五箇山菅沼集落
白川郷の次は五箇山へ移動、五箇山は車が無いと行くことが難しい所。まだ見ていない雪の風景を是非見たかったのです。
白川郷では時折青空も見えたのに峠を越えると景色は一変、細かい雪に辺りがかすんで見えました。道路は除雪されていますが道路以外の積雪の多さにいよいよ!と期待が膨らみます。
飛騨の白川郷・越中富山の五箇山集落群を合わせてユネスコの世界遺産に登録されました。その五箇山は庄川沿いの菅沼地区と下流の川から少し離れた相倉地区とがあり今回は訪れたのは菅沼地区でした。
菅沼地区の自由時間は1時間。集落を見下ろす高台の駐車場からエレベーターで降りて粉雪が舞う中を集落の中を歩きます。
何年か前に来たときは秋でしたから、合掌家屋の戸は開け放たれて縁側などにも土産物などが並んでいました。が、今回は家の周囲に雪囲いがされていて、入口の看板でやっと店が開いているのが分かるほど家々は閉ざされて改めてここは豪雪地帯なのだと思いました。集落の中の歩道には雪が無いものの辺りの雪の厚みに見とれて、ふんわりと見える表面に触れてみると凍ってガリガリ、気温が低いのでしょう。それでも傘をさして夢中で写真を撮りながら歩けば寒さを感じる暇はありません。
エレベーターを降りてトンネルを抜けると最初に見える風景
少し高い道から集落を見る
カメラを据えている人が数人、ここは撮影ポイント
駐車場のエレベーターを降りて右に行くと「菅沼集落」、左に行けば「五箇山合掌の里」。先ずは菅沼集落を早回りして数年前に訪れてとてもいい雰囲気だった五箇山合掌の里にも行ってみました。ここには移築された合掌造りが13棟あり宿泊も出来、運動広場などもある体験施設です。と言うことはこの時期に利用する方が少ないのでしょう。主要な道以外は除雪されていない。ザクザク雪の中へ入って行く元気はないので遠くから眺めるだけになったのが少し残念でしたが、再び思い出の場所に立てただけでもうれしくて雪降る中でしばらく眺めていました。雪が降り止まずスケッチは出来なくても写真から描いてみようとたくさん撮りました(スマホで)。
合掌の里への道
五箇山合掌の里
帰路の車窓から
集合時間に遅れないようにバスへ。この頃にはもう私の膝は限界を超えたらしくて歩くのを拒否。バスのステップを上がるのもやっとの事でした。それは別にして、とても充実大満足の1日でした。
後は一路名古屋へ。途中の分水嶺に当たるひるがの高原を過ぎると高速道路に沿って流れるのは太平洋に向かう長良川。白川郷の庄川は日本海へと流れます。車窓からすっかり雪のない低い山に沈む夕日を見送ってネオンが美しくなる18時過ぎ無事名古屋に到着。家について歩数を見たら13,718歩。よく頑張った脚を労ってマッサージしてシップも沢山貼りました。
例年ならばいいなと思えばパッと電車やバスで出かけたのに何だかグズグズ。ツアーなら乗れば連れて行ってもらえます。自由がないと言いながらも便利なツアー、また利用したいと思っています。
五箇山合掌の里への道
今日の絵は家に帰って写真から描きました
◎今回の「雪の白川郷・五箇山バスツアー」は、これでおわります。