折々スケッチ

小さなスケッチブックやハガキに水彩と鉛筆ペン等で描いた絵を中心に、感じたこと等日記代わりに添えています。

あちらでもこちらでも・・・

2020年02月29日 | 
  「鉢植えのガーベラ」



私はスギ・ヒノキから雑草にも反応する花粉症。2月から5月いっぱい要注意です。
朝に1回だけの点鼻薬でかなり楽になっていますが、外ではマスクも必要です。その大事な点鼻薬が残り少なくなっているので、きのう掛かりつけ医院へ行きました。前回行ったのは2月8日、その時は開院が9時とあるのに8時半過ぎに着いた時には待合室に患者さんが7・8人も。これでは余計な病も拾って来そうな気がしてきのうは8時半前に行って見ました。私の前には健康診断のシニアさんが一人。早く来てよかったと思ったものの9時前になって私が呼ばれた時には次の患者さんは誰もいません。帰る時になってやっと一人見かけましたが、待合室はガラガラのままです。世の中から病気が消えてしまったのか、単に外出自粛でしょうか。不思議な光景でした。

家に帰ってから可燃ゴミの大袋が切れているのを思い出してドラッグストアへ。
なぜだか店内が大賑わい。マスクは無いはずですし特売の雰囲気でもない。それなのにレジには今まで見たこともない程の長い長い列ができています。皆さんカゴやカートに品物が一杯。休校の実施のせいで買い込んでおられるのかしら・・・と思っていたらトイレットペーパーとティッシュペーパーを下げている方が多いのです。その時は全く知りませんでしたが、トイレットペーパーが不足するというデマが流れたのだとニュースで知りました。ちょっとしたデマでもあんなに人が動くなんて驚きです。夕方散歩に出かけたらまだトイレットペーパーの大きな袋を下げた人たちを見かけました。いくら在庫があってもみんなで買い溜めしたら棚は空になるでしょうし、空になった棚は不安をあおります。学校の休校、各種施設の休園が発表されていよいよコロナがと・・・こんな時にデマは広がるようです。気をつけないとまた次の何が出てくるか。

私は、災害時にトイレットペーパーは必需品だと思って余分に買ってあります。これは備蓄、買い溜めとは違いますからね。

優先順位は

2020年02月27日 | 
  「ミニシクラメン」


新型コロナウイルスの感染拡大のニュースが続いています。

絵の教室でも「コロナの影響でスポーツジムが閉鎖されてしまった」とか「心配だからジムにはしばらくは行かない」と言う方、「ツアーをキャンセルした」と言う方もあって不安が広がっています。

今、教室では5月の展覧会に向けて準備の最中なのですが、シニアさんが多いのにバスや地下鉄を利用して集まるのは感染が心配になります。考えてみれば展覧会が近いとはいえ単なる趣味の会なのですから健康を心配しながら集まることは無いと思えました。
2月最後の教室だった今日は皆さんに「とりあえず3月前半はお休み」とお知らせしました。それ以後のことは状況次第です。
早々と3月前半を休みにしてしまったことを「心配し過ぎだったねぇ」と笑い合えたらそれはそれでいい事だと思います。

このブログを書いていたら「全国の小中学校、高校に臨時休校要請」と言うニュースが流れました。
趣味の会のお休み位は仕方のない事態のようです。何とか無事に過ぎますように・・・

何処かへ行きたくて「四間道」へ

2020年02月26日 | 風景
  「四間道」



新型コロナを心配して公共交通機関を使って遠出するのを自粛しています。
となると車を持たない私には歩くか自転車しかない。この自転車は娘からのお下がりで幼児を一緒に乗せるためのごつい電動です。先日の三連休最終日は良く晴れたのでどこかへ行きたくて、名古屋城の南西にある「四間道」に行ってきました。ここは家から自転車なら20分ほどなのに行くのは久しぶりです。
連休の晴天、街歩きの行事もあるらしくパンフレットを持って歩く方を沢山見かけました。
人通りがある狭い道路でのスケッチは難しい。平日の静かな日に出直さなくちゃと思っています。



