折々スケッチ

小さなスケッチブックやハガキに水彩と鉛筆ペン等で描いた絵を中心に、感じたこと等日記代わりに添えています。

庭のオンブバッタ

2021年09月30日 | 


1匹だけのオンブバッタ




9月も今日で終わり、でも日中はまだ暑い。暦の上で9月は夏ではないし、天文学的な区別でも秋分から秋、なのですでに今は秋。朝夕も涼しくなったし、と思いながらいまだに庭のニガウリのネットを外さないで夏を引きずっています。枯れた葉があちこちに引っかかっていてもう美しくないし、明日から10月。取り外す時期が来たようです。穏やかなお天気にボンヤリ眺めていると、ニガウリの葉がピョンと揺れました。天気予報は夕方から雨と言っていたのにもう雨かなと、目を凝らすと葉を揺らしたのはオンブバッタ。背中に誰もおんぶしていなくて色もくすんでしまってる。隣のサクランボの鉢にいて葉を穴だらけにしたのはこの子かな、その時はオンブしてたはず、一匹だけになってニガウリを片付けたら行く先はあるのかしら。
表の朝顔の蕾を食べて花をぼろぼろにしてしまった夫婦のオンブバッタ、朝顔のネットを片付けてからこの頃見かけない。どこへ行ったのかちょっと気になります。

私は暑い夏は嫌いです。それなのに涼しくなるとなんだか寂しい。旺盛に葉を広げていたニガウリの葉が少しずつ黄色くなって枯れはじめ・・・自分と重なって見えてきます。そんな気持ちになるのはやっぱり秋なんでしょう。
でも、10月から緊急事態宣言が解除されて県外の旅も出来るようになれば、待ちに待った時節到来!なんだか寂しいなんて言っている場合ではありません。田も山も海も古都へも・・・実現できる日も近そうです。状況を見ながら注意して用心して行動するつもりではあります。




イヌタデが好きで植えました






夜の秋

2021年09月26日 | 


庭の紫陽花が微妙な色にになりました




今日26日は秋の彼岸明け、冷たい雨の朝です。
晴れた日の昼間はまだ暑いのに朝夕はすっかり涼しくなりました。夜はことに涼しくて以前は夜中に目が覚める事はほとんどなかったのに、この頃は必ず1度は起きる。昔から寝相の悪い私はタオルケットも放り出して寝ているのだから、寝袋にでも入らない限り寒さで目覚めても仕方がない。この後いっそう寒さが厳しくなれば布団にくるまって蹴とばすことも無く、そうなればもう大丈夫。歳と共に寝相は良くなって来るかと期待したのに80を迎えようというのにまだ直らない。でも、子供に添い寝している時も子供は無事でしたし、ホテルのベッドから落ちたことも無い。ですから寝相が悪いと言う事はすっかり安心して眠っている証拠のようです。夜中に目覚めて眠り足りなければ昼寝すればいい、布団から転がり落ちて畳で寝ようが自由です。
寝室の隣は仏間、お盆やお彼岸で帰ってこられたご先祖さまや夫はあきれ返ってひそひそ話・・・だとしても、いまさらですねぇ。

今日は祝日

2021年09月20日 | 風景


ごんぎつねの里の彼岸花・ブロ友さんの写真お借りして




敬老の日が20日で三連休なんだとか。今年はオリンピックの影響で祭日が移動してカレンダーの表示が当てにならない。その上いつからか敬老の日は15日ではなくなった。もう私には訳が分かりません。
その連休の中日に孫ちゃん一家が来てくれて一緒に昼食、私は前の日から栗をむいて栗ご飯を炊きました。会うたびに背が伸びる孫ちゃん、また大きくなりました。
お土産のケーキをいただいて10月の歌舞伎公演も予約してくれて、一日早い敬老の日は良い日になりました。
「敬老の日」私も老人なのだと改めて思う日でもあります。

