折々スケッチ

小さなスケッチブックやハガキに水彩と鉛筆ペン等で描いた絵を中心に、感じたこと等日記代わりに添えています。

「虎に翼」の裁判所ロケ地

2024年04月13日 | 名古屋市政資料館

名古屋市市政資料館(再掲載)



4月からの新しいNHK朝ドラ「虎に翼」をとても面白く見ています。ドラマの展開とは別に法廷場面や背景に名古屋の建物が出て来て時々名古屋のドラマかと錯覚してしまうほど身近な気がしています。裁判所の中で近くのオジサンが標準語で話しかけるのは、あの年代のオジサンなら名古屋弁じゃないの・・・あぁ、ドラマの舞台は名古屋じゃないんだと気が付く自分に呆れています。それでもまた、あの噴水の前を通って裁判所へって、遠いけど・・・そうか、この場面は名古屋じゃないんだとまた気づく。

法廷場面の裁判所は大正11年(1922年)当時の名古屋控訴院・地方裁判所として建設され昭和54年(1979年)まで名古屋高等・地方裁判所として司法の中心だった建物です。現在は国の重要文化財に指定され名古屋市市政資料館となり無料で公開されています。

13日土曜日の9時過ぎ、いつもは静かな資料館を見学の方やカメラを持って建物を眺める方などが次々来られるのは、やはりドラマの影響だろうと思います。ここは建物の周りに色々な桜が時期を替えて楽しめるので私の散歩コースの一つでもありますし、ドラマのおかげでここに寄る機会が増えそうです。



名古屋市政資料館 2024・4・13 


入り口を入って中央階段を見上げる


中央階段 2階から見上げる 4/13


  4/13


現在の名古屋高等裁判所  4/13
機能的ではあっても100年後には…




庭園の八重桜(再掲載)


追記

2024・4・13 夕刊1面記事 ここでの撮影は昨年12月と今年2月だったとか

名古屋市政資料館の桜

2023年03月15日 | 名古屋市政資料館


市政資料館



東京では14日に桜が開花したとか。名古屋もポカポカ陽気なので開花宣言は間もなくだと思います。
このところ予定が立て込んだ日が続いていましたが15日は何もない日。朝からの晴天に家にいてはもったいなくて名古屋市政資料館へ。ここには何種類もの桜があり早咲きの桜から八重桜まで長く楽しめ今はオオカンザクラが満開。少し濃いめの花色が青空に映えてその枝に飛び交うメジロの数の多い事。時々シジュウカラも混じってこんなに鳥がいるんだと近寄って眺めていたら、大きなカメラを抱えた鳥撮りさんのお邪魔をしたようです・・・。





オオカンザクラ



もう一つの目的の市政資料館3階で開催中の「いま、谷川徹三に触れる」展へ。



この階段の上が3階の会場
国の重要文化財に登録され、「坂の上の雲」「花より男子」等などのロケ地にもなっています


 
私には最もご縁がなさそうな哲学・・・ですが息子さんの谷川俊太郎さん訳のスヌーピーや絵本、阿川佐和子さんとの繋がりなどをテレビで知って私も少しは知りたいと出かけました。
「僕が哲学にはいったのも言ってみれば幸福になりたかったからだとも言える」出典・VⅡ幸福論『九十にして惑う』
幸福になりたい・・・難しそうな哲学もあたりまえの事から始まるのだとなんだか安心するような気になって知的なお髭の写真にちょっとは親しみを感じたりして。ほんの短時間でほんの少し大きな足跡の端っこを見せていただいてきました。ひっそりと小さな展覧会でした。


外に出ると建物をスケッチする男性がいらして見せていただくうちにこの苦手な建物を私もスケッチする気になりましたが…やはり形が複雑で難しくて今回もお手上げでした。
今まで近寄らなかった世界と描くのに難しかった建物、そんなことよりも明るい春の日に良い時間を過ごせたのが一番の収穫だった気がします。

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