  「路地から四家道を見る」


「四間道」は江戸時代(1700年)尾張の城下町で1600軒余りが消失する大火があり、その後に防火のために道幅を四間に広げたことで「四間道・しけみち」と言われています。道の東側には防火のために石垣の上に土蔵を立てることを奨励したことから白壁の土蔵が並ぶ街並みが出来ました。昭和20年の空襲を免れた所が多く今も土蔵と共に周辺には細い路地が残っていて民家の屋根には名古屋独特と言われる屋根神様もいくつか見られます。昔は屋根神様も市内のあちこちあったのですがどんどん消えてしまいこうして屋根にまつられている所は貴重です。
ただ、以前と比べると近くにビルが増えて四間道も少し整備され過ぎた感じもします。路地のモザイク張りなどはちょっと気になりますが人を呼び込むには小ぎれいにしなくてはならないのかもしれません。古い建物を活かしたオシャレな食事処も増えました。取り壊されずに古いものを残して街が賑わえばありがたいと思うべきなのでしょう。



「屋根神様」


  
「四間道」右下にあるのは防火用水、昔あちこちにありました



「四間道から脇に入ると路地が残る」

妙な電話

2020年02月25日 | 

「ミモザ」




固定電話にかかってくる電話の半数以上がセールスです。それでも固定電話の方が安心感があって止められません。セールスで多いのは外壁塗装、古着宝石の買い取りか不動産屋さん。外壁は3年前に塗り替えて売るほどの宝石も着物もないし自宅を売ったら住む所がない。先日かかってきたのが「こちらはサポートセンターから電力ガスをまとめて安くなるプランのご紹介です」と言うものです。我が家はもう電力会社にガスもまとめて支払っているのですから「もうまとめていますので結構です」と切ろうとしたら「今お使いの半額程度になります」と言われてつい聞いてしまいました。「どこの会社ですか?」「サポートセンターです」「会社の正式名称は?」「サポートセンターです」ここで切りました。サポートセンターが正式名称の会社なんて変。電力とガスをまとめる話でサギなんてあるのかな?でも、怪しげで狙われている気がします。分からない事には近づかない事だと思います。


ピンポーンと鳴らして来るのは宗教団体か外壁塗装。これはインターホンで断ればいいと思いながらつい出てしまってからしまったと思います。ピンポーンと鳴らして壁を塗る気にさせたり宗教に入ったりするのかしらと不思議ですが無くならないと言う事は成果があるのでしょう。今度はインターホンが鳴っても画像を見て確かめようと思っていたら誰も写っていなくて「?・・・」と思ったらいきなり義姉の顔のアップが「アレ居ないのお?」と。「前に立ってよ!」古い機械なので前に立ってくれないと見えないのですっ!

自分の家にいても少しは身構えていないと隙あらばと何処かから何かがやって来る。
そのうえ花粉にウイルスも飛んでいたりして明るい春を待っているのに困ったことです。




春が近いのに・・・

2020年02月22日 | 
 「リュウキンカ」庭で咲き始めました



梅も盛りで春も近いのに新型肺炎がどこまで広がるのでしょうか。
名古屋市内では感染者が利用していたと言われるスポーツジムが20日から閉鎖されたと新聞で知りました。

名古屋駅近くで展覧会を予定していた友人は新型肺炎を心配して出品を取りやめたと連絡を受けてこんなところでも影響があるのだと思っていました。
そんな時、他県に住んでいた義姉が亡くなったと知らせを受けて、私が新幹線と在来線を乗り継いで行くつもりでいると「新幹線の移動では何かあってもいけないから・・・」と心配され急きょ参列は取りやめになりました。田舎に独り暮らしの義姉とはこの頃会う機会もありませんでしたが子供が小さい頃は我が家で正月を過ごしたり夏休みには私たちが出かけたりしていました。そんなことも思い出しながら葬儀の時間には家で一人手を合わせました。改めて新型肺炎の影響の大きさを知るとともに気持ちの沈む出来事でした。


  



「余り出かけないように、出かける時は自転車で」とLINEでしばしば娘に言われています。
以前私が個展をさせていただいた名古屋駅前の喫茶店で素敵な花の絵の加藤喜久美先生の個展が開かれていて、ここは是非にと思い子供の言う事も聞いて自転車で出かけました。名古屋駅のかなり手前の駐輪場に自転車を止めて(近くは一杯で大抵止められない)少し歩きました。
花粉症もあるのでマスクはちゃんとしています。
通りはキャリーバッグを引いた人たちが大勢行き交っていてほとんど外国人に思えます。名古屋駅前なのだから当然なのですが、今のこの時期にはもっと少ないかと思っていたので意外です。すれ違うくらいは心配ないと思うものの信号待ちで止まるとつい距離を置いている私です。