少し前のことですが、勧めて下さる方があって名古屋市美術館で開かれていた「グランマ・モーゼス展」を見に行きました。(9月5日終了)
パンフレットには「生誕160年記念 ステキな100年人生」とあります。
アンナ・メアリー・ロバートソン・モーゼス(1860ー1961)は無名の農婦でしたが70代で本格的に絵を描き始め80歳の時にニューヨークで初個展開催。それから100歳まで農作業や四季折々の暮らしを描きアメリカの国民的画家として知られるようになりました。
絵を習ったことは無いモーゼスさんは戸外で多くの時間を費やして観察して思い出して自分の絵にしてゆく。丁寧に楽しそうに描かれた絵はつい引き込まれてしまいます。最晩年も美しく過ごされて、歳をとることは素晴らしいとさえ思える方でした。

「人生は自分で作りあげるもの これまでも これからも」グランマ・モーゼス パンフレットより
素敵な人生100年・・・私もまだまだいけそうな気がしてきます。この展覧会をすすめて下さったT・Iさん有難うございました。





台風の季節

2021年09月19日 | 


ケイトウ・風で倒されること無く元気です




台風14号、変わった台風でしたが当地は大したことも無く過ぎました。
それでも前日にはどうなるか分からないので準備だけはと思い、朝顔のネットを片付けて、鉢を取り込んで、メダカの鉢は雨の振り込まない場所に移動して、あとニガウリのネットはどうするかと。大きめの実は収穫してもまだ9月いっぱいは楽しめそうに元気なので欲張ってそのままに、今回はそれで正解でした。
台風が来るたびに昔々の伊勢湾台風を思い出して、通り過ぎるまで心配で落ち着きません。幸いわが家は水の心配もがけ崩れの心配もない所ですが、築40年近い木造住宅、風が心配なのです。毎年毎年、心配して台風シーズンが過ぎればそれも忘れてこの家に住み続けています。「そこを売って引っ越して来たら」と友人は言いますが、住み慣れた土地からそう簡単には引っ越せませんし、建て替えなんてとんでもないこと。死ぬまで心配しながら、スーパー台風が来ない事を祈りながら住むことになるだろうと思っています。死ぬまで住む、これも出来ればの話、知人の何人も家を出て施設に入られましたから。まぁそんな先のことを心配しても仕方がない。とりあえず台風ひとつ避けて通ってくれてやれやれ。
今年もまだまだ台風シーズンは続きますね・・・。





今月いっぱいはまだと欲張ってそのままのニガウリ・部屋から外を見て  9/19

児童書は面白い

2021年09月16日 | 風景


公園フラリエで





4年生の孫ちゃんと時々スマホのメッセージでやり取りします。電話機能は私には聞き取りにくいので、文字のメッセージが便利なのです。

先日は読書の話題になりました。小さい時からよく本を読んでいるようでしたが、緊急事態宣言下の学校ではで鬼ごっこ禁止になって余計に教室で読書する機会が増えたのだとか。今どんな本を読んでいるのと聞くと、孫ちゃんお気に入りでお勧めの本を教えてくれました。
 ロアルト・ダール作 「マチルダは小さな大天才」「チョコレート工場の秘密」「魔女がいっぱい」
「他にも面白い本があるから、是非読んでみて♡」ですって。

私にとって孫ちゃんはまだまだおとぎ話の絵本を開いているイメージなのですが、いつの間にか読書を勧めてくれるようになっていました。
今年の夏には孫のミュージカル発表会があるはずでした。演目は「オズの魔法使い」、どんな話だったかしら。ずっと昔に絵本で見たことがあってもほとんど覚えていないので図書館で借りて読みました。あれからいくらも経っていないのにまた孫ちゃんお勧めの本を借りに児童図書のコーナーへ。受付で読みたい本のメモを渡すとすぐ書架の場所を調べてもらえて、無事に借りられました。
時計を見ると11時、帰りにテイクアウトのお弁当を買うつもりでしたので、少し時間をつぶしてから出ようと思い1階ロビーのテーブル席で気楽に読み始めたら、これが面白い。もう少しちゃんと読もうとテーブルの上を整えて、自販機で水も買って腰を据えました。それから2時間、まだ読み終わりはしませんでしたが、やっと立ちあがってお弁当(丸亀製麺・うどん弁当)を買って帰りました。










