1匹だけのオンブバッタ
9月も今日で終わり、でも日中はまだ暑い。暦の上で9月は夏ではないし、天文学的な区別でも秋分から秋、なのですでに今は秋。朝夕も涼しくなったし、と思いながらいまだに庭のニガウリのネットを外さないで夏を引きずっています。枯れた葉があちこちに引っかかっていてもう美しくないし、明日から10月。取り外す時期が来たようです。穏やかなお天気にボンヤリ眺めていると、ニガウリの葉がピョンと揺れました。天気予報は夕方から雨と言っていたのにもう雨かなと、目を凝らすと葉を揺らしたのはオンブバッタ。背中に誰もおんぶしていなくて色もくすんでしまってる。隣のサクランボの鉢にいて葉を穴だらけにしたのはこの子かな、その時はオンブしてたはず、一匹だけになってニガウリを片付けたら行く先はあるのかしら。
表の朝顔の蕾を食べて花をぼろぼろにしてしまった夫婦のオンブバッタ、朝顔のネットを片付けてからこの頃見かけない。どこへ行ったのかちょっと気になります。
私は暑い夏は嫌いです。それなのに涼しくなるとなんだか寂しい。旺盛に葉を広げていたニガウリの葉が少しずつ黄色くなって枯れはじめ・・・自分と重なって見えてきます。そんな気持ちになるのはやっぱり秋なんでしょう。
でも、10月から緊急事態宣言が解除されて県外の旅も出来るようになれば、待ちに待った時節到来!なんだか寂しいなんて言っている場合ではありません。田も山も海も古都へも・・・実現できる日も近そうです。状況を見ながら注意して用心して行動するつもりではあります。
イヌタデが好きで植えました