春が来るのに「出歩かないでね・・・」と言われてばかり。この騒ぎが早く収束してスッキリ安心できる春が待ち遠しいです。

鍼(はり)体験

2020年02月17日 | 身のまわりの物
  「ドライフラワーと私のメガネ」




今年に入ってから膝の不調が再発してまた治療院へマッサージに通っています。そのおかげで膝の痛みも首の違和感も少なくなりました。もう少しよくなれば回数を減らしてもいいかなと思っていますが、今はまだまじめに週に1回通っています。機器は使わず手でのマッサージだけ。これでずいぶんよくなったのですが「鍼もやってみますか」と言われて「怖いからいいです」と即お断りしました。でも、使用する鍼を見せていただくと極々細い。以前一度だけ体験した鍼はもっと太くて長かった気がします。その時は子供をおんぶして首が痛くなった50年以上前の事。こんなに細い鍼ならやってみようかと思い直してお願いしました。

マッサージの後「初めてなので軽くしますね」と可愛い鍼灸師さんが首と肩に何ヶ所か鍼を打ってくださったようです。私はうつ伏せになっているので見てはいませんが、ちょっとひっかくくらいのピッとした刺激があるだけで終わりです。起き上がって首を回すと背中から引っ張られている気がしたのがかなり楽になりました。帰り道では背中がじんわり暖かくて不思議な感覚でした。それが先週の事。
それから1週間たって今日は2回目、肩のまわりから重しが取れたような感覚は久し振りの事です。
膝の痛みで通い始めたのに、ついでにお願いした肩が楽になったのが嬉しくて・・・ブログに書いています。
鍼も治療のうちなので料金は変わらないとのこと。この治療院は治療ではない美容のための鍼に通われている方もあるようです。ポスターには顔に沢山の鍼の写真・・・これこそ怖いことです。

整形外科に通っていた時は、膝に溜まった水を抜いては薬を注射してあとは痛み止めの薬を飲んでいました。マッサージに通い始めたら水はたまらないし、痛みも少なくなりました。注射や飲み薬は身体に良いことはないと思います。以前なら治療院は怪我かお年寄りが通うところで自分には縁がないと思っていたのに・・・今は技術の腕だけで治療する鍼灸院、接骨院の良さを見直しています。


  「ペンギンと私のメガネ」

まさか そこまで・・・

2020年02月16日 | 風景
  「五箇山 2020・1」



新型肺炎の拡大が続いて、近くのドラッグストアからマスクや消毒用の薬剤が消えたままです。

数日前、友人から「2週間くらいは籠城できる食料を備蓄してる?」と言われました。「まぁ1週間くらいなら何とかなると思う」と返事して「何のため?」と聞くと新型肺炎が広がって出歩けなることを心配してのことでした。地震対策ならともかく、まさかそこまでは心配のし過ぎと答えました。
そして昨日、買い物で出会った知人が「1ヶ月分位は食糧を買っておいた方がいいかしら」といいます。「え~・・・」と私。そんな話が広がっているのでしょうか。いくらなんでも・・・ここは武漢ではないのにと思います。
目に見えないウイルスによる未知の体験なので不安と憶測が重なってささやかれるとますます不安がふくらむのでしょうか。こんな時にデマや流言飛語が広がるのだと思います。
「デマは信じない。私は冷静だわ」と思いながら一方では余分に缶詰と乾麺を買っておこうかしら、などと思うのだから流れに巻き込まれずにいるのは難しい事です。こんなことをブログに書くこと自体デマの拡散になるのかしらとも思っていますが・・・。

科学的根拠があって備えることは必要でしょうが、不安をあおり過ぎる報道もどうかと思っています。
3・11の時のように情報が隠されて政府発表も関係機関の発表も信用できなかった経験がふと思い出されてしまいます。「正しく恐れる」と言う言葉だけではなくて正しい情報を伝えていただきたいものだと思います。
それよりも何よりも例年より早い春風が吹いてウイルスをやっつけてくれて明るい春が来ることを祈っています。