家に帰って続きを読んで、結局3時間余りかかって読了。面白かったです。
孫ちゃんに話すと「私は45分位で読んだけど」と。何をするにもゆっくり時間がかかるようになりました。でも、時間はあるのですから気にしないで自分のペースで読もうと思います。児童書といいながら大人が(ババですが)読んでもこんなに面白いなんて、思いもかけない事でした。これからも時々は孫ちゃんお勧めの本も楽しもうと思っています。





図書館1階の自由に使える机・飲食も可
3・4階の閲覧室よりこちらの方が開放的でいい感じ
窓の外の名古屋城外堀の石垣と大きな木も素敵です

益虫と言われても・ハエトリグモ

2021年09月13日 | 


庭の小さなサルスベリ


「朝の蜘蛛は縁起がいい」と聞きますが、私はもともとあの姿が好きではないし、見かけてもできれば避けて通りたい。外でならていねいに張られた網はそっとしておくくらいの優しさはあります。それは外でのこと、家の中で同居などはもってのほか。昔は手のひらほどもある足の長い蜘蛛が天井近くにいたこともありますが、この頃は見かけなくなりました。ところが、夏ころから真っ黒で1センチくらいのハエトリグモが室内の壁に止まっているのをよく見るようになりました。検索してみると「小さな虫を食べる益虫」とあります。人には害を加えないし1日で体重の10%くらいの餌を食べるのだとか。夏の間、窓は網戸にしてあって戸の間は隙間がいっぱい。小さな虫はいくらでも入って来るでしょう。それを食べてくれるのならそっとしておこうと見守ることにしていました。

それが8月下旬から蜘蛛の数が増えた気がします。洗面所にいたかと思うとお座敷の襖にとまっている。白い壁や襖に真っ黒な蜘蛛は気持ちよくない。でも、益虫だしと思って見逃していたら、先日使用中のパソコンのキーボードにポンと飛び乗ってきたのです。いつもの真っ黒ではなくて少し灰色がかったヤツです。追っても10センチほど逃げるだけ、同居は許しても同じテーブルは許せません。実力行使!排除です。

いつか新聞で見たハエトリグモの捕獲方法を試してみました。透明なペットボトルをそっとかぶせると中に入るのでそのまま外へ持って行って放すという方法です。ペットボトルを掴んでそっと近づけるとピョンと飛ぶ、また近づけるとピョン・・・観察すると飛ぶのはいつも前方らしいのでゆっくり少し前方からそっとかぶせると成功!ペットボトルの小さな口から自分で中に上がって行きます。外で下を向けて振れば出て行きます・・・が、よく見ると落ちる時に糸を引いているのにビックリ。巣を作らない蜘蛛なのに落っこちる時はとっさに糸を出して身を守るようです。それからほぼ毎日、1匹ずつつかまえて計5匹、と言う事はわが家はエサが沢山あるということ。蜘蛛がいなくなって今度はどんな虫が増えるのでしょう。それも困るのですが・・・蜘蛛か虫か、もう冬まではしかたないことのようです。






付かず離れずの関係でいたかったのですが・・・

スマホで計測すると

2021年09月09日 | 風景


夕方・ユリノキの並木道





今日は朝から傘をさして出かけたのに昼前に帰る頃は晴天!気持ちいい青空をしばらく見上げていました。
青空と共に暑さも戻ってきましたが・・・

暑かったリ長雨だったり、オリンピックを見ていたりと、夏の間に散歩をサボったせいか体力が落ちて来た気がします。涼しくなってきたのでここしばらくは真面目に歩いています。
きのうの夕方、小雨の中をユリノキの並木の下を通ると傘にバタバタと大きな音、高い木から滴る雨粒でした。少し低いケヤキ並木の下ではポツポツと軽い音、木がない所の小雨の音は聞こえない。マンホールで滑らないよう足元に気を付けながらの散歩でした。

