでいくことに、私の心配し過ぎだったらしい。
どこかから先生が喜んで見ていて下さる気がしました。



  
2020・12・13 左へ曲がると公園「フラリエ」

日暮れの時間

2020年12月12日 | 

花屋さんの水仙、家のはまだ葉ばかりです



12月とは思えないほどの穏やかな良い日が続いて少しは掃除もしなければと庭で草取や外側の窓拭きをしていたら、たいしてはかどらないうちに早々と夕方の気配です。
昔から「冬至10日前が一番早く日が暮れる」と言います。今年の冬至は21日、名古屋の最も早い日没は12月9日の16時40分、12月10日から日没時間が1分遅くなって16時41分となり冬至10日前はほぼ当たっています。日の出はこの後もまだまだ遅くなりますが、朝寝坊の私には夕方明るい方が有難い。





若松と花餅を合わせたら・・・



12月も中旬になり花屋さんの店先にはクリスマス用の花の横に正月用の松や葉ボタンが並び始めました。
絵のモデルに飛騨地方の花餅が欲しいのですが12月半ば過ぎないと並ばないので、ここ数年は適当に自作です。柳の枝を買って買い置きのパック餅を電子レンジでチンしてちぎって付けて、所々赤い絵具を塗れば出来上がり。遠目にはそれらしく見えてモデルにしたあとはお正月飾りに加えます。






お正月とお墓参り用に若松と千両と・・・そろそろ買っておこうかと思っています。

街路樹の黄葉

2020年12月09日 | 秋の風景


街路樹の黄葉がきれいです。自転車で出かけるとあちこち寄り道してちょっとペンだけでスケッチして、スマホで撮って家で色塗り。
上の絵は広小路通りの銀杏並木。12/8
左側にあるホテルのサンドイッチが美味しいので、そちらの方に用がある時はお昼の時間をねらって走ります。スープとサンドイッチで550円、サンドイッチは多すぎて半分は夕食用に。コロナ禍でテイクアウトの店が増えていますが、ほとんど利用したことは無いのにこのホテルの前で信号待ちをしていてこの値段に惹かれてつい買う気になったのです。






公園と花屋さんがあるフラリエ、その北側の通りです。
ここの街路樹はは黄色のイチョウと赤や橙色のトウカエデ。12/8





教室の帰り道で桜通りを渡ろうとしたらイチョウが見頃でした。
自転車を止めてここでもペンだけでハガキにちょっと一枚。家で色塗り。12/9

桜通りは名古屋駅から東へ向かう道の両側に見事な銀杏並木があったのですが、今年は早めに強い剪定が行われて景観は台無しになってしまいました。スケッチした場所はそこから1キロほど東、まだ若いイチョウが並んでいました。

同じ市内なのにイチョウもすっかり葉を落とした所や、今盛りの所、その中にまだ緑色を残した木も混じっているのが不思議です。
街路樹のケヤキはほとんど散ってしまい、大きな葉のモミジバフウもそろそろ終わり。これで強い北風が吹けば高木のユリノキもバサバサ葉を落として街も冬の風景に変わるでしょう。
今年はまだ寒さも厳しくなくて手袋なしで自転車に乗れます。だから外のスケッチも出かけたついでに気楽にできるのです。



新しくなった公園

2020年12月07日 | 風景

テレビ塔・足元に塔を映す水辺が・・・でも良く見えない




先日、大改修された公園にがっかりしてもう当分行かないと思っていたのに、また行きました。
今度はテレビ塔の足元、公園の南半分へ。近くにある県の美術館へ来年秋の展覧会申込用紙をもらいに行ったついでです。美術館の駐輪場に自転車を置いて一回り。

テレビ塔の周辺は改修される前には木が茂り小さな流れがありました。そこがすっかり変わって四角い箱を並べたような店が続いています。その店が友人から聞いていた通り横文字を掲げた店ばかり。RAYARD・FURLA・COLEHAAN・・・ブランドに無縁の私には???です。
店名にCafeとありテーブルに向き合って飲食中の姿が見えればあぁ食べ物屋さんなんだと思い、外に置かれたメニューの脇に手書きの「営業中」と漢字の縦書きなのがちょっと嬉しい。次元の違う若者の街に迷い込んだような私は新しい名古屋ってこんななのか、なんだかねぇと通り過ぎました。





セントラルブリッジから名古屋駅方面を見る





公園を南と北に分けるように横切る桜通り、ここに架かるセントラルブリッジでテレビ塔や名古屋駅方面を眺めていると夕暮れの街に明かりがついて行き左車線はテールランプの赤、右側は白いライトの列と車の流れが面白い。橋の真ん中で簡単スケッチして、しばらく眺めていました。
辺りはカップルか数人のグループ、テレビ塔をバックに自撮りしたり話し込んだり・・・みーんな若い。
「いのち短し 恋せよ乙女・・・」みんな知らないうちに歳を取るのよ、などと思いながら駐輪場へ向かった私です。
日が暮れてきたら腕とカバンに反射バンドを巻き付けて自転車のライトもちゃんと点けて走ります。
用心するようになりました。




テレビ塔近くの新しい店



セントラルブリッジから見るテレビ塔

街が変わって行く・・・

2020年12月05日 | 風景

公園から




名古屋の街の古いものが取り壊されて街がどんどん変わってゆきます。
テレビ塔を中心にして南北に長い久屋大通公園、その北側が大改修されて今年の夏に新しくなりました。出来たばかりは人も多いだろうと思い見に行かないままでしたが、その近くの画材屋さんに買い物に行ったついでに覗いてみました。
そびえていたケヤキの林はほとんど取り払われて広い芝生広場になり所々に箱型の店ができていました。春になり芝生が青々として周辺の木が元気になれば明るい公園になるのでしょうか・・・。それにしてもその変わりようにがっかりでした。毎年今頃はサクサクと落ち葉を踏んで歩くのが楽しみだった公園だったのに、その脇には小さな流れもあったのに、樹々は大幅に減らされて流れは埋められてしまったようです。
もう少しテレビ塔寄りにはやはり箱形の新しい店がたくさん並んでいて「店名が横文字ばっかりでよくわからない」とは友人の話です。シニアには縁がなさそうな場所らしい。

いつまでも古いままではいけないのでしょうし、そのうちに見慣れてくればまた良かったなと思える日も来るのかもしれませんが、新しい変化になかなかついて行けません。
残念ながら私にはしばらくは行ってみたくなる公園ではなさそうでした。




公園北の端からテレビ塔を望む(12/5)


公園北の端からテレビ塔を望む(数年前)




公園の北の方を見て(12/5)


公園の北の方を見て(以前あったこの白い門はどこへ?)

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