ゆとりの時間

2020年02月14日 | 
    


12日に気づいた並木のオオカンザクラの開花、春のような気温が続いて13日に見るともう何本もの桜が咲き始めていました。咲き始めたと言っても一本に少しずつでよく見ないと分からないほどです。
見上げていると通りかかった人が立ち止まって一緒に見上げたり、少し先の木では指さしながら話に夢中の方も。ちょうど下校時間でセーラー服の学生たちが通りますが誰も桜を気にしない。友人同士の話や興味のあることが沢山あるからでしょう。桜に気づいて見上げるのはシニアさん達。現役のサラリーマン風の方や若いママは脇目もふらずに通り過ぎます。日々の暮らしに忙しい若い人たちには一つ二つ咲いた桜などは眼中にないようです。

ほんの少し桜が咲いたのを見つければ用もないのに翌日も見に出かけ、きれいな夕陽を見ると家に入るのも惜しくて寒さをこらえて立ち止まる。時間の余裕と心の余裕が持てる今だから楽しめること。このゆとりの時間を大切にしてあと20年元気でいれば20回もワクワクする春に出会えるのですから、チョットは身体に気をつけて過ごさねばと・・・少しは考えて少しは実行しています。


    

桜が咲けば・・・

2020年02月12日 | 
  「春 桃」


「春 ヒヤシンス」 




12日朝はきれいな青空の下を自転車で出かけて夕方帰る時は曇り空。夜には雨の予報です。
帰り道、早咲きのオオカンザクラの並木道を走っているとカメラを構えている方を発見!自転車を止めて見上げれば1本だけ咲き始めています。曇り空の夕方近くなので見上げると影絵のようですが、確かに咲いています。
「早いですよね。鳥も来ていますよ」とカメラを構えたオジサン。私もスマホで狙いましたが、咲いているのは上の方でうまくは写せません。「咲きましたか?」と声がしてシニアご夫婦が見上げています。「今年は早い気がしますよね」と話が始まりました。昨年はいつだったか記憶には無いのですがその場の人達が「早いですよね」と言うので私も「そうですね」と。
桜が咲けば人が集まって知らない人同士でも話の花も咲く。1キロ以上続く桜並木のうち花が咲き始めているのに気が付いたのは2本だけ。なんにでもあわてて駆け出すものがいて、それがまた注目される。みんなが待っている春なのだからなおさらです。
毎年他よりも少しだけ早く咲くので新聞やテレビに取り上げらる住宅街の桜並木。飾りの提灯も幟もありません。それがまたいいのです。
いよいよ春が近づいて来たなぁと思いながら自転車漕いで帰ってきました。



「オオカンザクラ」
私にはこれで精一杯の写真です

日曜日の繁華街

2020年02月10日 | 
  「クリスマスローズ」



日曜日の午後は絵の同好会で街の中心栄町に出かけます。昨日は自転車で人の少ない道を選んで大回りして会場近くの公園の駐輪場に止めました。そこからは歩いてすぐの場所。バスで行くときは降りてから会場まで三越、松坂屋、パルコの前を人混みの中を歩いて行くのが大変でした。日曜日の午後は大混雑なので真夏以外は雨さえ降らなければ荷物も積んで走れる自転車が便利。

仲間のKさんが「今日は地下鉄を降りて地上に出ても人が少なかったわ」と。
松坂屋近くに住むIさんも「この頃少し静かな気がする」「みんな出かけるのを自粛しているのかな」と。会が終わった5時半ごろに外に出るといつもだったら地下鉄の駅から松坂屋の方まで人ばかり、地面などは見えなかったのに昨日は歩く人の間にずっと向こうまで歩道が見えました。中国からの観光客が減ってそうでない国の方も自粛して街が静かなのか、消費が落ち込む2月のせいなのか、バレンタインも近いのに。でも、自分のことを思い返せば用がなければ繁華街には近づかないし外国人も一緒のバスツアーは敬遠しています。やっと雪が降った白川郷も行きたいけれど今年は我慢です。
こんな変化が身近でも起きていたことに驚きました。







やたら外国人が目立つ繁華街は好きではありませんが、新型肺炎が理由の静かさでは困ります。少しでも早く収束して元の賑わいを取り戻して欲しいと思います。




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