スマホの距離を頼りに1キロ歩いて「今日はここまでにして戻ろう」と同じ道を通って家に着くと1・9キロ。1キロを往復したのに、なぜでしょう。違う日には同じ道で同じ場所で1キロに満たなくて、930m。単に目安としているだけなので少々のことは違ってもいいと思いながら、スマホって結構いい加減だなと。本当はスマホに正確な数字が出ないのは私がスマホを手提げ袋にに入れたりポシェットに入れたり手で持って歩いたりと日によって条件が違うせいだろうと思っています。正確ではなくてもスマホ頼りに体調と相談しながら1キロの往復にするか1・5キロの往復かと、続けていけば、体力も脚力も戻るはず。いずれ遠からず自由に旅に出られる日も来るでしょうから、その日を目指して歩きます。


種を運んだのは・・・

2021年09月05日 | 



枇杷の芽




狭い庭にも草は忘れず生えてきてそろそろ草取しなくてはと庭に降りると、隣家との塀際に見慣れない葉が開いたものが何本か。手に取ってよく見れば小さくてもこれは枇杷の葉、根もとにはまだ種の皮をつけたままです。その真上の屋根には6月に大量の種を見つけた所です。結局、種を持ってきた犯人はハクビシンだろうとなったのですが、その時ひさしから庭に落として集め損ねた種が芽吹いたらしい。何本も抜いた中から2本だけ部屋に持って来てちょっとスケッチ。スケッチしながらいろいろ想像しました。ハクビシンがどこかの庭の枇杷の木に登ってモグモグ実を食べて、ゆっくり食後を過ごす場所を探して、ここなら安心とわが家の庇まで来て、種を落として(フンですが)、それがまた庭で芽吹いて・・・森ではこうして広がって行くのだろうと想像するのは、ちょっと楽しい事でした。広い庭があれば1本くらい育てるのに、それは無理。でも、捨てられなくて水を入れた鉢に入れました。あれ以来やって来ないハクビシンはどこにいるのでしょう。以前メダカの鉢を荒らしたのはハクビシンではなく子猫だったようで、今は親猫と子猫2匹で夜明け前か日暮れてすぐの薄暗いころにメダカの鉢の水を飲んでゆきます。3匹だったはずの子猫、大きくはなったけれど見かけるのは2匹・・・なのです。

庭のムクゲも、マンリョウも植えたわけではないのに庭に育っているのは、たぶん鳥のおかげでしょう。そしてわが家の実は鳥に食べられて次は何処で芽を出してるのだろうかと思っています。





 
ハナトラノオ・きのうの強い雨でたくさん散りました


食欲をなだめながら・・・

2021年09月03日 | 


色づき始めたノブドウ






9月に入って涼しくなると急に温かいものが食べたくなりました。素麺はにゅう麺にアイスコーヒーはホットへと。
暑くても寒くても私はいつだって「食欲がなくて・・・」なんてことは無い。若い頃は夏になると夏バテで2・3キロ痩せましたが、家にエアコンが付いたころから、夏も冬も食欲は変わらず、結果、太ります。同年代の友人は「夜にお肉など食べると朝は食べられないわね」とか「この頃は量もそんなに要らないわね」と言いますが「ふ~ん・・・なんで?」。私はお肉を食べたらますます元気、食欲も余計に出てしまいます。母も胃がんで亡くなる数か月前でさえ味噌煮込みうどんを平らげて食後は不二家に寄ってケーキとコーヒーで満足というほど、そんな風に食べられたのは幸せだったと思います。太って困っていた母、私の体質は母似のようです。

食べられることは幸せでも、太れば足腰に悪いので、私にとっては毎日が食欲との闘いです。自分をなだめながら今年3月から3・4キロ減量、1キロ減量すると体脂肪率も1%減ってちょっと嬉しい。でもこれから秋は食べ物の美味しい季節、これを維持するのは大変な事。自分との戦い激化は必至です。
ホカホカの新米、炊き込み御飯、美味しく出来てもお代わり禁止、大盛禁止でしょうね。自分で作ったルールに沿ってひたすら健康寿命のために頑張らねばと思っています。頑張ってどうするかって、コロナが終わったらまだまだ楽しみたいことが沢山あるからなのです。あれもこれもと・・・ですから体重計と相談しながら頑張らねば!

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